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大通り・ヘップバーンさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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1.  パワー・オブ・ザ・ドッグ
Netflixで観ました。 はじめはかったるい西部劇(?)だなと思ってましたら、心理サスペンスと言いますか、スリラーに近い感じに展開していき、最後は敬服しました。 行間を読ませるように説明描写を極力省いてますので、わかりにくいところもありますが、卓越した演出の素晴らしさで見応えのある作品となっています。 自然景観の撮影に魅了されますので、できるだけ大きい画面で鑑賞されることをお勧めします。私は100インチスクリーンにHDプロジェクター投影して観ました。
[インターネット(字幕)] 8点(2021-12-20 13:23:06)
2.  ブレードランナー 2049 《ネタバレ》 
海外では「前作を超えた」という評価もありました。 そうした高評価と同時に日本のメディアによる「大コケ」報道にも触れ、 最大級の期待感とそして一抹の不安を抱きながら、IMAX、3Dで鑑賞。  結論からいいますと、 前作は超えていません。  しかし、2人の逃避行のあと、どうなったのか。 The lost 30yearsを埋めるお話をつくっていただいことに感謝の意を込めて 10満点を差し上げたいと思います。 なぜかというと、2人のその後を知りたくて仕方がなかったからです。  オリジナルが街頭の猥雑さなどに象徴されるように、 空間の閉塞感や狭さが特徴だったのに対して、今作はグレースケールを多用し、 空疎感を描くことで、人造人間の内省を抽象化しているように思います。  1作目のワイワイガヤガヤな雰囲気が一掃されてスキっとした静寂感が、 じっくり時間をかけてシークエンスを描くことも相まって、 「長い。退屈でダラダラしている」などの感想も散見されるところです。  しかし、私などは長いと感じず(お尻は痛くなりましたが)、 重要な場面に付随するであろう別のショットをもっともっと観てみたいと思い 、作品を最後まで思いっきし楽しみました。 また、未来機器などSF的表現も非常にセンス・オブ・ワンダーを感じさせるもので 、現在最高峰の技術とセンスによる、これぞ科学空想映画であると納得させられました。  他の名作への敬愛も感じられます。 折り紙が得意の元同僚をたずねる場面はオーソン・ウエルズしてました。 また、「闇の騎士」トリロジーの最終作で観られた、幼少期における男女 の見間違えを利用したミスリード。 そして、監督自身の加・中東を舞台にした代表作での家族にまつわる衝撃の真実。  世評では、AIホログラムが人気ですが、私はウォレス社CEOの腹心の方が好みでした。 タイトスカートまとったきれいなシルエット。回し蹴りの切れ。ブラスターを発火 させるときの手首を素早く上げるリアルな反動。そして前髪のデザイン。 こっちの方が全然いいです。  総じて、前作は超えてませんが、続編としても単体として堂々たる作品です。 迷っているのでしたら、鑑賞をおすすめします。  [要注意:このレビューにおける最大級のネタばれです] 本当は、こういう展開が好きでした。30年前に逃亡した2人が辺境地で 今でも生きながらえて(劇場版ではタイレル社の秘書は寿命4年制限なしとのナレあり)、 ひっそり暮らしていて、ブクブクに太っていてもいいから秘書役の役者本人に出てほしかった。 そしたら号泣してたと思います。でも、ああいう登場の仕方でもいいです。 「ならず者1号:惑星戦争物語」のラストかと思いましたが、それより出来のいい再生でした。 その場面はもっと長く観たかった次第です。
[映画館(字幕)] 10点(2017-10-30 20:54:13)
3.  キャロル(2015) 《ネタバレ》 
初め、ピントがあってないのかと思うほど、解像度が悪くて、若干ひいたミディアムショットにもなると、主演女優らの目鼻たちがぼやけてしまって、表情から機微がよく汲み取れませんでした。HDデジタルで撮っておいて、あとからわざと端末操作でローキーのフィルムライクな処理をほどかしているのかと思いました。しかし、本作がなんと16mm(スーパー)で撮影して、35mmにプローアップしたことを知り、その自然光を多用した高感度ノイズもそのままに、ざらついた質感をフィーチャーした意味合いがわかったしだいです。描かれた内容については、もう一つ乗りきれませんでした。同じ50年代を舞台にした「楽園から遠く離れて」のような類型的な作劇(意匠は異端)ではなく、時間軸の変則性や、キャラクターたちが相互に交換する長い凝視に集約させた、より内省的なショットの積み重ねが、当時の女性のヘア・メイクや衣装など、一見、華やかにも見える皮相とギャップを感じさせ、素直に劇中に入り込めなかったのかもしれません。
[映画館(字幕)] 7点(2016-02-22 17:21:16)
4.  007/スペクター 《ネタバレ》 
