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ドラえもんさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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21.  新・黄金の七人=7×7
「黄金の七人」シリーズ中、個人的には本作が一番のお気に入り。ブレイン以外、前2作からがらっとメンバーを代えての今回の作戦は、英国を舞台に監獄にいる事をアリバイにして、本物のお札をこれも本物の英立造幣局で堂々と刷ろうと計画するお話。メンバー以外に心臓発作の持病を持つサムという男を道連れにしたばっかりに、予想外のピンチに見舞われるエピソードが実にユーモラスに展開していく。英国人がサッカーに熱中することを巧みに利用したり、監視モニターの映像をすり変えたりと、後年この種の犯罪モノの定番の基礎ともなった作品。コミカルで泥臭さくスマートさに欠けるが、それだけ余計親しみの湧く作品だったと言える。
8点(2002-05-09 23:48:05)
22.  天地創造
聖書ってクリスチャンでもない限り、我々日本人にはあまり馴染みが無いシロモノ。そのほとんど断片的にしか知らない内容を、終始一貫して原典に忠実に、しかも解かり易く一大スペクタクル歴史絵巻風に映像化したのが本作。実物大(?)に造られたノアの箱舟の巨大な迫力映像と乗船する様々な動物たち、或いは各国の言葉が生まれる発端となったバベルの塔の崩壊などといった、今ならCGで当然のように再現されるであろう様々なシーンを、この時代の最高レベルの技術と豊かなイマジネーションで、巨匠J・ヒューストン監督が万人向けのエンターティンメントとしてスケール感をもって描いていく。アダムとイヴの若い二人の全裸シーンが当時話題になったのも、今となっては時代を感じさせてくれる。
8点(2002-04-12 00:37:30)(良:1票)
23.  マレーナ
年上の綺麗なお姐さんに憧れを抱くという、思春期の男には誰しも経験のあること。「片思いは最高の愛の形」というモチーフに基づき、少年の心の成長は、ラスト近く、自分の歳相応のガールフレンドとデートしているシーンや、そのあとのマレーナに彼女の幸せを願う言葉をかけるシーンによく表われていると思う。ただ、男たちの視線を一身に集めるほどの美貌のマレーナが、なぜ過激なほど疎まれるのかという点にはあまり説得力がなく不満の残るところ。映像的にはロー・アングルのキャメラが美しく冴えわたる。
8点(2001-06-30 23:47:39)
24.  ラストエンペラー
くすんだトーンの現在と、眩いばかりの極彩色の世界として描かれた過去とをシンクロさせることによって、時代に翻弄されてゆく一人の男の人生を炙り出してゆく。ベルトルッチ監督らしいデカダンスな味わいが薄く、スペクタクル歴史絵巻という印象のほうが濃い。そういう意味では彼らしくない作品であり、むしろ坂本龍一の音楽がモノを言ったような印象を受ける。
8点(2001-03-17 23:34:39)
25.  カサンドラ・クロス
この年のお正月映画で、本命「キング・コング」の対抗馬として興行的には善戦したものの、評価は惨憺たるモノでした。でも僕は好きですよ!この作品。無国籍風のごちゃまぜのキャスティングが妙に魅力的だったり、クライマックスに至るまでのハラハラ・ドキドキ度など、演出のツボを心得たコスマトス監督、なかなか見せてくれます。(因みに彼はスピルバーグの「激突!」がお気に入りだそうです。)テーマ曲とあわせて、決して忘れてはいけない作品だと思います。
8点(2001-01-04 01:01:51)
26.  気狂いピエロ
