41. こうのとり、たちずさんで
アンゲロプロスらしい詩的な映像、長回し、ミステリアスな味付け。どれをとっても文句の無いはずなのに、もの足りませんでした。普遍的なテーマであるが故に、もう少し感情移入できる部分が欲しかったです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-10-22 08:13:05) |
42. 昼顔(1967)
《ネタバレ》 不満はない生活をしているのに、これではいけないと思ってしまう。家庭に入っている主婦ならだれでも思うことだと思います。少女時代の嫌悪感からくる性への恐れ、嫌悪。自分が汚れることで、それらを払拭できる気にもなる。妄想も含めて悲しいくらいにわかってしまう映画でした。できたら、わかりたくない映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-09-16 04:59:04) |
43. ジンジャーとフレッド
年をとるということは、現実なんだなあと思わせてくれた映画でした。「田舎の日曜日」「八月の鯨」より、現実っぽくないのに生々しく感じました。 6点(2003-09-10 01:29:11) |
44. 自転車泥棒
むかし、自転車置き場で自転車を盗まれてしまい、近くに似ている自転車があったので乗って帰る途中で、警察につかまりました。この映画ではないけど自分がやられたから、しかたなくっていうのは許されないですよね(コネのある人は、ある程度何をしても許されるので別ですが)。補導されたときに、この映画のセリフを言っていました。生意気だとさらに罪が重くなりました。今だったらもっとカラリとしていそうです。時代を感じさせる映画ですね。 6点(2003-09-02 00:58:03) |
45. 地獄に堕ちた勇者ども
退廃的な映像には惹かれるのですが、映画自体にはそれほど惹かれませんでした。「ベニスに死す」も最初見たときは2点、次が5点、次が9点くらい印象が変わっているので、もう一度見れば変わるかもしれないけど、数十年前に最初に見たときの印象は「ベニスに死す」より良かったです。 6点(2003-08-26 03:56:46) |
46. 1900年
オールナイトの映画館で見ました。長さを感じさせない映画でした。ドミニク・サンダが本当にきれいです。 6点(2003-08-04 07:36:31) |
47. デカメロン
高校時代に見た映画ですが、あれこれ理由をつけてはHをしている、というのが当時の感想です。面白い映像と下品な小道具が楽しいです。 6点(2003-08-04 05:59:25) |
48. マレーナ
リンチシーンあれほどまでではないにしろ、身近にありがちですね。現実を思うと笑えないくらい生々しかったです。美しい景色と残酷な現実。リンチされた後も凛としていて、強い人はきれいだなと思ってしまいました。 6点(2003-07-29 01:44:40) |
49. ドクトル・ジバゴ(1965)
オマー・シャリフの回想シーンで流れる「ララのテーマ」にひたすら酔ってしまいました。画面から凍えるシーンが伝わって来そうでした。 6点(2003-07-24 00:27:32) |
50. 白夜(1957)
ありがちなシチュエーションなのですが、モノクロ映像の美しさにただただ見とれてしまいます。ビスコンティの数多い映画の中でも「ベニスに死す」と並んで、沈黙の美しさではダントツだと思います。 6点(2003-07-23 23:09:28) |
51. ユリシーズの瞳
「霧の日だけは昔に戻る」と言うセリフと風景。流れてくる音楽。霧の中で静かに人間たちを追っていくと、そこは現実。決して取り戻せないものを取り戻そうとするかのように、幻のフィルムを探す男。アンゲロプロスにかかるとサラエボの街でさえ美しく感じてしまいます。 6点(2003-07-16 03:51:06) |
52. グッドモーニング・バビロン!
いい映画だと思うし、印象的なシーンも多いんだけど、なんとなく残らなかったりします。ビデオも買ったんだけど・・・。 6点(2003-07-15 05:05:36) |
53. 薔薇の名前
先に小説にはまってしまっていて失敗したなと思った映画です。どうしても映画は単純化されているようで残念でした。よくこんな古城を見つけてきたなと感心しました。 6点(2003-06-17 16:09:01) |
54. チャーリー
ロバートダウニーjrが頑張った映画。でもしばらくすると印象がそれだけしかなくなる。 6点(2003-06-17 03:43:11) |
55. ニュー・シネマ・パラダイス
ラスト面白くて、ジーンときました。音楽も良かった。でも同系の映画の中では意外と残らなかった。 6点(2003-06-03 11:07:42) |
56. ライフ・イズ・ビューティフル
リアリティーが感じられない部分が多々ありました。親子愛をもっとさりげなく出した方がじーんとくる気がする。やや暑苦しい。 6点(2003-06-03 03:22:39) |
57. インテルビスタ
いかにもなフェリーニならではの映画です。 ずいぶん前に見た「甘い生活」。主役のふたりが年をとって以前の映像を見るシーンは感慨深いです。 どうでもいいようなシーンも多いけど、マリリン・モンローのTシャツを着て通り過ぎる太った人を見て 「マリリン顔が膨れて虫歯みたい」そんなことを話してるところなど大好きです。 それにしてもアニタ・エグバーグの変わりよう。 ショッキングブルーのマリスカや、シックスセンスのオスメント君も驚くほどの体重増加。 なのに、どの人も見てるうちにかわいく思えてしまいます。 [映画館(字幕)] 5点(2019-10-20 07:28:58) |
58. 麦の穂をゆらす風
《ネタバレ》 今に続くアイルランド紛争をアイルランド側から見た映画です。どんな戦いでもなにかしら息抜きがあるものです。ケン・ローチの映画が好きなのは悲惨な状況の中で、ホッと息をつける、息を抜ける部分があるからなのですが、この映画にはそれがないので悲惨さだけが残りました。余所の国のことはもとより、同じ国の人のことさえも理解するのはむずかしいけど、理解しようと努力することは出来ます。この映画を見て理解する努力をすることですら難しいということを実感しました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-11-17 05:54:52) |
59. やさしくキスをして
《ネタバレ》 大好きなケン・ローチの映画の中でも一番苦手な映画。いつものように人種や宗教などの違いなどからくる差別や偏見を扱っていますが、この映画に関してはみんなが自分の幸せばかり押し通しすぎです。あまりにも自分の立場を考えてと主張しすぎる人が多くゲンナリでした。他の人の幸せのためにと身をひく慎ましやかさに感情移入しやすいので、こういう映画は嫌いです。エジンバラの大学に行く妹と、学校長はのぞいて、みんな不幸になればいいと思ってしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-11-12 23:13:06) |
60. ホテル・ルワンダ
《ネタバレ》 以前、ルワンダへの旅行を予定していて、行かないままに内紛が起きました。当時、色々なニュースで取り上げられていたので、色々と調べましたがフツ族とツチ族の歴史と欧米人のかかわりが、分かり切っていたことでしたが衝撃的でした。映画は物語に過ぎないと思いましたが、お金で命が左右されるストーリーは興味深かったです。ドン・チードルは他の映画のイメージが強いので、ややマイナスでした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-05-14 23:41:03) |