1. フライト・ゲーム
《ネタバレ》 リーアム・ニーソンによるハイジャックもの。「スネーク・フライト」といった珍品が作られるくらい、ハイジャック作品はやり尽くされている題材なんですが、これほど面白く観れるとは正直ビックリでした。一番の勝因は凄腕の捜査官だが、アル中という危うい状態のために、乗客を敵に回してしまう、観客さえも主人公を疑ってしまうという主人公の設定でしょう。ネタばらしからラストまで10分強という短い時間の為、「アレ、これって結局誰がやったの?」とか「なんで、いちいち主人公に協力しちゃってんの?」とかお話の整合性を観客に考えさせる隙を与えないのがグッジョブです!笑 [映画館(字幕)] 8点(2014-10-01 21:45:35) |
2. アリス・クリードの失踪
2012.12.8鑑賞。面白かった!低予算映画の監督デビュー作のいい見本ですよね。金が使えないから、身体を使うと笑。このタイミングでヤらないだろうとか、薬莢、携帯電話の回収忘れは致命的ですが、薬莢を飲み込んで処分しようとする頭の悪い奴ですから納得しちゃいます。アリスのビッチっぷりもいいですね。ビッチだから、監禁の冷遇っぷりも、観客に同情させないですし。ラストもどうせ大通りに出たらすぐに捕まるでしょう。笑 [DVD(字幕)] 8点(2012-12-09 16:40:19) |
3. フォーリング・ダウン
《ネタバレ》 2012.08.11鑑賞。ロスのどこか~ヴェニスビーチまでの短い道のりの異色のロードムービー。短い道のりながらも、有色人種が集まる治安の悪い地区がある一方、ゴルフ場や豪邸の並ぶ地区もあるなど、混沌としたロスが描かれていて興味深い。娘の誕生日に暑さ・大渋滞でプッツンしたマイケル・ダグラスと退職日に更年期の妻を振り切り現場復帰するロバート・デュバルの行動が妙にリンクしている脚本もイイですね。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2012-08-12 09:40:14) |
4. 復讐捜査線
《ネタバレ》 2011.08.17鑑賞。メル・ギブソン復帰作で、監督は「カジノ・ロワイアル」のマーティン・キャンベル、編集が「エクゼクティブ・デシジョン」のスチュアート・ベアードと最強な布陣なだけに期待してました。ストーリーは96時間の娘殺されたバージョンで、これからぐいぐい盛り上がっていくのかと思いきや、話をやけに複雑にしたいのか急ブレーキ。目ぼしいアクションもなく、ダラダラと進んで終了。がっくし。 [映画館(字幕)] 3点(2011-08-17 19:42:53) |
5. ムカデ人間
《ネタバレ》 2011.7.19鑑賞。ツイッターやスポーツ紙などの宣伝展開がウケて、立ち見が続出したりと、この夏一番の異様な盛り上がりをみせてたので、期待大で観に行く。日本人の「火事場のクソ力」に場内爆笑するも、最後の自害シーンは全く言っていることが理解できず、キョトンとしてしまった。怖いもの見たさで見世物小屋に行ったような感覚で、ビジュアル的に一生忘れない映画になったが、物語的には難ありのさくひんでした。 [映画館(字幕)] 5点(2011-07-23 13:14:15) |
6. キック・アス
《ネタバレ》 期待してたけど、期待以上に面白い!HGのアクション・シークエンスは個人的には「300」以来の突出した出来栄え。低い身長を活かした殺陣は目新しく、えげつない。ナイトスコープ視点での銃撃戦や「リベリオン」のような発砲の光だけによる映像などヒーローもののパロディ映画なのに仕上がりは一流のアクション映画になってます。キック・アスのガドリング銃なんてもろ「マトリックス」ですし笑。アクション部分もコメディ部分もこれまでの「ヒーロー」ものを換骨奪胎してます。「ヒーローものなんて…」という人ほど是非観てもらいたいですね。顔面血だらけになるヒーローなんて観たことありません。ヒーローといえどやってることは暴力なので、本来なら「痛み」こそきちんと伝えないといけないんですよね。HGがシリアルキラーにしか見えず、若干ひいてしまいますが。でも、監督はその辺をきちんと理解していて、最後のボスの倒し方は映画らしく締めています。ここらへんのバランス感覚も素晴らしいと思います。是非続編では「悪役」の立場から撮ってもらいたいですね。 [映画館(字幕)] 9点(2010-12-19 22:30:13) |