逃避行するフェルナンデスとマリアンヌの愛憎に満ちたクライム・ストーリーを南フランスを舞台に描く。ゴダール流のさまざまな引用の羅列、光と色と音の交錯、メロドラマとミュージカル的楽しさ、暴力とそして死。いかにものヌーベルバーグ的世界。ラストは主人公が自爆したあとに、ランボーの詩が流れるという印象的なシーンで終わる。
8点(2000-12-17 18:44:45)
27.  木靴の樹
地主との厳しい階級対立に耐え続け、土にしがみつく為にさまざまな生活の知恵で生き延びる小作人を通して、進歩という名の偽善や屈折を、冷徹かつ暖かなリアリズムで描く。本作の題名は、父が息子の為に地主の樹を伐り、木靴を作ったことが知れて、農場から追われるというエピソードから由来している。
8点(2000-11-19 21:12:10)
28.  イル・ポスティーノ
これが遺作となったM・トロイジーのほとんど演技を超えたその人間臭さや暖かみ、無邪気さと哀しみの表現などがこの作品のすべてと言ってもいい。良質で純粋な作品でテーマ曲も素晴らしく印象的だが、ただ結末には多少の不満が残ってしまう。
8点(2000-10-15 16:24:51)
29.  シベリアの理髪師
19世紀の帝政ロシアの時代、青年士官と年上のアメリカ人女性とのはかない恋を描いたもの。一見、堅苦しそうで長尺ということもあって敬遠されそうだが、冒頭から実にコミカルかつユーモラスな話の流れについつい引き込まれ、ニキータ・ミハルコフ監督の演出は快調そのもの。さまざまなエピソードの積み重ねも手堅く、スケール豊かにそして情感たっぷりとまとめあげられていく。さらに主人公2人と脇を固める登場人物たちが、それぞれ魅力たっぷりに描きわけられていく。ただ終盤ばたばたと急ぎ足みたいな展開で、主人公の2人の心の機微がいまひとつ伝わってこなかったのが惜しい。
8点(2000-10-08 17:09:13)
30.  海の上のピアニスト
この作品そのものが一種のファンタジーだと思えば、ラストの再会のシーンもマックスの幻想だと解釈すれば納得できそうです。ティム・ロス以上にプルート・テイラー・ヴィンスの好演が光る。
8点(2000-08-06 14:13:55)
31.  海を飛ぶ夢
人間の死生観に纏わる究極の問いかけをテーマにしている作品であるが故に、それぞれの生き方や考え方の違いから、観る人によって感じ方や捉え方などといった価値判断も違ってくる。テーマがテーマだけに明確な答えなどなく、作り手側もそんなことを求めてはいないのは明らかだ。様々な異なった意見はあって然るべきであり、それほどに考えさせられる作品だと言う事である。主人公のラモンは若い頃に遭遇した事故で四肢麻痺となり、終生ベッドに横たわるだけの生活を強いられているのだが、病魔に襲われていつ死が訪れるかも知れない病人とは違い、あくまでも身障者なのである。だからその気にさえなれば人生を全うする事も可能だった筈だ。しかしながら、彼は自ら人生にピリオドを打つ決断をしたのだ。映画はそんな彼のとった行動に対し“何故?”ではなく、あくまでも“どう思いますか?”と問いかけている。端的に言えば、身の回りの世話をし見守ってくれている人々に対する気遣いと、自分では何ひとつ出来ないという屈辱的な日々に耐えられなくなり、もはや生きていく事に意味を見出せなくなってしまったからだろう。要は彼のプライドが許さないのだ。人間とは様々な人々と関わり合い支え合いながら生きている。それは健常者であろうと身障者であろうと。そして身障者の多くは自らその苦境を乗り越えて生きているのも事実であり、だから28年もの間、支え続けてくれた家族や友人たちに対して、ラモンのとった行動は余りにも身勝手だという意見も良く分かる。しかも死ぬことすら人の手を借りなければならないとならば、尚更である。取りも直さず、ずっと見守ってくれ支えてきてくれた人々に対し、彼には生きる「責任」があり、人生を全うする事によって初めて、生きる「義務」を果たしたと言えないだろうか。それが延いては「感謝」や「礼儀」という事にも繋がってくる。しかし生ある限り強く生き抜いて欲しいという周囲の願いは、所詮「綺麗ごと」に過ぎないのかも知れない。映画はドラマ性を極力抑え、ラモンを取り巻く人たちの日常を冷静な眼差しで綴っていく。だからその味わいは意外なほど淡白だ。本作は表層的には魂の救済の物語のようだが、寧ろ人に愛され大切にされる事の意味を問いかけているように思う。
