1. ダイ・ハード4.0
《ネタバレ》 うーん、ずばりネタの練りこみ不足。マクレーンは「死なない」んじゃなくて「死にそうでヘロヘロなのにくたばらない」のが良かったのに、完全にそこらのどこにでもあるようなご都合不死身人間になっている。性格も娘を持って無鉄砲さがなくなったかな? やたらに「殺す」を用いていたのにも違和感。 ダイハードシリーズの魅力はマクレーンの人間臭さと「巧みな」アクションだったと思う。1ではビルの中を縦横無尽に這いずり回り、時には度肝を抜いて時には奇襲をかける。2でも意表をついて出現したり、敵を的確に嗅ぎ分けて先回りをしたりしている。で、本作でそれが見られたのが消火器爆弾。あれだけだった。実際に「お!」と思ったのは。どうもアクションが派手+マクレーン=ダイハードの構図が製作者にこびりついているようだ。一言で言えば「勿体ない」である。 [映画館(字幕)] 4点(2007-07-11 20:34:37) |
2. 時計じかけのオレンジ
うーん。なんというか、いちいち脳がチクチクするんですが。一言で言えば「強烈」です。ウイリアム・テル協奏曲とか喜びの歌とか、狂気の沙汰を壮大な、軽快な歌で表現するのは反面教師的なものとして一応効果をあげてるようですが、いかんせん精神的に痛すぎる。「芸術ってのはこうなんだよ。分かるか?ほれ、もっと見せてやる!これがハイセンスってやつよ!狂気ってやつよ!」という言葉が聞こえてきそうで。楽しむことは出来ませんでしたが一生忘れないと思います。 [DVD(字幕)] 5点(2006-11-21 11:35:36) |
3. ハリー・ポッターと炎のゴブレット
加速度的に質が落ちております。しかもなんか雰囲気が…と思ったら、ああ!ジョン・ウイリアムズじゃない!夢も希望もなんにもない学園生活を見せられても楽しくなんかありません。ハリーは始終いやいや付き合っているような雰囲気だし。意外だったのは校長が作品を追うごとにアグレッシブになっているところ。 [DVD(字幕)] 3点(2006-09-15 20:58:14) |
4. サンダーバード(2004)
懐かしの番組、とかで人形劇の作品を見かけることはあっても一本丸々見たことはありませんでした。しかし2号の発射シーンはチャチながらもなぜか心躍るシーンであるし、救助メカとかも魅力的で、実写ではどうなるのか、と期待していました。結構面白かったです。日本の戦隊ヒーローもののようでありながらもしっかりと作られていて(映画であるから当たり前かもしれないが)、テンポも良く、楽しかったです。1号の発射シーンは迫力がありました。次はもっと災害の救助をメインに話を作って欲しいですね。 [映画館(字幕)] 7点(2006-06-21 15:32:33) |
5. シャイニング(1980)
《ネタバレ》 好き&ものすごく怖いシーンは「仕事ばかりで遊ばない。ジャックは今にバカになる」の原稿を奥さんが半泣きでめくってる背後から「面白いか?」と声をかけるシーンです。ああもう怖いんだよ。特に静かな場面。いつどこになにが出てきてもおかしくない状況なのでほんとに目が離せませんでした。三輪車と少女二人のシーンなんか飛び上がりましたよ。奥さんも目が飛び出さんばかりで怖かったし…。しかしよくわからんシーンも多かったです。原作を読んでないので分かりませんが、終盤の幽霊が続々登場するシーンで、クマの着ぐるみ着てた人とおっさん。あれはもう理解不能です。 [DVD(字幕)] 6点(2006-06-16 22:47:34) |
6. バイオハザード(2001)
《ネタバレ》 ああ、もったいない。もっともっと面白くできたはずです。クイーン室の攻防とケルベロスとの戦いは面白かったのですが。ゲームに忠実に作ればよかったと思います。洋館から寄宿舎、地下道、研究所へと。特に洋館を期待してた自分としては残念です。まあ犯人が身近にいるのは原作に近かったですが。 [DVD(字幕)] 5点(2006-06-07 11:48:55) |
7. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
