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Oliasさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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161.  灼熱の魂 《ネタバレ》 
しんしんと積もった雪がいつしか強固な雪塊となるかのように、一つ一つのシーンが積み重なり、圧倒的なパワーをもって必然的なラストへと流れ込んでいく。とてつもない憎しみと、とてつもない愛情とは、同時に併存しうるという、現在と未来へと向けたメッセージ。そもそも、子供が一人でもストーリーの維持は可能であるのに、なぜあえて双子という設定にしたのか、終わってみるとよく分かる仕掛けになっている。
[映画館(字幕)] 8点(2015-06-10 19:44:04)
162.  ザ・インタープリター
こんなどこにでもあるような内容の作品で、主演にこの2人を投入しているというのが最大の謎。大体、主人公が通訳という設定がほとんど生かされていないのだが。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2015-06-01 00:21:11)
163.  レ・ミゼラブル(1982) 《ネタバレ》 
実際の尺は3時間40分くらいあるが、内容はそんなに濃いわけではない。一番の問題は、ポイントとなるはずの場面で、そのポイントをついていないこと。ジャベルがマドレーヌに対面して、いきなりフォーシュルバン救出シーンになってしまう(前提としてのマドレーヌへの敬意がないので、後のシーンが引き立たない)。ジャベルの一言でファンティーヌがこときれるシーンがない(ジャベルの冷徹さが表現されない)。バルジャンがコゼットの救出に行った際、テナルディエが悔しがる一幕がない(バルジャンの人格的大きさ、テナルディエのバルジャンに対する屈辱感が表現されない)。修道院に逃げ込む際の「壁上がり」がない(スリルを削ぐとともに、バルジャンの肉体に刻みつけられたものの深さが物語られない)。等々、脇道には結構あちこちに反れている割に、肝心の所が押さえられてないのです。唯一、他の作品より深かったのは、エポニーヌの扱いが丁寧なこと。というか、どうみてもコゼットより出番多いぞ。あと、ファンティーヌが堕ちていく下りを、顔面アップのストップモーションの変化で表現したのは、衝撃でした。
[DVD(字幕)] 5点(2015-05-19 02:33:15)
164.  黄色い星の子供たち 《ネタバレ》 
クレジットはジャン・レノからなんだけど、主役はメラニー・ロランだったんですね。ヴィシー政権下でのホロコーストという重要な史実に立ち向かう志の高さを反映して、例えば競技場の再現などは、エキストラから美術からものすごく気合が入っています。ただ、肝心の医師と看護師が、ひたすら誠実に診察を行うというところでキャラクターづけが終わっていて、背景や内心の部分が深められていないので、全体として優秀な再現ドラマを見ているだけという気もします。それでも作品の意義は大きいのでこの点数。
[DVD(字幕)] 7点(2015-05-07 02:33:54)
165.  狼の挽歌 《ネタバレ》 
導入部の、背景の説明一切なしのカーチェイスはなかなか。バックミラーの多用、狭い道のうねうね感がスリルを高めている。なんだけど、中盤は何となくだれてしまい、敵ボスも格好良く見えないのだが、結局これはラスト10分の鑑賞に行き着くための作品だったのだな。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-05-04 02:36:29)
166.  レ・ミゼラブル<TVM>(2000) 《ネタバレ》 
3時間版で。この重厚長大な物語を、何とか頑張って主要なシーンは抑えています。あーしかし、「あのシーンはないの?」と思った箇所は、8時間版ではきちんと入ってるんだろうなあ。役者面では、コゼットの演技力が今ひとつなのと、マリユスの見た目が暑苦しいのが難点(Tears For Fearsのローランドかと思ったぞ)。逆に、テナルディエ夫妻は存在感十分で、画面に登場するだけで負のオーラ満載でした。
[DVD(字幕)] 7点(2015-04-30 02:49:15)
167.  真実の瞬間(1991) 《ネタバレ》 
