1. ドクトル・ジバゴ(1965)
オマーシャリフの抑えた演技が、この映画の決定力になっている。ラーラの魅力は良いとして、トーニャがもう少し華をそえて欲しい気もしたが、話題作り(チャップリンの娘)ということだったらしいので、やむをえないか。この作品が、上映当時批評家からボロクソに言われたのは信じられない。◆最初の30分はやや退屈だが、時間を感じさせない大作だ。 [DVD(字幕)] 10点(2006-01-28 09:26:05)(笑:1票) |
2. 山猫
この映画にもう少し早く出会っていたかった。 [DVD(字幕)] 9点(2011-10-30 01:48:20) |
3. 太陽はひとりぼっち
日常を丁寧に描くと、シュールになんだなあ、と感心。問題は邦題だ。 [DVD(字幕)] 9点(2011-06-13 01:30:37) |
4. 夜
大人のあれや、これやが、うまく描かれている。冗長な面があるようでいて、無駄がない。 [DVD(字幕)] 9点(2011-05-29 02:09:25) |
5. 軽蔑(1963)
コケットリーと愛の終わりを丁寧に描いた映画。 「もうあなたには心を動かされないの」と言われて追いすがる男は私も嫌いだ。 [DVD(字幕)] 9点(2007-01-07 14:51:45) |
6. 太陽がいっぱい
イタリアをイタリアとして撮っている。原作を超えたホモセクシュアルの感じがとても良いです。 [DVD(字幕)] 9点(2004-11-01 20:35:13) |
7. 甘い生活
いいなあ眠らない街ローマ!「甘い生活」でも良いけど、ドルチェ・ヴィータの方がなお良い。ビデオでしか見てないので自分にマイナス1。 [ビデオ(字幕)] 9点(2004-10-24 00:09:08) |
8. ひまわり(1970)
イタリア版「君の名は」&「岸壁の母」といえばそうなんだが、愛と肉欲と情熱がほとばしりかたが違う。さすがイタリア。せりふの応酬が続くと思うと、沈黙のシーンメリハリがきき、情感が増す。音楽も素晴らしい…と言いたいところだが、「砂の器」とかぶって台無し!(菅野光亮のせいだ!)。 [ビデオ(字幕)] 9点(2003-11-20 10:06:35) |
9. ソドムの市(1975)
時代背景を考えると、いろいろな意味でよくできた映画だと思う。なかなかここまで見るのが嫌な映像というものを、見たことがなかった。 [DVD(字幕)] 8点(2016-02-16 13:45:12) |
10. 人生、ここにあり!
どこまで脚色かは、別として、「人が何かに踏みつけられる」ということがうまく描けている、と感心。映画の中とはいえ、日本が30年以上遅れているのは、日精協だけの責任にはしておけないだろうな。 [DVD(字幕)] 8点(2012-09-24 15:31:24) |
11. ルートヴィヒ(1972)
自分がもう少しまじめな映画ファンで、もう少し感受性のある年齢でこの映画に出会っていたら、人生が変わっていんじゃないかと思わせる作品。イタリア語でこの話を鑑るのも不思議な感じだが、イタリア語じゃないと、この映画にならなかったような気がする。 [DVD(字幕)] 8点(2012-08-11 23:26:56) |
12. ルシアンの青春
陰鬱な時代の、ルシアンのような人物にスポットを当てているという時点で、この映画は成功している。 [DVD(字幕)] 8点(2011-06-05 10:09:56) |
13. イタリア旅行
バーグマンが途中で一人車の中で怒りと苛立ちを口にするのがなかったら、もう少ししまった映画になったと思う。ロッセリーニとバーグマンの倦怠期が映画に現れているというステレオタイプの批評をしたくなるような映画である。…しかし、観終わったあとに、じわっと心のどこかにしみわたってくる映画でもある。 [DVD(字幕)] 8点(2004-11-01 21:02:36) |
14. ニュー・シネマ・パラダイス
完全版より絶対こっちが良い。封切り時に劇場版を見たおかげで、先に、完全版を見ることがなくてよかったです。よかったおっさんで。 [映画館(字幕)] 8点(2004-10-24 11:22:38) |
15. イル・ポスティーノ
マリア・ガラッツィア・クチノッタの美しさと自然の描写がなかったら大した作品じゃないかも。 [DVD(字幕)] 8点(2004-10-24 11:15:29) |
16. 歓びの毒牙
ストーリーの枝葉の弱さを押し切る力に欠ける面はあるが、これがデビュー作とは思えない完成された作品。静寂と空間の使い方が秀逸。脇を固める人物は結構魅力的だが、メインの人物の魅力に欠けるのが残念。鳥の使い方も遠慮がち。◆冒頭の画廊での殺人場面の空間の美しさには嘆息する。 [DVD(字幕)] 8点(2004-04-17 02:16:50) |
17. サスペリアPART2
サスペンスとしても超一流だが、なんといっても映像美。私的には、ダリオ・アルジェントの一番。問題は、『サスペリア』がヒットしたというだけで、何の関係もないのに、それより前に作られた本作を「2」扱いしている邦題だけ。それがなければ、10点です。 [DVD(字幕)] 8点(2004-04-12 19:42:40) |
18. 乞食/アッカトーネ
みてると辛くなって、何度もDVDを途中で止めてしまった。最後にむしろ救いがあるように思いました。 [DVD(字幕)] 7点(2016-01-17 19:12:57) |
19. ある公爵夫人の生涯
キーラ・ナイトレイもとてもよいお芝居をしていると思うのだが、ファインズとランプリングの陰鬱な因習とのバランスが悪い。ファインズとランプリングが悪いわけではないのだが、そんなに本気にやるなよ、という気もした。 [DVD(字幕)] 7点(2013-08-23 23:28:53) |
20. 危険な関係(1959)
人物はよく演じられているし、ストーリーも退屈させないのだが、最後が、ヌーベルバーグの出来損ないみたいで、いただけない。ジェラール・フィリップは嫌いな俳優だが、彼にとっては珍しい役を、無難にこなしている。 [DVD(字幕)] 7点(2013-08-02 22:18:47) |