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もっつぁれらさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 542
性別 男性

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61.  美しき運命の傷痕 《ネタバレ》 
てっきり、映画を観ている最中は自分も、母の車椅子を引く女性が長女なのだろうとばっかり思っていたので、家に帰ってきて見てみてちょっとビックリしました。 自分はまだ結婚もしていないので結婚生活とか不倫とかって、イメージでしかわからないのですが、いずれのパターンにせよ、辛い思いをするのって女の方なんですよね。 男って、女よりもトラウマにつきまとわれにくかったりと精神的に強い分、女よりも人の痛みに鈍感なところがあって、それが浮気の根本的な原因なのかなぁなどと考えてしまいました。この映画以外の世界でも、そう言えば男って鈍くて身勝手だよなぁ・・・と、何かを悟ったような気になってしまいました(笑)。
[映画館(字幕)] 6点(2006-05-05 15:59:34)
62.  ニュー・シネマ・パラダイス 《ネタバレ》 
初めて観てから約1週間。な~んにも感じない。書きたいことが思い浮かばない。 ラストのキスシーンのフィルムですが、何故あそこで感動するのかサッパリわからない。これは多分、親が転勤族だったので自分自身小さいときから何回も引越しを経験してきたせいだからだという結論に達した。生まれたときから高校卒業までに5回も住む場所が変わっているからでしょうか、本当にポカーンって感じ。同窓会も小学校中学ではゼロ、高校は卒業して1年後に1回あっただけでそれっきりだし・・・。催促の葉書は来るけど、別に昔の友達に久しぶりに会ってみたいとは思わないので、やっぱりこの映画の主題は自分には合わなかった気がします。 それと、この映画のキャスティングについて。幼少期と壮年期はともかく、青年期の配役がひどすぎます。サルバトーレ役の人もヒロイン役の人も全くと言っていい程に個性がなく、ただの一般人を連れてきただけじゃないのか、とまで思います。あそこまで存在感のない役者は初めて見ました。 けど、この映画の中の映画を愛する人たち(特に群集)には何か微笑ましい気持ちにさせられてしまいます。映画のワンシーンに一喜一憂し、感動を共にするということは現代でも出来ることですが、あそこまでみんなが一体となって盛り上がれるというのは本当にうらやましいものです。あの環境で観れたら楽しさも倍増すると思う、絶対。
[地上波(字幕)] 6点(2005-09-10 00:45:20)
63.  ラ・スクムーン 《ネタバレ》 
ロベルト(ベルモンド)とグザヴィエが元々親友だったという設定がイマイチ掴めず、獄中のプロットに進んでからようやく物語に入り込めたという印象。 獄中での再会シーンの描写や、その前の法廷のシーンでもウインクをするのみといったごくあっさりとした描き方だったのが非常に気になってしまいました。 そもそもこの映画、ストーリーの緩急が付けられておらず、銃撃戦が映画内のあらゆる場面で繰り広げられてしまっているためにどこが終盤の盛り上がり所なのか全く分からないままエンディングを迎えているように思えます。 ハリウッド映画のように分かりやすくしろと言うつもりはないですが、エンディングの唐突感は自分が観てきた映画の中でもトップクラスの部類に入るほどです。 殴り合いなどのシーンも、例えば刑務所内でグザヴィエが看守に囲まれるシーンや砲弾除去の手前で泥まみれになりながら取っ組み合うシーンなどもイマイチ迫力が伝わってこないですし、またクラウディア・カルディナーレとベルモンドは撮影外では実は仲悪かったんじゃないかと勘繰ってしまうほどの冷めたキスシーンだった事も残念に感じました。
[映画館(字幕)] 5点(2022-09-19 14:19:09)
64.  相続人(1973) 《ネタバレ》 
