1. ミスター・ノーボディ
一つの時代が終わり、新しい時代が始まる。そんな思いの詰まった、コミカルでユーモラスなレオーネ・マナーの御伽噺。原案がレオーネだし演出にも携わってるらしいんで、彼の最後の西部劇っつうところ。引退を考える憧れのフォンダ様の引き際を、伝説に祭り上げようとあの手この手でプロデュースする、ちゃっかり者の凄腕ガンマン、テレンス・ヒルが素敵だわよ。数百人のワイルドバンチを迎え撃つシーンのスローモーションや墓碑銘、すっとこどっこいのR・G・アームストロング等、ペキンパーへの敬愛の念もちりばめながら粋なラストへまっしぐら。当然、音楽はモリコーネ様。サントラなんて手に入んないんで知るよしもござんせんが、「ウエスタン」等これまでの曲をアレンジして使ってるようなご様子。最後っつう意味でそういう使い方したのかしらん?しかし、レオーネってつくづく帽子を使った演出が好きなのねん。 7点(2003-10-28 19:59:23) |
2. ユリシーズの瞳
これねぇ、観にいきましたよ、カイテル目当てで田舎町の教育会館へ・・・。アンゲロプロスっつうお人がどんな監督なのかも知らずに・・・。いやー、長かった、永かったぁあ。起伏もあるようでないようで、カイテルの見事な脱ぎっぷり(これ勘弁して欲しいんすけど)や女優さんとの絡みもなんやわけ分からんかったなぁ。・・・とは言うものの、ゆったりした長回しの、きれいで寂莫とした映像は見ていて飽きないし、印象的なシーンも多々あって、ストーリーの細かい点なんてどうでもよろしくなってしまった私は以後、頻繁に再見を繰り返すのでありました。 イメージビデオとして。 6点(2003-10-15 23:24:54) |
3. レッド・サン
三大スター競演とはいえ、実質、三船とブロンソンの魅力を堪能するための映画でげす。「んー、寝てみたい!」とばかりに、宿の女と一戦交えた世界の三船の満足げな表情が、おお!こっぱずかしいぞ!濡れ場が無くて正解正解。んー、見たくない!それにしてもブロンソン、御年50ですぜ!よくもあんな精悍な体つき、身のこなしが維持出来たもんでございます。でも無理して若作りしてるっちゅうわけでもないんですなぁ。人生の中で培われた本物の筋肉!そのへんの役者とは説得力が違いまする。大人が大人であった時代の幸せな作品。合掌! 9点(2003-09-07 14:33:22)(良:1票) |
4. ひまわり(1970)
BSにて久々に拝見。いじらしさが服着て歩いてるようなリュドミラ・サベリーエワに改めてやられた。主役の二人も運命に逆らえず断腸の思いで節度を守るのですなぁ。悲しいけれども、立派であります。 8点(2003-08-09 01:59:56)(笑:1票) |
5. さらば友よ
イェエエ・・・イェエエ・・・イェエエ・・・、って、もう・・・オッサン、抱いてくれ! 9点(2003-07-13 03:28:03)(笑:3票) |
6. シェルブールの雨傘
ああ、もうなんか眺めてるだけでもいいのよね、この映画。ウツクシキ色合い、うるおいのある質感、ちょいと間抜けな歌ゼリフ、その全てが、むさい男のハートを直撃!身の程をわきまえぬ憧れをいだかせてしまうのであった。責任とってくれ! 8点(2003-07-13 03:16:07)(笑:2票) |
7. 男と女(1966)
うおおおうっ!だめだぁ~!参った~!どうにでもしてぇ~!がさつなわたしもメッキリメロメロトロトロリン。えらいぞ!この時代のフランス映画!! 8点(2003-07-13 02:41:10)(笑:2票) |
8. 冒険者たち(1967)
ほんと、これはいい。この時代のフランス映画はよいですねぇ。ドロンとシムカス、そこへ渋おやじバンチュラが絡むから気持ちのよいバランスになったのかな。期待して見て期待以上だった素晴らしい作品。見るといつも、高校の頃の空気感を思い出してしまう。 9点(2003-07-03 02:14:06) |
9. フィフス・エレメント
レオンが気に入っていたので、観たのですが、うーむ、やはり、私にはこの監督のユーモアのセンスが肌に合いません。ついでに女優の趣味も肌に合いません。(イザベル・アジャーニは別ですけど)映像的には面白かったんだけどなぁ。 3点(2003-06-17 15:40:42) |