[映画館(字幕)] 7点(2005-08-25 17:26:09)
32.  華麗なる殺人
“もし戦争というものが地上から無くなったとしたら・・・”という仮定に基づいたこの作品は、人間の闘争本能を満足させる為、国家がついに殺人を公式に認めるという、かなり過激な近未来のお話。10人勝ち抜けば高額賞金と特別な名誉が与えられるこの殺人ゲームには、誰でもが参加できるなど様々なルールも設けてあり、また対戦相手の顔が分からないスリルや、手段を選ばない様々な殺しのテクニックが味わえるという趣向。しかもその模様を“殺人ショー”としてTV中継するという念のいれようだ。まさに悪趣味の極みのような人間の愚かしさは、戦争が無くなった未来でも基本的になんら変わらないという皮肉がこめられている。が、本作に限って言えばやはり娯楽色が強く、むしろそれらの新趣向の殺し方を楽しんでいる我々観客のほうに、皮肉な目が向けられているようだ。
7点(2003-08-24 17:44:19)
33.  サスペリア(1977)
当時、音が映画館の中を“走り回る”といった、「サーカム・サウンド方式」という立体音響と独創的でシュールな色彩効果で、現実を超えた不安感というものを嫌と言うほど体感させられた記憶がある。まさに生理的な怖さとはこういう作品を指すわけで、D・アルジェントの手腕は遺憾なく発揮されたと言える。ヒロインが夜の空港のターミナルから屋外へ出た瞬間の“ある演出”が、これから始まる恐怖のドラマを予感させて、実に新鮮に感じたものだった。
7点(2002-02-08 00:37:02)(良:1票)
34.  バーバレラ
フランスのコミックの映画化で、ヒロイン=バーバレラを主人公にしたエロティックさが前面に出た珍品とも言えるSFで、オープニング・タイトルからして既にキワドイ。スペース・オペラのパロディを意識した創り方がベースとなっているが、科学的な裏付けは皆無。盲目の鳥人と力を合わせて悪と対決したり、未来式のSEXやパイプオルガンのようなセックスマシーン、鉄の歯を持った人食い人形や鳥籠に入れて処刑する鳥刑等々、さまざまなアイデアと艶っぽい未来コスチュームがなんとも楽しい。さすがR・バディム監督だけあって、まさに成人向けの宇宙探検モノと言える。
7点(2001-03-03 22:44:18)
35.  警視の告白
ずっと昔に観たイタリア映画でフィクションでありながら、ローマで実際起きたマフィアによる連邦検事の暗殺事件にヒントを得たと言う、一種のノンフィクション的な側面を持ちつつ、ハードで力強いタッチで観る者を釘付けにしてしまう作品だ。特にマフィアの配下である長官に戦いを挑む、フランコ・ネロ扮する連邦検事の厳しい表情がストップモーションとなる幕切れは、今なお忘れられない。さらにこの作品で印象深いのは、今やスタンダード・ナンバーともなった「モア」のリズ・オルトラーニのメイン・テーマである。エレキ・ギターの不気味な唸りとハードでビートの効いたスコアは、極度の緊張感を醸し出している。
7点(2001-02-04 23:39:53)
36.  狼の挽歌
ハリウッドでなかなか芽が出ず、フランスやイタリヤで陽の目を見たという点では、C・イーストウッドと同じ道を辿ってきたC・ブロンソンが大ブレイクした記念碑的作品。ジル・アイアランド扮する女に裏切られ、エレベーターで彼女を射殺するラストは、全編のど派手なカー・アクションと共に強烈な印象を残す。
7点(2001-01-07 21:54:18)