ベルモンド、つまり命を狙われる側の人物像は、背景とか新聞社のやりとりとかを出しながら上手く描かれていたと思いますが、命を狙う側のキャラクター設定が確立されておらず、全体的なストーリーに難があると感じました。 ストーリーの後半まで観てみると、恐らくナチスドイツの残党の思惑が絡んでいると思われますが、歴史の知識が浅いために深くは読み取れなかったところはあります。 単純に大企業をつぶすとかそういった漠然とした意図しか感じ取れず、この辺りに改善が欲しかったところです。 ただ、枝の部分は総じて良いシーンが多く、序盤の麻薬入りの鞄のトリックは斬新で、ここでこの映画に対する期待感が増した感じはありました。 会議のシーンで、親父のイニシャルHC(Hugo Cordell)が刻まれた椅子に座るのを躊躇する仕草で感情を表現したりするところや、肖像画が次々と落ちて狙われていることに気付くシーンも芸術的な感性を感じますし、何と言っても最後の空港のロビーに向かうベルモンドと新聞が印刷されていくモーションのクロスカッティングは緊迫感絶大で凄く引き込まれました。 最後の最後、エンドロールで複数アングルのリプレー映像は完全に蛇足。
[映画館(字幕)] 5点(2021-05-21 00:34:33)
65.  靴みがき 《ネタバレ》 
「靴みがき」といっても冒頭だけで、映画の大半が留置所内での描写に終始してしまっているので、タイトルで損をしてしまっているように思えます。 その留置所内での出来事も、心理描写が卓越しているわけでもなく、目を見張るようなサスペンスが展開するわけでもないですし、また脱獄シーンにおいても緊迫感やスリルが増すような描き方には見えなかったためか、ストーリーの面白さで考えると特に惹かれるものは感じられませんでした。 同じネオレアリズモと言われる映画でも、もう少しストーリーに面白さが感じられる映画も存在している事を考えると、どうしても物足りなさは出てきてしまうと思います。 この時代の世の中では、弱者である子供がどうしても犯罪に走らざるを得ないような社会だったのかもしれませんが、少しリアリズムに徹し過ぎるような調子で進んでいたところがあったので、どこかしらでドラマティックな演出をするとか、特徴的なカメラワークを組み込んでみるとか、感情移入できるような人物を配するとか・・・していれば、より楽しめたのではと思いました。
[映画館(字幕)] 5点(2014-01-26 02:53:10)
66.  素敵な歌と舟はゆく 《ネタバレ》 
ここまで面白さが感じられない群像劇は初めてかも。 それぞれの登場人物に関するエピソードにおいて興味を引かれる事が皆無で、またそれらの接点に関しても決してそこから話を広げていこうという意思も感じられないため、ただひたすら退屈で冗長な印象しか受けなかったです。 まず、登場人物の行動に不可解な点が存在していたと思うのですが、カフェの女店員が森の中に連れ込まれて襲われた後、その男が元カノにビンタされて大爆笑していたにもかかわらずデートの誘いを受けてしまう所とか、仕事でミスをした黒人の男が食事に手を付けなかったりした所など、他にも行動の動機が理解し辛い所がいくつか出てきていたのは、敢えてストーリーを構築するのを避けながら作ったからなのかもしれませんが、あまり面白いとは言えないと思います。 ただ、それぞれのストーリーに共通しているのが、仕事でミスをした黒人、皿洗いがテキトーでクビになったり盗みを働いて捕まった青年、屋敷の主人とイチャついてクビにされた使用人など、生きる上で何かと躓いている人たちばかりでしたが、彼らを皆救済しようという意思はないのか、ワイングラスを傾けながら楽しそうに歌を唄う二人だけがハッピーエンドを迎えてしまっているため、彼らの乗ったヨットのロングショットを見ても最後まで救われない人たちの事が気がかりで上手に締めくくっているとも思えず、結局最後まで良い所が見当たらない映画でした。
[映画館(字幕)] 5点(2012-02-05 00:06:25)
67.  グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版 《ネタバレ》 
