1. グラディエーター
一番萌えたのは、冒頭のゲルマン人との戦いのシーン。歴史オタでは ないので詳しいことはわからんが、ローマ軍は投石器や火矢とかの進歩した兵器を持ってるのに対し、ゲルマン人のほうはガッツと体力だけが 武器という感じの例えていえば薩摩隼人。なんかこいつらの方が好き。 あと火矢が飛んで行くシーンはCGだろうけど美しかったです。 それ以降もよかったですが皆さん言ってるようにリドリースコットさん らしくないのはなぜ?青空ばかりで雨が降ってないから? 8点(2004-02-02 19:30:39)(良:1票) |
2. プラトーン
《ネタバレ》 エリアスは、兵士としても優れ、人間性も併せ持ったアメリカ兵の理想像、一方バーンズは、兵士としては非常に優れているが、冷酷で尊大。 両者のうち軍隊(現場)にとって必要なのはバーンズです。そのバーンズを射殺することで、監督自らベトナムでの米軍を否定してると思うし、その姿勢は評価できるが、一方で彼らの敵だったベトナム人は、 地下に潜り、トンネルをはりめぐらし、米と粗末な食物を食べながらも あくまでアメリカ軍と戦った事実と比べた時、米軍の敗退は必然かと いまさらながら感じました。プラトーンは米側からベトナム戦争を 描いた作品として精一杯良心的な映画だと思います。 8点(2004-01-08 18:55:49) |
3. フルメタル・ジャケット
これほどすばらしい字幕スーパーは見たことありません。 「アカのおフェラ豚」とか「エスキモーのプッシーは冷凍マンコ」とか。訳者に8点献上。これからは訳者で見る映画を絞りたいと思います。 10点(2003-12-03 15:38:49)(笑:1票) (良:2票) |
4. 未来世紀ブラジル
あのタイプライター型端末というかPC欲しい。車もメッサーシュミットの3輪使うなんて。この監督のセンスすごい好きです。話としては 近所の市役所行ってごらん。あのまんまだよ。ひとの戸籍なんか平気で 見てるし。まあこの監督に1億ドルくらい出して一切口出さないで 映画作らしたら、とんでもない傑作が出来そうな予感がこの映画 からは感じられるけど、近作みるとそうでもないかな。 9点(2003-11-15 09:50:59) |
5. 2001年宇宙の旅
最初の猿の場面妙に好きで、けっこう昂奮します。(馬鹿でしょうか)猿が投げた骨が宇宙船になってから以降は、うーん映像のすばらしさはヒジョーによくわかりますが、ちょっと意味がわかりません。ということで自分が21世紀人よりも猿に近いことを認識させてくれるすばらしい映画です。「みることの出来る者はみなさい。わたしはここにいる」 とキューブリックさんに言われているようで、めげました。 ♪さるにーなるよーってか。 5点(2003-11-12 20:13:19) |
6. 戦争のはらわた
ここのレビューを見て、レンタルビデオで初めて観ました。すんごい 作品です。コバーンが軍曹という設定がいい。リー・マービンと双璧。 それと小隊のメンバーがいい。体臭と硝煙の匂いがしてきそうな連中 達。なにしろ垢が溜まりすぎて防水仕様になっているという歴戦の つわものです。また捕虜のロシア少年兵が可愛い。未だ声変わりも してない子供。小道具のハーモニカ。やはり戦場にはハーモニカでしょ 。こういう現場の丁寧な描写があとで効いてきます。 捕虜という選択さえ存在しない地獄の東部戦線で、苦難の末敵中 突破し帰還した末に待っていたものは・・あのホモの将校に短機関銃 を腰だめでぶち込むのに、一瞬間を置いたところが、カタルシスを 高めました。でもなぜマイヤー中尉をぶち殺さない?!あのフランスで 楽をこいてアビニョンの橋でなんて歌っている俗物になぜ怒りの銃弾を ぶち込まないんだ!と思ったらラストシーンでもっと酷薄な状況が 用意されていました。リロードはどうするんだ?リロード?ハハハ みたいな。この映画を観たら敵味方みたいな二元的な捕らえ方の 他の戦争映画が薄っぺらく感じてしまいます。 10点(2003-11-07 11:37:08)(良:1票) |