制作の志の高さだけで、存在の意義は十分にある作品。ただし、ほかのテーマでは出てこないような、この作品だからこそのポイントの部分が、今ひとつ強調されずに、ほかの要素と一緒にすーっと流されている感がある。だんだんと壊れていく夫人とか、名前を出してもいいかと頼みに来る友人とか、仕事を干される描写とか。●とはいいながら、ラスト10分の公聴会のシーン、やはりこれは凄い。全体のごちゃごちゃした雰囲気、重いシャッター音やうるさい木槌音の挿入、段々とヒートアップする怒声、壇上の面々の居丈高で低劣な言動の表現。つまり、これが撮りたかったんだな。●で、それとは別に、こういうときのアネット・ベニング姐さん、あなたは素敵すぎです。
[DVD(字幕)] 6点(2015-04-19 12:59:55)
168.  サラの鍵 《ネタバレ》 
前半は、過去パートと現在パートがばらばらな上に現在パートの描写が凡庸で、さしたる工夫もなく終わってしまうのかと思っていたのですが、後半、両者が融合してからはぐいぐいと最後まで進んでいきます。●メインと思わせる「鍵」の点が着地してからも、ドラマはそこでは終わらない。サラにはその先の人生があるから。そして、その後を継ぐ人たちの人生は今につながっているから。したがって、「鍵」は歴史上の一寓話というだけではない、生身の重さを持っています。そのことを明確にしただけでも、作品としての価値があります。●ヒロインの設定はいかにも安直で、高齢出産云々というのも、年代的なつじつま合わせとラストシーンを作りたいというためだけにそうしたとしか思えません。せっかくK・S・トーマスを引っ張り出した意味がありませんでした。
[DVD(字幕)] 7点(2015-02-13 02:22:12)
169.  96時間 《ネタバレ》 
情報戦の側面がある前半(携帯越しの親子の会話とか、チンピラにからまれるふりをして盗聴するとか)は、そこそこ目を見張る部分もあったのですが、後半は特に目新しさのない銃撃戦+肉弾戦になってしまいましたね。それと、最初のところでもっともらしく96時間とか言っていながら、途中からまったく残り時間は関心がなくなっているようなのですが・・・。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2015-01-18 03:42:14)
170.  世界の果ての通学路 《ネタバレ》 
ケニア・モロッコ・アルゼンチン・インドの4箇所で、それぞれ、何時間もかけて学校に通う子供たちの通学状況を映したドキュメント。各地のあまり見ることのない風景や、家庭内・街中の光景などはなかなか興味深い。なんだけど、肝心の主題について、例えば、そうまでして子供たちが行こうとしている学校ではどんなスケジュールやカリキュラムになっているとか、その国(またはその地方)の進学・就職状況であるとか、あるいはその通学路の全体像やルートであるとか、そういう中心テーマを成り立たせる背景部分の提供が何もない。つまり、カメラはただ漠然と子供たちについて行っているだけなのです。何とももったいない。それと、子供たちの会話内容が全体的にわざとらしすぎるのも気になったんだけど。人の日常の会話って、もっと無秩序で、ランダムで、どうでもいいことばかり言っているものではない?
[DVD(字幕)] 5点(2015-01-15 23:41:04)
171.  ミニミニ大作戦(2003)
ノートンやステイサムが粛々と堅実に脇役をやっていて、突出した出番がさほどないのが良い。こういう地道な仕事こそ、豪華キャストの威力を際立たせる。マーク・ウォールバーグが一見普通の人っぽいのも、かえってプロフェッショナル性を感じさせる。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-01-11 02:39:17)(良:1票)
172.  風にそよぐ草 《ネタバレ》 
免許証云々は単なる導入エピソードで、そこから二人の間でいろいろ発展するんだろうと思っていたら、男のストーカー描写が延々と続く前半で、「えっ、これってそういう話?というか、このネタ1つでそこまで引っ張る?」と唖然。そこからカオス状態のようにわけの分からない展開に突入する後半に、さらに唖然。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2015-01-04 02:03:32)
173.  中国の植物学者の娘たち 《ネタバレ》 
ちょっとしたことの積み重ねから二人の間に愛情が醸成されて、それでドラマが動いていくんだけど、その突っ走りが現れるのが、「父の食事を準備しない」とか、「新聞を買ってこない」とか、そういったこと。所詮は家庭内でのごく僅かなこと。しかし、二人にとっては、とてつもない意志に基づく行動の結果。その構造枠自体が、話の切なさを増幅させる。最後の悲劇も、どこかでほんの少しだけ軌道がずれていれば起きなかったこと。それがまた切ない。施設から始まって施設に回帰し、湖でターニング・ポイントが起こって湖に回帰するというような、見せ方の巧さもなかなか。