素潜りが危険を伴う行為である事が理解できる我々としては、映画の中でジャックとエンゾが素潜りで競い合うストーリーはハラハラしながらの鑑賞になってしまうのですが、映画の冒頭でジャックの父が海で亡くなるシーンを見せられるお陰で、それ以降の素潜りのシーンでは余計にハラハラ感が増すこととなってしまいます。 最初にこんなシーンを見せられるものだから、当然二人のうちのどちらかが危ない目に遭いそう予感がしていたのですが、これがまたアホかと言うほど拍子抜けさせられるシーンばかり。 血圧が高かったり、不調だと言ったり、船上の係員がペンのキャップみたいなものを落としたり、ドクターがエンゾの表彰式の時にこれ以上潜るのは危険だと説いていたりと、その後に特に事故が起こるわけでもないのに無駄に不安を煽るシーンが多く、何事もなく水上に上がってくる度に期待を裏切られてしまうという事が何回もあったわけですが、最後の方になって、競技を中断させられ強引に潜っていったところまでくると、もう今度こそ流石に上がって来なくていいだろとまで思ってしまったほどです。 映画の中の出来事とはいえ、劇中の人物が苦しい思いをするのは自分にとっても本当はイヤなものですが、映画のストーリー構成の観点で見ると、この度重なる肩透かしの方がよっぽど苦痛であると言わざるを得ません。 また、素潜りのスタートを切る紐の(映画としての)使い方が下手くそで、最後の方でジョアンナが紐を引くシーンがこの映画の肝心要のシーンであるにもかかわらず、その紐に着目させるようなシーンが一切出てこなかったのが決定的に駄目。 例えば、「この紐には俺の人生が・・・」のような会話が出てくるとか、カメラワークでも紐に着目する映像が少しでもあれば最後のシーンで感情移入も出来たのかもしれないですが、潜るシーンが何度も出てきたにもかかわらず、とことん紐の存在を軽視しながら潜水が行われてしまっていたのが、このリュック・ベッソンという人の演出における引き出しの少なさなんだろうなと思う。 必要以上にセックスシーンを見せるのも無駄だし、BGMも古臭さがあるだけでなく、劇中の人間がBGMに合わせてリズムをとっていたりする所なんかも意味が無いように思えます。 素潜りや人間ドラマが7割、残りの3割がイルカと戯れるシーンだと思われますが、後者の3割で何とか凌げているような感じの映画でした。
[映画館(字幕)] 5点(2010-10-04 02:12:50)
68.  気のいい女たち 《ネタバレ》 
クロード・シャブロルってこんな映画を撮る人だったっけ?って思ってしまうほどストーリーに面白味がない。 ところどころでバカ騒ぎしているシーンがありますが、どうもイマイチ面白くない。何でかはわかりませんが、その場の楽しさが伝わってこないんです。 それと、序盤のうちからバイクに乗って追い回す男が小さく出てきますが、こんなサスペンスの雰囲気が出る筈のシーンであるにもかかわらず、サスペンスの“サ”の字も感じられないまま時間だけが進んでいくといった内容・・・。 この男、中ほどでコミカルな一面を見せますが、そのお陰で、その後の森の中を歩くシーンが全然シマリのない画面になってしまうのです。 クールな印象を持たせておいて、時にコミカルな一面を覗かせる、というのはそのギャップが良い方に働くものですが、あの男のようにレストランでバカやった後で真顔で森の中を歩いても、やっぱりどこかミスマッチで、殺人のシーンも見ていて嘘臭く感じてしまいます。 ラストシーンも意味不明で、チョビ髭の男の存在や役柄も良くなかったし、登場する女優陣が皆個性が出ていなかったのも、ダメな原因の一つかなぁと思いました。
[映画館(字幕)] 5点(2008-10-29 00:04:15)
69.  ダンケルク(1964) 《ネタバレ》 
まず、ストーリーが全く面白くない。事実を忠実に再現したということでしょうが、話が一向に進まないのは勘弁してほしいです。 ポスターの風景にあこがれて海岸まで行ったはいいが、思い描いていたイメージは全くなく、それどころかミサイルの洗礼を受けるばかり。やっとこさ船に乗り込んだと思いきや、海上でも爆撃の嵐。再び海岸に戻ってきてもまたミサイルミサイル・・・。堂々巡りなストーリー。 この映画唯一の華(花?)、カトリーヌ・スパークもベルモンドと会って間もないうちから「あなたを愛してる」とか言い出すし、もうストーリー的な深みも全く感じられない。 劇場のパンフによると、ジャーナリスト出身の監督作だそうで、事実をありのままに伝えたいという気持ちはわかりますが、娯楽映画の要素もほとんどなく、またメッセージ性も弱いので、大筋の部分で失敗してしまってるように思えます。 枝葉なポイントで言えば、エキストラとか凄く大人数使ってたり、スケールがデカくて迫力があるところなんかはいいですし、人だかりの軍服や顔についた土の黒さ、爆発時の黒煙の黒さが印象的で、それが兵隊たちの異常心理や戦争の無意味さ残酷さを連想させるように思えました。 ベルモンドは相変わらずカッコイイですね。
