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Yuki2Invyさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1645
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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1.  レミング 《ネタバレ》 
「模範的」と作中で称される主人公夫婦(リュカとゲンズブール)にせよ、夫の雇い主の社長(デュソリエ)にせよ、当初はごくマトモな大人に見えるのだ。その一方で、社長の妻(ランプリング)だけがド初っ端から場違いにトチ狂っている様に見える。しかし、ランプリングの自殺に始まるストーリーが展開するにつれ、彼らが誰しも少しばかり「正常」でないことが分かってくる。そのややもすると自己破滅的、とも言える様な有様を、集団自殺をするという「レミング」に擬えよう、というのが本作の意図であろう。そして、彼らの根底に共通するものは、シンプルに嫉妬である。その意味では本作、比較的単純なテーマを有するサイコロジカル・サスペンスであるとも言えるだろう。  特に、男2人の描かれ方は非常に単純である。色気狂いな社長と、そこまででは無いが、ふと誘惑されれば少しだけ心動かされてしまう様なごく「健全な」夫。この2人に嫉妬し、アンビヴァレントな感情を抱きつつも常軌を逸した行動を取っていく女2人。率直に、この2人の醸し出す「女の怖さ」というものは、かなり上質であった。特に、ゲンズブールのさり気なく奥ゆかしい怖さは非常に素晴らしかった。より分かり易いおっかなさを纏ったランプリングも、やはり美人はキレてる時が美しい、という感じでもありこれも中々良かった。  ゲンズブールは何故、夫に社長を殺させたのだろう。自分を裏切った夫に対する試練か、禊のつもりでもあるのか。それとも、夫に対する嫉妬に狂う中で、同じ様な境遇で結果的に死を選んだランプリングに対する逆説的な共感が芽生えたのか。もし後者だとして、ランプリングの狙いが最初からそこにあったとしたらどうだろうか(やや穿ち過ぎだとは思うけれども)。ああ、女というのは(怒らせると)実に恐ろしいのだ。
[DVD(字幕)] 7点(2020-08-18 23:30:12)
2.  レスラー 《ネタバレ》 
この映画に描かれるものは、主人公の過去の栄光にしても、凄惨なプロレスシーンにしても、悲哀に満ちた現在の状況にしても、とにかく非常にリアルなものに感じられた、というのが第一の感想(ドキュメンタリチックな撮り方も効果的だったと思う)。主人公の人生にそのリアリティがある分、例え身体が限界を迎えつつも彼の人生はこう生きるしか無いのだ、ということも、正に重く重く理解できた、のだが…  だからこそ、その自己破壊的な生き方を乗り越えて未来を生きていくランディが観たかった、というか。正直、前半の出来があまりにも良かったせいで、ちょっと感情移入しすぎたのかも知れない。このラストは、私には少し辛過ぎた。  ミッキー・ロークとマリサ・トメイの素晴らしく魅力ある演技を含めて、極めて出来の良い映画だと思うが、上記の理由から(本来の点数から1点引いて)この評価とさせていただきたい。
[インターネット(字幕)] 7点(2020-06-10 22:18:37)
3.  レ・ミゼラブル(2019) 《ネタバレ》 
色々と中々に見応え・歯応えの有る映画だが、とにかく今作はラストに尽きる。  これは問いだ。無情なまでに切迫した問いだ。つまりこれは、これ程までに「非」善良で悪意に満ちた(そしてそれは、誰の所為であるとも言えないが、一方で絶対的な必然性のもと厳然たる事実として存在するという意味で正に絶望的な)人間性の内に、それでも希望、ポジティブな未来を見出せるかという極限的な問いかけなのだ。社会問題を広く提起する類いの作品として、このラストは率直に極めて優れていると感じた。是非、この(普通の映画では味わえないだろう)リアルで切実な鑑賞後感を体験していただければと思う。
[映画館(字幕)] 8点(2020-05-03 00:27:52)
4.  レオン(1994) 《ネタバレ》 
噂どおり完全版とオリジナル版で全く印象の違う映画で、オリジナル版の方が好き(完全版はロリコン風味で、ちょっと気持ち悪い)。映画自体の出来は、リーズナブルながらコンパクトに観やすく纏めたという印象で中の上といった感じだが、役者の素晴らしさが本作を一流たらしめている。暗殺以外はボンクラなレオン、病的でヤバい悪役も絶品だが、この映画の主役は完全にマチルダである。純真・妖艶・狡猾・無邪気・毅然・愛・モノマネといった非常に多面的な演技の引き出しは、子役の域を遥かに凌駕している。傑作。
[DVD(字幕)] 8点(2019-11-17 00:16:49)(良:1票)
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