[DVD(字幕)] 7点(2015-01-02 00:27:28)
174.  オーケストラ! 《ネタバレ》 
すでに指摘されていますが、落ちぶれてもアホになっても金に汚くなっても、「ステージに立つこと」に対してだけは、真摯で謙虚であってほしい。そうでないと、根っこのところでの共通ベースが存在しないので、最後に一致団結する根拠がなくなってしまうのです。結局、メラニー・ロランの美しさと存在感に大きく助けられています。クライマックスの演奏シーンを10分以上延々続けるこだわりぶりには、制作者の執念を感じさせますが。
[映画館(字幕)] 6点(2014-12-31 03:32:19)(良:1票)
175.  悪魔の陽の下に
まさに怪作。作ってる方も意味分かってて作ってるのか、というしょうもないツッコミの1つも入れたくなるくらいの難解作。もともと、神や悪魔という人ならぬものは、人の思考や発想では動いていないわけで、それを観念と想像に忠実に形づくれば、そりゃこうなるでしょう、という作品。これをともかく完結させたというだけでも、創作者としてはある意味凄い気がする。
[DVD(字幕)] 4点(2014-12-16 03:12:03)
176.  冬の小鳥 《ネタバレ》 
施設収容後は、単調な日々の描写が進むと見せかけておいて、1つ1つの小さなドラマが蓄積し、埋葬シーンでそれが決壊し、混沌と再生に至る。その一筋の光は、飛行機内での闇に消える自転車の回想によって見事に結実する。延々と続いていた曇天の空から陽光輝く空港への転換、そしてドラマが完結したところですかさず着地するフィニッシュ。実に見事な語り口。手紙の内容も見せないとか、そもそもお姉さんに何があったのかも具体的に特定しないとか、描写の慎み深さも忘れがたい。
[映画館(字幕)] 7点(2014-12-13 23:56:40)
177.  ANA+OTTO/アナとオットー
それなりにいろいろな変化を盛り込んでいるので、調理法次第でもっと壮大なドラマになったのではないかと思うが・・・いろんなところでシーンがするっと流れてしまっているので、やっていることの割に、淡々と当たり前に結論に至ったような印象を受ける。
[DVD(字幕)] 5点(2014-11-28 00:50:08)
178.  汚れなき情事 《ネタバレ》 
閉鎖的な女子校の中に潜む感情や思惑のぶつかり合いというテーマにはなかなかそそられるが、どうも突っ込み不足の印象を受ける。特に、日常的な一幕に見え隠れする官能性みたいな描写にあちこちでトライしているのは分かるが、元の人格設定が不十分なので、かえって上滑りになっている。あと、学校を舞台とするなら、その基礎として、授業やその他必修項目(この場合、礼拝とか)の描写はきちんとするべきでした。対外試合云々という象徴的伏線の残し方は品があったので、+1点。
[DVD(字幕)] 6点(2014-10-27 01:38:39)
179.  ジャッカルの日 《ネタバレ》 
ひたすらターゲットに向けて一歩一歩進んでいく暗殺者と、それを地道にじわじわ追っていく捜査官。その構造だけで、中途半端な盛り上げを入れずに最後まで通した構成は潔いが、それならば知能戦的な部分はもっと見たかった。この描写だと、能力に優れたから対決やバトルが生じたというよりも、互いに相手の抜けている部分に助けられたように見えてしまう。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2014-10-19 02:57:51)
180.  華氏451 《ネタバレ》 
作品内の社会の雰囲気はむしろ牧歌的ですらあるんだけど、それがかえって、現実的な生々しさを感じさせるのです。公園内での所持品検査が、当たり前のように行われている。検査側も、特に威嚇したり、力を誇示したりすることはない(必ず言うことを聞くと分かっているから)。文字というのは1つの隠喩であって、そこに見る側が何を当てはめるのか、ということなんですね。だから、「頭の中までは奪えない」という回答はきちんと着地点になっているし、そのテーマは現在でも普遍性を持っています。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-09-07 02:52:43)
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