[映画館(字幕)] 5点(2008-10-15 02:04:38)
70.  アルファヴィル 《ネタバレ》 
SFの映画っていうのは、その世界観に入り込めるかどうかが評価の分かれ道になると思う。 この映画を観て「おぉ~スゲェ!」と、その斬新な発想に魅かれるか、もしくは「・・・・・」で終わるのか。 自分は「・・・・・」だった。 アンナ・カリーナやエディ・コンスタンティーヌなど、キャスティングはかなり良かったと思うが、ストーリーが意味不明で、最後の方になると白黒反転の映像が出てきたりして映像面に関しても格好良さは感じられなかった。 普通のパリの町並みを近未来的に見せる手腕は見事だけど・・・。
[映画館(字幕)] 5点(2006-12-22 22:53:39)
71.  いぬ 《ネタバレ》 
この映画はモノクロ映画独特のクールさがあると思う。シブい!玄関を開けたときにわざと影を作って顔を見えなくしたり、シリアンが宝石類を土から掘り起こすシーンなんかは、ストーリーの構成上(モノクロ画像によって)程よく影を作って映しているのが上手いと思った。走っている車を外側から映している場面の、あからさまに合成である部分を除けば、映像面ではかなりイイと思う。 ただ、やはりストーリー面をとってみるとかなり難解で、私にとっては完全にお手上げ状態。繰り返し観てみて大筋は把握できたけどこれは間違いなく難しい部類。最初に見たとき“花輪”とか“葬儀”とかの意味が解りませんでしたからね。そのせいで、最後にモーリスとシリアンが撃たれた理由が全く意味不明でした。 あと、ヌテッチオ役のミシェル・ピッコリは絶対に配役ミス。もっと存在感があってズル賢そうな顔の人の方が適していると思う。
[ビデオ(字幕)] 5点(2005-10-10 12:38:44)
72.  ぼくの伯父さん
オープニングの、看板に書かれたスタッフ紹介・ユロ伯父さんのアパート・魚とにらめっこするワンちゃんで「なんてセンスの良い映画なんだろう。こりゃぁ~期待できるぞ~」とウキウキしながら見ていたのも最初だけ。30分で飽きてきました。 登場人物のセリフを極力減らし、サイレントの映画のようにパントマイムだけでストーリーが展開していくのは好印象なのですが、どうも、ギャグがつまらない。ユロ伯父さんの余りの間抜けぶりに、正直のところ見ていてイライラしてしまいました。 シーン一つ一つのセンスのよさは私も気に入ってしまいましたが、この映画の中の大人達のダメ人間ぶりがとてもじゃないけど見るに耐えないのです。この映画の登場人物を見て、ほんわかとした温かみを感じたりほのぼのとした気分になるなんて絶対無理。 けど、ギャグがチャップリンみたいに面白ければこの映画のハイセンスな映像にマッチしないだろうと思うので、やっぱりこのくらいのレベルの笑いがちょうど合っているような気がしました。
[映画館(字幕)] 5点(2005-05-21 01:41:19)
73.  白夜(1957) 《ネタバレ》 
この映画のどこに良さを見出せばいいのかサッパリわからん。自分より前に投稿なさっているほとんどのレビュワーさんがこの映画を褒めてらっしゃいますが、男の目で鑑賞してこのストーリーに理解を示すというのは、とてもじゃないけど自分には出来ません。 まず、ナタリアが惚れた下宿人というのはいったい何者で、何故1年もの間ナタリアを独りにさせているのか。しかも、約束の1年が過ぎてとっくに町に戻ってきているというのに彼女をほったらかしにするとはどういうことか(怒)。まぁ、男としてはナタリアのように一途な気持ちを持ち続けている女性にはたとえ自分がその人に惚れていたとしても応援してあげたくなるものなので(全ての男がこのように考えるわけではありませんので、悪しからず)やっぱりこの映画はどう頑張ってもマリオに感情移入せざるを得ないわけなのであります。 しかも、最後の男一人トボトボと立ち去るシーンですよ。あの撮り方はどうみても男の哀しさを語ろうとしているようにしか見えません。じゃなければ絶対、再会したナタリア達の後姿で締めくくられるはず。 自分にとってこの映画でよかったのは、ダンスシーンと終盤の雪景色くらいなものです。 そういえば、邦題の「白夜」というのは、ナタリアが下宿人に対して持ち続ける一途な気持ちのことなのかも。だとしたら、この映画の主人公はやっぱりナタリアなわけで、彼女の方に感情移入するべき映画なのかも?!?・・・いや、絶対無理だ(爆)!※
