1. エル・スール
感情や思いを明るく口に出せないことはセツナイ。エストレリャ、父、母・・・それぞれの気持ちに、つい感情移入しそうになる。かもめの風見鶏、並木道、原野、日本の田舎に似た情景に郷愁をかきたてられるけど、どこか違う。内乱による不安と重たさか?陽気でマイペースなスペインのイメージの裏にある歴史を垣間みて、心に染み入る作品。 8点(2004-11-29 11:14:05) |
2. マルホランド・ドライブ
二人の女優にぐいぐい『夢の中』に引き込まれました。デビット・リンチの妖しい世界にしばし現実を忘れます。トリック解析に躍起になって見るとこの作品のよさを見失ってしまう気がします。最初(1回目)は素直に映像のマジックを楽しみましょう。 9点(2003-08-25 18:17:17) |
3. アバウト・ア・ボーイ
ハイ・フィデリティのタイプを想像して期待しました。共通点はイイ音楽と男のボソボソしたつぶやき・・・今回も良い作品でした。取り得がないって、わかっていても、指摘されたらつらいし、自分で認めるのもなおつらい。ウィルが頭を抱え込むシーンに思わずジ~ン。妙な連中(とくにマーカスの父親(?))とのXマス、『なぜか心楽しいパーティ・・・』そういうことってあるよね。口からでまかせのナンパも特別に許しましょう。マーカスの学友(?)のパンクの姉さんエリーもこの作品には欠かせない・・・人は見かけに寄らないよーというメッセージも感じます。みんなやるときにはヤル!!(しかし『原始人ファッション女!』というのは笑った。) 9点(2003-08-25 18:06:45) |
4. グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版
海、空、イルカ・・・海好きにはたまりません。エンゾの存在がおもしろい。(無駄使いせずに)ポンコツ車を赤く塗装したりして・・・けっこうポリシーも感じます。保険調査員ジョアンナ(ロザンナ・アークェット)になって、彼女の視点から見てもおもしろいと思う。ギリシャ、ペルー、NY、イタリア・・・世界を飛び回るのも良いのですが、やっぱり地球は「海」は一番! 9点(2003-08-19 09:48:35) |
5. 奇人たちの晩餐会
ピニョン・・・名前からしておかしい。「馬鹿大会」想像しただけで笑える。こんな脚本を書けるベベール監督いい感性ですね~!(でも、もとは医者志望だったとか・・・) 8点(2003-07-14 14:14:31) |