1. ホテル・ルワンダ
ご存知の方もいると思いますが日本公開のめどがたたずネット署名運動などが 起き、現在は何とか公開が決まったらしいところです。たまたまこうして知ることが できてしかも見る機会を得ることができましたが、偶然に感謝するやら ずっと考え続けているやらこれをどう評価するやら、いろんなことでいっぱいです。 映画買付のことなど分からないけれど、アカデミーにふさわしい高価格と テーマ・話題性・出演者などを考えると結局どこも買付に至らなかったという 話もある意味うなずけます。が、それを上回って余りある力がありました。 テーマは一言で言うと ベルギー植民地時代に少数派ツチ族が優遇された不満が爆発した結果の悲劇、 ルワンダ虐殺ですが、 主人公はホテルのベルギー本社の白人に助けを求める。国連幹部が 泊まっていたから安心している。連発される「白人が助けてくれる。」 分かっています、世界がルワンダに背を向けた結果なのは。 それでも・・・ 元植民地アフリカ社会が陥っていたこと、どうすることもできなかった 国連軍のこと、「まあなんてひどいニュースなの、でも人々はこう言ったあと夕食を食べるだろうね」 と本音を吐き帰っていったジャーナリスト。いやっていうほど考えさせられ、 今でもやめられません。この映画のことを知ったら何としてでも見るべきです。 [DVD(字幕)] 9点(2005-11-04 07:02:05) |
2. スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー
うろ覚えで鑑賞したのでびっくらこいた。太平洋戦争ごろの空軍青春ものかと思ってたので・・ 確かにこれ、予告で伝えづらいですね。いまどきどんなCGでスペクタクルされてもさほど驚かなくなりましたが、冒頭のロボットシーンの合成ばればれだとかところどころ手抜きっぽいCGになっていてもこれだけ映像にわくわく出来たのも久しぶり。映像のセンスがいいってこういうことなんだな。例え「ん、ジャパニメーション入り?」「宮崎駿でこれ見たいなあ・・うん・・てゆーか逆や!」だったとしても。色がほとんどなくテレビが壊れたのかと思った。キャストもぴったり。チョロチョロ邪魔な女がぴったりだったし、空中要塞にびよーんと飛ぶ目隠し鬼女長官なんて、ジョリ江以外なかなか思いつかない。 7点(2005-03-21 16:54:05) |
3. クイーン・コング
コングは全女性の象徴なのだー、今こそ抑圧された女性たちよー、勃ちあがれ!とかって、パンナコッタ、なんのこった~ とか言ってみたりなんかして~ 3点(2005-03-20 19:03:25)(笑:1票) |
4. イングリッシュ・ペイシェント
ううむう。凄いのか凄くないのか。深~いモノを見させていただきました。でもないような。確かに戦争も織り交ぜた悲恋ではあるんだけど、イギリス貴族の不倫ですしねえ。「ただの不倫ものじゃん」と決め付けるほうでもないんですが。その不倫部分がぺらんぺらんなのが問題なんですかね。ビノシュの話にしたほうが良かったのかもしれない。だってあのビノシュがですよ、看護婦になって、好きあった男は必ず逝ってしまうの・・・と戦場の廃屋にドレス一枚で現れてごらんなさい。萌えなくてどうする。逝かされたとしても是非お相手しとう存じます。わたくしもこの手をいつか使わせていただきま(自爆)しかし彼女が萌えた相手はなんとインド人もびっくり!インド人。と、たまにどっかずれていて残念ではありました。ビノシュが凄いのだけは分かりました。ビノシュの動向のみに引き込まれておりました。長かった・・・ 6点(2004-11-03 03:46:00) |
5. ニュー・シネマ・パラダイス/3時間完全オリジナル版
例え通常版を見たあとでも私は10点をつけるでしょう!!! 10点(2004-11-01 22:34:54) |
6. シェルタリング・スカイ