監督変わっちゃいましたね…校長も。しかし前の2作を吹っ切る感じでテンポが速くなって新鮮でした。ただ、少しハリーが甘やかされすぎのような気もします。まあそれは原作の通りなんですけれども。ダークな部分が前面に押し出されてきてますが、このままいくとホラー路線に入っていきそうです。始めの頃のわくわく感はもうないです。 [DVD(字幕)] 5点(2006-05-29 14:57:42) |
8. ハリー・ポッターと秘密の部屋
アラン・リックマン大好き。…えーと、前作より新鮮味がなくなった分、物足りなかったです。相変わらず音楽はいいですが。個人的に蜘蛛は大嫌いな生物なのであのシーンは本当にキツかったです。でも監督の手腕がところどころに見られてそれなりに楽しめました。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-29 14:50:18) |
9. ハリー・ポッターと賢者の石
あの大ベストセラーをクリス・コロンバスが!と思って観ました。結構好きです。音楽がジョン・ウイリアムズという事もあって、雰囲気はバッチリ決まってました。普通でない事を当たり前に表現するという描写も良かったと思います。ただ一点…クイディッチはもう少しなんとかならなかったのかな…あの時点でガクンと期待度が落ちてしまいました。「魔法使いのチェス」はかなりの完成度と緊張感だったのに。残念。 [DVD(字幕)] 7点(2006-05-29 14:44:58) |
10. ターミネーター3
《ネタバレ》 見事に期待を裏切られました。ショックです。ラストは、人類が…というよりターミネーターの映画が…と悲しくなりました。「システムの中枢はなかった。シャットダウンできるはずがない」とジョンは言ってますが、それでは「T1」でカイルが言ってた話はなんだったんでしょう?「敵の防衛システムは粉砕され、我々の勝利は明らかだった」そして、スカイネットが『このままでは負ける』と判断してT800を送り込んだわけです。「ターミネーターはスリップした後だったのでコナーは僕を送り出した後、施設を爆破した」とカイルは続けます。中枢システムが存在しない敵の何を突破して人間軍は勝利の目前まで行ったのでしょうか。人間軍が圧倒的有利にならなければ最初のターミネーターも送り込まれなかったことになります。「ジョンが存在している事こそ核戦争が起きる証拠」というのが本作の根幹でしょうが、以上の問題自体致命的なミスであると思います。本当に悲しいです [映画館(字幕)] 4点(2006-05-13 23:40:14) |
11. トゥームレイダー
《ネタバレ》 「インディジョーンズ」をぬるくしたような感じをうけました。「レイダー」ってついてますし。最初のロボットの戦闘はなかなか迫力ありましたが、遺跡の石像戦はちゃちいです。あんなものがあったら現地の人がうっかり触れたりしたこともあったでしょうに。 [DVD(字幕)] 4点(2006-05-03 23:32:53) |
12. エイリアン
《ネタバレ》 ダクトの攻防は「さすが!」と思いました。一人一人狩られていく、そして逃げ場の無い宇宙という空間。うーん怖い。ただ…少し間延びした感は否めません。恐怖を煽る演出だと思いますがちょっと長すぎるかと。でもそれを吹き飛ばすかのような最後の瞬間。「お…星さ…ま…(鼻息)…きゃああああああ!」船外排出! [DVD(字幕)] 7点(2006-04-27 13:43:29) |
13. エイリアンVS. プレデター
《ネタバレ》 プレデターはあんなに物分りよかったでしょうか?個別の映画の中では最高の存在感と圧倒的な恐怖を撒き散らしていましたが二人混ざってしまうと化学反応でゼロになってしまってます。最後のあの怪物、クイーンでしょうか?なぜ20年前に作ったロボティクスのほうが日々進化し続けているCGよりもリアルに見えるのか、製作者は反省するべきです。あと、プレデターは赤外線以外も見えるようですがチェストバスターの動きとかあんなにはっきり見えないはずです。とにかくこれは二つの映画とは全く別物といえるでしょう。たとえビショップが出てきても。 [DVD(字幕)] 2点(2006-04-27 13:26:17) |