1. フライト・ゲーム
《ネタバレ》 リーアム・ニーソンによるハイジャックもの。「スネーク・フライト」といった珍品が作られるくらい、ハイジャック作品はやり尽くされている題材なんですが、これほど面白く観れるとは正直ビックリでした。一番の勝因は凄腕の捜査官だが、アル中という危うい状態のために、乗客を敵に回してしまう、観客さえも主人公を疑ってしまうという主人公の設定でしょう。ネタばらしからラストまで10分強という短い時間の為、「アレ、これって結局誰がやったの?」とか「なんで、いちいち主人公に協力しちゃってんの?」とかお話の整合性を観客に考えさせる隙を与えないのがグッジョブです!笑 [映画館(字幕)] 8点(2014-10-01 21:45:35) |
2. スノーピアサー
2014.02.18鑑賞。ゴールは明快で結末が皮肉めいているのも良いのだが、もう少しテンポよく進んで欲しいところ。また、2月の大雪で電車が運休に見舞われた自分としてはそもそもの設定にノれなかったのが一番残念。 [映画館(字幕)] 4点(2014-03-01 16:42:36)(笑:1票) |
3. コロンビアーナ
《ネタバレ》 2013.08.04鑑賞。レオン劣化版。マチルダがレオンの修行に辛抱強く20年耐えたVerって感じでしょうか。主人公の身のこなしはエロくて良い。しかし、いつの間にか22人殺しの容疑者がカトレアに絞られていたり、ラスボスに辿り着くためにFBIを容赦なく脅したりと、ストーリー的にも、主人公のキャラクター的にも納得・教官が出来ない。そして、ラスボスもあっさり壊滅・・・。 [DVD(字幕)] 5点(2013-08-05 00:01:13) |
4. フォーリング・ダウン
《ネタバレ》 2012.08.11鑑賞。ロスのどこか~ヴェニスビーチまでの短い道のりの異色のロードムービー。短い道のりながらも、有色人種が集まる治安の悪い地区がある一方、ゴルフ場や豪邸の並ぶ地区もあるなど、混沌としたロスが描かれていて興味深い。娘の誕生日に暑さ・大渋滞でプッツンしたマイケル・ダグラスと退職日に更年期の妻を振り切り現場復帰するロバート・デュバルの行動が妙にリンクしている脚本もイイですね。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2012-08-12 09:40:14) |
5. しあわせの雨傘
《ネタバレ》 2011.1.20鑑賞。カトリーヌ・ドヌーヴ作品はおろか最近観たフランス映画が「パリより愛をこめて」という私ですが、非常に面白かったです。主人公のこれでもかという陽性なキャラクターにすっかり魅了されてしまいました。夫の体調不良から会社を任されることになったことから、このマダムが妻として母としてそして女として大活躍していく様を笑いとユーモアたっぷりに描いた今のところ今年のベスト1映画!!映画の始まり方も実に見事です。ぴっちりとしたジャージでジョギングをしているのですが、森の中での野生の動物たちを見つける度に乙女のような感嘆の声を上げ、下手くそなポエムを書いては悦に入る。このシーンから、社会から隔絶されている天真爛漫なマダムであることが見て取れます。カトリーヌ女史の演技も見事ですが、夫役の方の演技も良いですね。離婚調停中にベッドに入ってくる様は全くの別人で劇場でも大きな笑いが起きましたよ。 [映画館(字幕)] 9点(2011-01-23 00:18:05) |
6. [リミット]
《ネタバレ》 びっくりしました。本当に棺おけの中だけなんだもの!90分ぶっ通しの密室でのワンシチュエーション。自主映画のような企画を見事に突っ切っております。映画を劇場で観ると、画面右上に写る黒丸(パンチマーク)が出てくるじゃないですか?アレを見かけると「おっ、あと5秒後には場面切り替わるな」と通ぶりながら思ったりするんですけど、子の映画はパンチマークが出てもやっぱり棺おけの中なんですよ。それを観て「おおっ!」と唸ったのはきっと私だけじゃないはず。棺おけの中という殺風景すぎて「画」が持たない状況を、ライター、携帯電話、サイリウム(何故に?)、懐中電灯(点灯方法が2パターンある)という光源の変化と、監督が用意した7パターンの棺おけというカット割りの変化で切り抜けております。途中で珍客が来ること、どのくらい酸素が持つのかわからず、もう一つ危機感に乏しいことが欠点として挙げられますが、それを差し引いても観るべき映画だと思います。ED曲のチョイスも大好きです。 [映画館(字幕)] 7点(2010-12-15 17:23:07)(良:2票) |