37.  カットスロート・アイランド
レニー・ハーリンの大活劇としてはそれ程出来のイイほうじゃないけど、ジーナ・デイビス(大ファン)の魅力でそれを補ってるって感じ。ただしマシュー・モディーンは明らかにミス・キャストで、映画のシーンみたいに“足を引っ張ってる”。
7点(2000-10-13 11:34:50)
38.  コーヒー&シガレッツ
喫茶店などの喫煙タイムで、我々が日常よく目にする光景を掬い取ったのが今回のJ・ジャームッシュ作品。 11のエピソードから構成されているが、ここに登場する人物たちは必ずと言っていいほど複数であり、寸暇を一人で楽しむR・フレンチ嬢ですらウエイターが絡んでくると言った具合。それぞれのパートには実に個性的な顔ぶれが並んでいる。で、そのアトランダムな組合せから生じるミスマッチな会話の面白さが、本作の狙いなのかと問えば、否、会話そのものは大して面白いものでもなく、むしろ会話の噛み合わなさから来る気拙い空気を、コーヒーや煙草で間を持たせようとする、彼らのリアクションそのものに妙味があるという事なのだろう。エピソードとしてはS・クーガンとA・モリーナのパートが面白い程度で、それ以外は実に他愛ないものばかり。それにしても、ここに用意されている喫茶店あるいは喫煙室の無機質で殺風景なこと。モノクロだから余計そう感じるのかもしれないが、少しも楽しそうには見えないぞ。オセロの碁盤のようなテーブルクロス(カップが何故か余分にある)に、マルボーロとキャメルなど定番ものばかりで、忙しなく啜るだけのコーヒーと、ふかすだけの煙草など、まったく美味そうには見えない。コーヒーと煙草という本来の主役も、ここでは間を持たせる為の道具としてしか存在しないという、アンチテーゼともなっているようだが、旨みやコクといったことにはほとんど触れられない事で、「スモーク」でW・ハートがさり気なくお洒落に煙草をふかしていたシーンから伝わるものが、本作からは感じとれなかった。だから、少なくともこの作品を観た後で喫茶店に入ろうとは、私は思わなかった。
[映画館(字幕)] 6点(2005-06-02 18:33:29)(良:1票)
39.  息子の部屋
ありきたりの感動を期待すると肩透かしを喰らってしまう作品だ。音楽を含めてドラマチックな盛り上げ方を徹底的に拒絶した、実に淡々としたホームドラマ的日常描写を、新鮮と見るか物足りなく感じるかが評価の別れるところ。個人的には、常に冷静な態度で患者に接していた精神科医の主人公が、息子の突然の事故死によって、自身が冷静さを失っていくという描写をもっと掘り下げていれば、さらに違った面白さが生じていたのでは・・と思うが、それにしても息子の彼女には、現在つき合っている彼がいるという設定は大いに気になる部分で、さらに彼女等とひと時行動を共にする事で、残された家族の気持ちは果たして癒されたのだろうか。そしてそれによってどれだけ息子の事を理解できたのだろうか。ある種の爽やかな余韻を残しつつも、何か釈然としないエンディングではある。
6点(2002-04-01 18:25:24)
40.  サスペリアPART2
「サスペリア」の続編のようでいて、実は同じダリオ・アルジェント監督の旧作で、邦題は前作とは関係なく配給会社が大ヒット作に便乗して強引につけたもの。(昔はこのテがよくありました)でも殺しのテクニックはさすがに凄まじく、ガラスの破片でのダメ押しや、熱湯で顔をメチャメチャにしたり、轢殺しをモロに撮ったり、人形を小道具に使うあたりもなかなか巧妙にできている。しかしただそれだけの事で、犯人の殺人の動機に説得力がないし、アルジェントの洗練された美学というものが微塵も感じられない。やはり音響効果だけでは支持は得られないという事か?
6点(2001-04-01 16:48:18)
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