[映画館(字幕)] 5点(2004-11-18 23:17:37)
74.  奥様ご用心
出ている女優達が多くて、しかも、個性がはっきりしていない人たちばかりだったので顔を覚えるのに精一杯でした。ベルト役のダニー・カレルが可愛かったので印象に残ったのはそれだけと言うのが正直な感想です。それにしても、じみ~なエンディングだったなぁ・・・。 〔'04.12.13追記〕上のコメントは映画館で初めて観たときのもの。いい加減なレビューではイカンと思い、ビデオを借りて再度鑑賞してみたが・・・それぞれの役柄はよくわかったのですが、付け足すことは特に何もないです(笑)。 仕方ないので、お金について考えてみた。ジョスラン家の年収が8000フランで、辻馬車の乗車料が2フランとなっている。もし仮に、日本でジョスラン家と同等のランクの家の年収を少なく見積もって8000万円と想定すると、あの辻馬車の乗車料はなんと2万円!バカに高い。ついでに、娘の結婚の持参金は5億円と換算できる。これは、ついこないだの紀宮様の持参金が1億5千万円であることを考慮すると、こちらも相当な額であることがわかるだろう。適当な金額設定なのか、それとも、1957年のフランスは本当にそういう世の中だったのだろうか・・・・・
[映画館(字幕)] 5点(2004-10-29 01:12:19)
75.  終着駅 《ネタバレ》 
話が冗長で散漫。観ていてイライラさせられます。 別れを題材に、それに特化した映画と割り切って観れば観れなくもないですが、彼らがそれまでにどんな恋愛をしてきたのかも知らされないままでの2時間弱は、やはりキツいのひと言。 演出も大味で、音の緩急(奥のテーブル席に着いた途端に完全に無音になるところなど)もかなり雑だし、線路を横切るモンゴメリー・クリフトと電車のニアミスのシーンの大音量の音楽や、その時のクリフト・ジェニファー・電車・周囲の人々のカット割りも何かイマイチな気がしました。 この時代の映画って、公共の場で何かあるとすぐに大勢が駆け寄ってきて一斉に注目するシーンがよく出てきますが、当時は本当にあのようにすぐに人だかりができたのでしょうか? それよりも何よりも、鉄道会社の車両管理がちゃんとしていなくて逮捕するとかの流れになって閉口させられるし(鍵くらい掛けとけっつうの!)、更に上役の判断待ちとかの話になった時点で、自分の中では即終了。 一応、惰性で最後まで観ましたが、エンディングも横移動するカメラが柱と交わった所でThe Endを出してしまうというセンスのなさ。 ていうか、別れのシーンだけでこれだけ最初から最後まで引っ張ってしまうと、落とし所に苦労するのも当然でしょう。
[映画館(字幕)] 4点(2016-07-06 21:32:23)
76.  不貞の女 《ネタバレ》 
ストーリーが凄く単純で、ひねりがなさすぎて全く面白くない。 普通にやれば40分くらいで終わっちゃうんじゃないかってくらい薄~~~いストーリーです。 自分が気になったのは、浮気相手を殺害した後の部屋の中を後始末をするシーン。 完全に証拠を消し去ったように描きたかったのでしょうか、死体の手の近くだけ血を拭き取っただけで、完全に拭い去ったようには見えず、おまけに、グラスの指紋を拭き取ってもいないし、とてもじゃないですが完全に証拠を消したようには見えませんでした。 そんなもんだから、「あぁ、あの時は完全に証拠を消し去っていたんだなぁ~」と後の警察とのやりとりで初めて解りました。 また、その後の死体を沈めるシーンですが、ヒッチコックのあの映画と比べるとまさに月とスッポンだし、布に包んだ死体もあの大きな人が入っているようにはとても見えないし・・・というわけで、ストーリーそのものも特に面白くもなく、細部に至っても注目するべきポイントもないという、かなり不満の残る映画でした。 ところで、「ドクトル・ジバゴ」という映画は観たことがないですが、その映画が面白いかどうかはともかくとして、その上映場所を不倫のきっかけの場としてしまうのって・・・どうなんでしょ?