正直こんな人生送ってみたいんですが。どこ見てんじゃ自分。こんなパートナーに恵まれてあーた。・・・倦怠期も知らずに語るなと言われれば、「はいすみません」と言わざるを得ませんが。(退散)モロ出しが出てくる映画と思い出せず見てたんで最初は驚きましたが、2人のやさぐれた関係を上手く表してるかも。母ちゃん家族の目の前で着替えしないでくださいみたいな。砂漠の例のセクスーシーンなど見てられず・・・服も着たままとりあえず体を重ねる2人。両親のいけない所を見てしまったような気持ちになり「見てしまってごめんなさい」と口走りそうなセックルシーンも初めてでした。【編集註:実在の人物とは一切関係がありません】後半は、現実というより奥さんのトリップ状態も含まれるんでしょうきっと。この奥さん、きっと同じこと繰り返すに違いない。ちなみに本筋とはあまり関係がないと思うのでネタバレなしで触れますが、ラストシーンの老人のような事を言う人間は嫌いです。老人であることを差し引いてもなあ。「一生にxxxx万リットルのビールを飲む」だの「切手をxx回なめる」だの、ちゃぶ台投げたくなるだ。(例えがだいぶ違うし)人間、明日逝っちゃうかも知れないから例え10歳までの命など余命宣告を受けたりすっかり老人になってしまったりしても、「砂漠みたいに漠然と希望」があるから人間何となく生きられちゃうんじゃないの。だったら今すぐ息止めて逝けばと思いたくなってしまう。失礼。この大嫌いは、映画の大嫌いとは全く関係がありません。むしろこんなセリフを聞かせてくれて良くやった。感動した。 7点(2004-10-28 03:06:20) |
7. ラストエンペラー
溥儀に関する特集や文章やら、以後それらに触れるたびこの映像で勝手に脳内変換してしまう。そのくらいのインパクトはありました。 9点(2004-10-19 00:15:36) |
8. 魅せられて(1996)
「どんな巨匠といへども、イメビ(無修正)を撮ってしまいたくなる事もある」ということなんでしょう。だが人々は勝手なもんでそんな事があるわけがないと、まあそんなとこだと思います。 [映画館(字幕)] 5点(2004-10-17 06:37:22) |
9. 息子の部屋
何かが期待していたものとは違うと思います。そもそも部屋じたい出て来ないですし、部屋で何か発見するわけでも。会いに来たという女の子は、ボーイフレンド(?)連れだし。それでもタイトルが全てを物語っていて素晴らしいですね。父親の精神分析医休業は正解だったかどうかの答えも出ないし、この先どうするかも描かれてませんが、いい余韻が残ります。肉親との別れは遠くに住んでいた祖母くらいなのですが、目を奪われたのは、目の前で溶接・密封されてしまう棺桶。なんかすごいわ・・・ 地味め淡々めなのは、これに関しては正解だったと思います。 8点(2004-07-25 13:30:17) |
10. ノー・マンズ・ランド(2001)
気分は1000点!絶対に見てもらいたい、とにかく何も言いません、見ろーと!!!ネタバレはしたくありませんが、他でも語られてる通り、「救いがない」ストーリーだと言えるでしょう。超ブラックコメディという表現も陳腐。風刺もしかり。アカデミー賞に輝いたのも陳腐なほど、ずしーんと来る作品。それにしても、国連長官(?)の、いかにもな愛人秘書には笑わせてもらった。あんな国連軍はいやでしゅ。 10点(2004-06-22 18:36:46) |
11. ギャング・オブ・ニューヨーク
デカプリオ、マッチョーですね。へーそんな事があったのね、としかとられない恐れもあって微妙な作品かも・・・ 7点(2004-03-27 05:06:27) |
12. 海の上のピアニスト
こういうファンタジー好きです。是非どうぞ。ティム・ロス猿の事は忘れましょう(違 9点(2004-03-26 00:27:50) |
13. マレーナ
ザ・モニカベルッチ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 9点(2004-02-16 02:43:27)(笑:1票) |
14. ライフ・イズ・ビューティフル
「ピノッキオ」はまだ見てないんですが、なんつーか、ロベルト・ベニーニって人のセンスの問題だと思いました。話じたいはホロッとするし悪くないですが収容所でやる話じゃないよな。。。 5点(2004-02-16 02:39:58) |
15. カストラート
カストラートの声を表現するのに合成した、という話題だけかなり先行してて、というか影響されすぎました。カウンターテナーの人とかで代用出来ないのでしょうか?無理なのだろうか。。。声のために去勢など今では考えられませんが当時はさほどの事ではないのかと思うくらいさらっと描かれてたような。音楽映画と思ったら兄弟の微妙な関係みたいな内容だったので、あれ、という感じでした。 7点(2004-02-14 05:23:34) |