1. ハプニング
《ネタバレ》 世間的には絶対評価低いだろうなーというのが一番の感想。前半の悪夢のような光景には、このままこんなんが続いたらアタシの心臓もつだろうかと心配になりました。映像的にはそれほどグロテスクじゃないけど、自殺場面のオンパレードですからそりゃショッキングですよ。殺人シーンとか血しぶきとかはもう衝撃を感じないくらい、映画では当然の映像だけどそれが自殺となるとオソロシイ。 映画は社会を反映するものですが、とりわけ主人公の「敵」をみていくと社会背景がよくわかりますね。アメリカ映画での主人公の敵はその時代のアメリカの敵と重なっていたり。今一番の脅威はもはや人間でなく自然なんだということ。テーマ・発想としてはすごくひきつけられるだけに…もっと面白くできたんじゃないかと。 [映画館(字幕)] 6点(2008-08-05 19:50:49) |
2. 趣味の問題
《ネタバレ》 これからどんなことが起こるのか、どんな秘密か隠されているのかと引き込まれる序盤だったけど、結局たいした秘密はなかったというのが少し残念。 ニコルに会っていなければ自殺していた、と言っていたけど、もしかしたらニコルを雇ったのは殺してもらうため??孤独から、自分と共鳴できる相棒が欲しかったプラス最終的にはその相棒の思考をあやつって殺してもらうというのが彼の計画だったのでしょうか。考えすぎかな。 [DVD(字幕)] 7点(2008-07-10 14:35:48) |
3. ロシアン・ドールズ
《ネタバレ》 作家を夢見ていたグザヴィエの30歳の姿。男の恋愛日記みたいなかんじです。 グザヴィエはとらえどころがないというか大胆なんだか臆病なんだかよくわからない。あっちにフラフラこっちにフラフラしててホントにダメ男なんですよねー…。欠点や悩みを抱えるダメダメ・グザヴィエに対してウェンディが言った、「完璧ではないものを愛する。それが私よ。」この言葉にしびれました。 [DVD(字幕)] 6点(2008-06-27 00:55:51) |
4. 柔らかい肌
《ネタバレ》 この映画はフランスでかなり不評だったそうなんですけど、わたしは好きです。理由はフランソワーズ・ドルレアックがめちゃくちゃ美しいから。もう見とれちゃいます。 冴えない中年男が、美しくて若い女と不倫の恋に走る。どうみても不釣合いな二人!まったく、身の丈に合わないようなことするからこんなことになるんですよーだ! [DVD(字幕)] 9点(2008-06-27 00:49:38) |
5. 8 1/2
この映画は人の心にあるもやもやっとした「イメージ」を映像にしたかんじです。現実なのか幻想なのか分らないような不思議な世界が続いていくんですが、なんとなく「わかる」んですよね。この映画の不思議な世界は、どこか自分の心の世界と共通しているような感覚があります。 主人公は映画監督のグイド。脚本家はグイドに対して、「最大の欠点は基本構想の欠如。思想性もない。意味のないエピソードの羅列だ。冒頭のシーンからして詩的着想のかけらもない。」と批判する。この言葉はこの映画に対して言っているような言葉です。フェリーニ監督はそう批判される前に自分で言っちゃえみたいなかんじだったんでしょうか。(?) [DVD(字幕)] 10点(2008-06-27 00:21:32)(良:1票) |
6. 太陽がいっぱい
『太陽がいっぱい』のアラン・ドロンを見て、こんなに美しい人間が本当にいるのかと思いました。暗さのある美しさなんですよね。ギラギラ輝く太陽と対照的で。空、太陽、海。全てのシーンが文句のつけようもないくらい美しいです。 この映画のリメイクである『リプリー』は、この映画とは全く別ものと思ったほうがいいかと思います。私は断然『太陽がいっぱい』派ですが。 市場のシーンや、サインの練習をする姿、鏡の前でフィリップの服を着る姿…印象的な場面を挙げるときりがないくらい。そして、はかない幸せがなんともいえない余韻を残します。 [DVD(字幕)] 10点(2008-06-27 00:06:44)(良:1票) |