[映画館(字幕)] 4点(2009-03-09 02:16:41)
77.  そして船は行く 《ネタバレ》 
この映画は何故セットとわかるように撮ったのだろう??初めのうちはこのあからさまな雰囲気が凄くイヤで、何度席を外そうかと思った事か。最後のスタジオ全体とスタッフを映したのもどうもよくわからない。何故セットであることを前面に押し出さなければいけないのだろうか。何故ナレーションが必要だったのか。全くもって意味のわからない映画だった。
[映画館(字幕)] 4点(2005-11-06 20:25:43)
78.  羊たちの沈没 《ネタバレ》 
羊たちの沈黙のパロディのはずなのにサイコがメインになってるところがダメ。笑える場面はいくつかあったけど、大爆笑するほどの場面はひとつもなかった。いや、「F・B・ア~~~~~~~~イ」のところはウケたかな。最後のどんでん返しのところ(自分の顔の特殊メイクを剥いでいくところ)は、まあ、評価に値する…かも。ちなみに、この映画でマーティン・バルサムは“探偵バルサム”役で出ています。おい!自分の名前をそのまま使うか普通・・・?
4点(2004-06-04 12:46:00)
79.  隠された記憶 《ネタバレ》 
難解だとかじゃなくて、観終わって本当に何も感じるものはなかったです。 多分、創作意欲とかは恐らく全然ないままでこの映画を作ったんじゃないかな? まず、視点が定まらない感じがするのですが、ラスト3カットで主人公がベッドに入ると夢だか回顧だかのシーンに移行していますが、もしあれが幼い頃の夢だとすれば、あのような第三者的な位置からの映像は不自然なわけで、序盤に出てきたみたいに少年の目線で映すことによって描くべきだと思いますし、また、送られてきたビデオを再生する時の映像も、オープニングはいいとしても、物語の途中で再生する時はビデオを見ているシーンだと分からせるために画面を粗く処理するとかして物語を進めた方がいいのではという気がします。ラストの長回しも、何かしら強調したい部分があって、それを見てもらおうとする意思があるとすればもうちょっと分かるように撮る筈だから、たぶんあのラストショットでは特に注目して欲しい部分などはなく、何の意図も込めずに撮ったのでしょう。 脚本についてもよく練られていないような印象で、初めて昔の同居人を訪ねて部屋に入った時「よくここが分かったな」と言われれば、ビデオの送り主は彼ではない事が明らかになる筈であるにも拘わらず、それを無視してやり取りが続けられているのは勿論、あれっ?という素振りすらしない。最後の方のトイレの中での相手の息子との会話も、大声で呼び出しておきながらも何が言いたいのかハッキリしないし、奥さんを心配させまいとついていた嘘も疑問符がつくような内容。 他にも、本筋とは無関係なシーンが無駄に多いのもダメ。奥さんが夫婦愛を強調するような事を訴えていたにも拘らず他の男に寄り添って涙を見せたりするシーンとか、最初の方で自転車に接触しそうになるシーンに至っては、パーティーの時の作り話の伏線のためだけに挿入されたとしか思えないワンシーンで、サブプロットにも成り得ていない部分に更に無駄を付け加えるという実に馬鹿げたストーリー構成。 自殺のシーンを見たお陰で、息子とエレベーターに乗るシーンが凄く緊張感が出ていて、しかもそれが何の変哲もない撮り方だったのがかえって緊張感を増すように作用していた、と本来ならばそう書くところですが、何も考えずにこんな映画を作った人のことだから、気がついたら緊張感溢れちゃってました(笑)、みたいな事かもしれないですね。
[映画館(字幕)] 3点(2011-10-19 22:47:43)(笑:1票)
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