1. レスラー
こんな生き方に憧れちゃーいけないんだろうな。僕の理性は「やめておけ」って言うんだけど、心の底のどうにもならないところで「ありだろ」って感じてる。あらゆる岐路の果てに”孤独”が待っているとしてもただその道を行くしかなかった。壊れかけの心臓を胸に、磨耗しきった身体で戦い続ける、心優しくも馬鹿な男の物語。愛する妻や子供に囲まれた生活は夢のまた夢。羨ましくはないはずなのに、胸を打つ。ブルース・スプリングスティーンは脚本読んでから曲を作ったらしいけど、彼もきっとしびれたんじゃないかな。そうでなければあんないい曲は産まれないはず。 [DVD(字幕)] 8点(2010-05-24 07:55:44) |
2. ウィンブルドン
何これ???ピラミッドの頂点にいるアスリートがあれなの???だとしたら馬鹿にしてます。軽い映画は嫌いじゃないけど、この軽さはテニスだけでなくプロスポーツそのものに対する冒涜ですよ。ただ、キルスティン・ダンストは恋人役やらせたらホント上手い。しかし、テニスは練習生より下手そう。あの体格で全米制覇?ウィンブルドンニ回優勝?稀有なキルスティンファンの自分でも、さすがに失笑です。実際の覇者はヴィーナスみたいなマッチョで、対極にいるような女性。最後の無駄な説明でさらに悪印象でした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2009-07-09 03:43:28) |
3. ゴースト・ドッグ
10年前の印象とだいぶ変わりました。自分も歳を取ったんでしょう。当時、ブラックミュージックに陽の目が当り始め、街中にオーバーサイズな服を着た人がいて、この映画は「時代の先端なのかも?」なんて思っていました。おもいっきり白人でロックな風貌のジム・ジャームッシュが監督をしたことにも凄く驚いたことを覚えています。この人のアンダーグラウンドなものを作品に落とし込む独特な感性が好きなんです。しかし今作は、きっと日本人以外のジム・ジャームッシュのファンであれば、作品世界に浸り、武士道に感動し、この人の映画はいいな~なんて思えたりするのでしょう。日本人であるが故にどうしてもしっくりこないのです。さすがのジム・ジャームッシュも「侍」に関する理解は、他の外国人とあまり変わらないのかもしれません。 [DVD(字幕)] 5点(2009-02-04 17:15:34) |
4. 酔いどれ詩人になるまえに
一つのことを貫いたとしても他のことがあれじゃーね(笑) [DVD(字幕)] 5点(2009-01-19 19:15:17) |
5. ハプニング
ハリウッドはシャマランにどれだけの期待をしてるんだろう?ポンポンと映画を作らせてる印象だが、興行はいつも成功してるのかな?変わった作風で万人ウケすることはなさそうだよな~。ハッとさせる絵作りや独特な恐怖感が僕はけっこう好きだけど、テンションを維持させることがこの人は本当に下手。毎回の消化不良は否めない。『シックスセンス』くらいの物を期待しつつ、また懲りずに次作も観ますよ。 [DVD(字幕)] 5点(2009-01-12 21:24:09) |
6. リボルバー(2005)
こりゃいったいどうしたんだ?そりゃロックストックやスナッチほどじゃなくてもしょうがないんだけど、これは駄目だよ・・・。それと、ステイサムはあんな湿った髪の毛よりもハゲのほうが全然かっこいい。 [DVD(字幕)] 3点(2008-10-15 18:38:39) |
7. ヒットマン(2007)
坊主にバーコードって・・・凄い目立つじゃん [DVD(字幕)] 5点(2008-09-18 18:45:58)(笑:1票) |
8. バイオハザードIII
《ネタバレ》 世界がいきなり砂漠化している。この時点で「ん?」と疑問符を背負ったままずっと観ていたのですが、最後まで消えることはありませんでした。いまいちアリスの戦いの理由が不鮮明。アンブレラ社への復讐?サバイバル?自分探し?ワクチン奪取?ん~・・どれもあまりピンとこない。砂漠化への過程を阻止するような流れじゃ駄目だったのかな?シリーズを通して観てきた者としては、そのほうがずっと自然だし、それでこそアリスの超人的な戦闘シーンも熱を帯び感情移入出来るというもの。いきなりの飛躍に最後まで置いてきぼり感を拭えなかったことが残念です。 [DVD(字幕)] 4点(2008-03-20 00:01:09) |
9. ボーン・アルティメイタム
ボーンの心の機微を描いていた前二作のほうが圧倒的に好きだった。ハンディを多用したアクションシーンばかりが目立ち、少し酔ってしまった。 [DVD(字幕)] 7点(2008-03-13 23:18:50) |
10. パリ、ジュテーム
印象に残る作品も多くあり、質が高く監督陣のセンスの良さを感じることが出来ました。ただし、オムニバス作品は僕はどうしても消化不良を起こしてしまう。まあ割り切って観るしかないのだが。 [DVD(字幕)] 7点(2008-02-15 08:24:56) |
11. バベル
この監督のファンであるということを再確認。いつでも人間が痛々しく生々しい。不幸も死も身近にあるんだと教わる。人間、身勝手に生きちゃいけないよな。 [DVD(字幕)] 8点(2008-02-08 16:50:39) |
12. 告発
俳優陣の魂の演技がヒシヒシと伝わってくる。特にケビンベーコンが凄い。それだけでも観る価値は十分にあるのですが、終盤の盛り上げ方が少し陳腐というかなんというか・・・。 [DVD(字幕)] 7点(2008-02-01 03:12:08) |
13. ナイト・オン・ザ・プラネット
10代の頃に観た印象と大きく変わったことに、大人になった喜びと淋しさを実感した作品。やはり経験とは馬鹿に出来ないもの。この先、鑑賞した際に抱く感情はどんなものになるんだろう?経験に幅がなければ味わうことが出来ないジム・ジャームッシュらしい映画。それとウィノナ・ライダーがとにかく好み。役柄がかっこよすぎるよ。 [DVD(字幕)] 7点(2008-01-24 08:26:36) |
14. パフューム/ある人殺しの物語
脚本が良い意味でぶっ飛んでる。ラストは全く予想出来なかった。難しい「匂い」の表現を上手く作り出していたと思う。こんなに映っている物の匂いを嗅いでみたいと思った作品は他に無いや。美術も素晴らしくリアリティがあったな~。僕はいいものを観たという印象があるが、人には勧めることが出来ない強烈な偏愛映画。 [DVD(字幕)] 8点(2008-01-16 16:05:16)(良:1票) |
15. レオン/完全版
画面のいたるところからフランス人監督らしい雰囲気が滲み、それでいてエンターテイメントしている非常に稀な最高級の映画。この頃のリュック・ベッソンは凄かった。これ以降の作品と彼の太り具合を見ると歳は取るもんじゃないなと感じてしまう。高望みなのかもしれないがまたこんな素晴らしい映画を作ってほしい。 [DVD(字幕)] 10点(2008-01-13 06:46:36) |