先行上映2日目で観てきました。 「天が落ちる」よりよかったです。前作は終盤、辺境地でのサバイバル・アクションみたいな感じでしたが、今回は都会感覚あふれる展開(ラストシークエンスはロンドン)で、初期に見られたダンディズム、スノビズムが若干復活して、私のようなオールドファンは溜飲を下げさせていただきました。 あいかわらず、178cmの金髪さんは無骨な戦士みたいなんですが、もうこれは、そのキャラクターに付き合うしかないと自分に言い聞かせて、観させていただきました。 意外にはまったのが、マッドサイエンティスト風なシュールな展開でした。これまでの流れががらっと変わったんですが、このCHANGE OF PACEは悪くないなと思いました。ヘッドギアをかまされてる場面では、何だこれは!「時計で動くみかん」かと思いましたが、第3作の工業用レーザー光線で拷問を受けるシークエンスの焼き直しだと気付きました。こういうスタイリッシュなサディズムも初期の作品にはありましたね。 そう言えば、この第3作の拷問シーンでの「吐くことを期待しているか」「いや、ボンドさん、死ぬことを期待している」に対応する「なぜここへ」「殺しに来た」「殺されに来たんだろ」というやりとりが別の場面であります。ニヤリとせざるを得ませんでした。他にも第2作でのボートに積んだ燃料を落とす展開の焼き直しなども、おー、やってくれてるね、と感心した次第です。 今回の女性陣ですが、イタリアの至宝は、もっと若い時に出てほしかったなと激しく思いました。そして、演技派のフランス人なんですが、観る前は、全然色気ないのになあ、と心配していましたが、金髪さんに代替わりしてから一番魅力的な女性キャラでした。主人公とともに行動するときのバディ感が心地よかったです。とくに窮地を救うときのコンバットフォームでのガンショットはカタルシスを感じました。 でもこの監督と主役はこれで最後で全然OKです。7代目は「鋼鉄の男」の主役を演じた英国人でもいいですよ。
[映画館(字幕)] 8点(2015-12-03 12:20:58)
5.  インターステラー 《ネタバレ》 
母船とのドッキングや離脱シーンなんですが、位置関係がよくわからなくて、なんか、イライラしました。ブラックホールをめぐる重力云々についても、よくわからないまま、ラストまで行ってしまいました。ただ、1つわかったのは、「ミクロの決死圏」へのオマージュです。秘密基地内のレイアウトや研究員たちが行き来する描写はC.M.D.F内の雰囲気に似てます。そして、最初の4人が搭乗した宇宙船において、アンハサが座る位置は紛うことなく、ウェルチ嬢がプロテウス号で座る位置と同じでした。あと、「猿の惑星」(着水)と「デモン・シード」(ロボットのキューブ的な動き)のインスパイアも見受けられました。うーん、もう一回観ないと、いけないですね。
[映画館(字幕)] 6点(2014-12-15 18:11:02)
6.  007/スカイフォール 《ネタバレ》 
デイムが死んだときは泣いてしまいました。なんか、オーストラリア人が演じた1969年度作のラストのような味わいでしたね。多くの方が評価するプレ・シークエンスこそおもしろくないですよ。よくあるハリウッド製の活劇と変わりないです。いいのはむしろあとのシーンですよ。エレベーターのシャフトにつかまって上昇する場面は、ラスベガスを舞台にした1971年度作のあのシーンをほうふつさせて、ワクワクしました。あと、軍艦島での決闘の場面なんですが、ワンショットで効率よく敵を倒すスタイリッシュな場面なんかも、めまぐるしく展開するアクションシーンより味わい深いですね。今作に見られる冒頭を除く個々の活劇は、第2作でボートから燃料タンクを海に落として、照明弾で一気にかたをつける場面や、第3作でのレーザー光線登場のようなカタルシスやセンス・オブ・ワンダーを感じて、これぞ007だと感じたしだいです。そして、ラストに例の「指令を受ける部屋」が復活したのは非常にうれしかったです。そして、その復活の場面で、隣席の観客が「おっ」と思わず声をげていたのを聞き、制作者の勝ちだなと思いました。このラストの展開は、廿世紀狐社提供の宇宙を舞台にしたドル箱冒険活劇シリーズの新作3部作における第3作目のような、旧作の1作目につなげるためのラスト数分の展開と似た感じがしました。「部屋」復活は大歓迎だったのですが、上司役の俳優はもっと年上の威厳のある人にしてもらいたかったし、帽子掛けの置いてあるアウターオフィスに座る秘書も、若干地味な良妻賢母型の女優にしてほしかったです。うーん、イメージ違います。残念です。前2作がただの「めまぐるしい活劇」であったため、ほとんど評価できないのですが、今作はここ10年で一番の出来で気に入ってます。及第点をあげたいと思います。
[映画館(字幕)] 7点(2013-01-07 14:49:10)(良:1票)
7.  ノーウェア・ボーイ/ひとりぼっちのあいつ 《ネタバレ》 
きのうWOWOWで観ました。「え、これがカーニー?」 はじめは、あまりのイメージの違いに思わず絶句しました。しかし、この役者なかなかいい味を出していて、体を九の字に曲げて6弦をかき鳴らしたり、左の小指の爪を噛む仕草など、顔はほとんど似てないけど、しだいに感情移入していきました。なかんずく、ギターを抱えながら、メアリーを亡くしたことを主人公に話すシークエンス。「おまえもか」と主人公が見せる表情の機微に、心底感動しました。稀代のライティングチームが創り出した、人の心を打つ旋律は、同じ母親を失った同士の深い悲しみに起因する経緯が、繊細な演出で描かれていました。東洋思想に傾倒していった一番年下のギター担当者もこれまた全然似てなかったのですが、「すべての危険にもかかわらず」の録音場面で見せるコーラスの演技で許してあげたいと思います。既存の写真などから想起して映像化した場面が多くあり、ファン心理を満足させる丁寧なつくりで大変結構でした。ミミおばさんを演じた「英国人の患者」の女主人公以外は実物と似てないので、この点数です。関係者の方、許してください。しかし、小野洋子さんの元旦那さん役、本人より男前過ぎました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2011-12-09 14:28:28)
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