1. ALONE/アローン
《ネタバレ》 これから地雷を踏みますよって丁寧に前フリしておいて踏むというアホな演出に呆れた。 地雷って突然爆発するから怖いのに何の驚きも無かった。 そこから先は身動きが取れず地味な展開。 終盤は意味不明な妄想が始まってハッピーエンドみたいな締め括り。 何がしたいのかさっぱりわからなかった。 [インターネット(吹替)] 3点(2024-09-20 14:42:42) |
2. 天使と悪魔
《ネタバレ》 爆発の7分前に辿り着くという御都合主義。 それより早いとバッテリー交換されて作戦失敗、遅いと爆発してヴァチカン消滅。 余りにもアホ過ぎる計画に呆れ返る。 真相を知られても都合良く射殺されるし、そのやり取りが監視カメラに映ってたという酷いオチ。 あと、寒いとバッテリーの性能が低下するのは理解できるけど、それが2分ってよくわかったね。 そもそも手遅れなんだから一か八かバッテリー交換してみたら良かったのにね。 ヘリが用意してあるので大丈夫って知ってたんだろうか??? [インターネット(吹替)] 3点(2022-02-21 15:33:57) |
3. ミクロコスモス
昆虫の生態をどアップでただひたすら観賞し続ける作品。 興味深い映像もいくつかあったけど、全体としては単調で退屈な印象。 ネット配信で見たんだけど、鑑賞環境をどうしようか悩ましかった。 邦画ではないし、吹き替えるナレーションもないし、字幕もない。 [インターネット(字幕)] 5点(2019-01-25 23:08:00) |
4. シルバー・サドル 新・復讐の用心棒
イタリアの作品ということもあって、少し雰囲気の違った作風の西部劇でした。 マフィア物を思わせるような家族主義が根底にあるのがよくわかった。 舞台はとんでもない無法地帯ではあるけど、血の繋がりを大切にする精神には好感が持てた。 いっぱい人が死んで殺伐とした展開なのにラストシーンの愛らしさに癒されました。 あと、初見のはずなのにテーマ曲に聞き覚えがあるのが不思議だった。 何か違う曲と勘違いしてるのか、ほんとは昔見たことあったのか、真相はよくわからないけど。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-07-16 11:26:52) |
5. イタリア的、恋愛マニュアル
このマニュアルが使えるかどうかは別として、作品としてはとても面白かった。 短編でよくあるパターンの雰囲気だけの作品とか、ラストを有耶無耶にした消化不良な作品は無かった。 どの話も起承転結があって、きちんと映画として成り立ってたと思う。 ヒロインの魅力だけならダントツで1話目が良かったけど、2話目以降の熟年カップルの苦悩が面白くて仕方なかった。 イタリア人も恋愛で苦労してるんだなぁって、しみじみ笑えました。 あと、カメラ目線の演出が斬新で、友人の愚痴を聞かされてる感覚がありますね。 仕事の愚痴とかは楽しいもんじゃないけど、恋愛トラブルの愚痴は笑えるもんだなぁって、ニヤニヤしながら観賞しました。 [DVD(字幕)] 8点(2016-02-01 13:20:51) |
6. 少年と自転車
境遇には同情するけど、このクソガキにどう感情移入すればいいのかわからなかった。 内容の9割が不愉快、終盤でちょっと幸せなシーンもあったけど、すっきりとしたハッピーエンドという感じではなかった。 それでも、サマンサの無償の愛があれば、悪いようにはならないだろうという安心感はあった。 あと、ちょっと油断したら自転車を盗まれるシステムなのに何故鍵を掛けない? [DVD(字幕)] 5点(2016-01-26 13:45:21) |
7. 鑑定士と顔のない依頼人
《ネタバレ》 ミステリーとしての構成が素晴らしくて、物語にどんどん引き込まれていく。 疑り深い僕はどうせ騙されてるんでしょ?って第三者の立場から眺めてたけど、クレアが余りにもミステリアス過ぎて、いつの間にか感情移入してしまいましたよ。 主人公は食事の際にも手袋を外さないほど極度の潔癖症なのに絵画の女たちに触れるときだけは手袋を外すという演出が上手くて、クレアに触れるときにも素手だったのが印象的だった。 これは究極の愛を描いたラブストーリーだったんだなぁって納得したところで、大どんでん返し。 まあ、でも、古ぼけた絵のコレクションより、生身の女の価値の方が圧倒的に高いと思うので、これはこれで最高の思い出になったんじゃないでしょうか。 失恋の思い出だとしても、無いよりはあった方がいいと思うから。 とは言うものの、終盤の描写がなんとも切なくて胸が締め付けられる。 クレアが現れるのを待つラストシーンに哀愁が漂います。 [DVD(吹替)] 8点(2015-02-25 15:40:08) |
8. きっと ここが帰る場所
これはなんとも不思議な雰囲気の作品ですね。 とりあえずこの監督さんのセンスが良いことだけはわかった。 映像も音楽もちょっとしたセリフの言い回しとかにもセンスの良さが感じられた。 残念なのは話が面白くないという点くらいで、その他の要素は非常に素晴らしい。 5分くらいのPVに纏めてくれたら満点でもいいくらい。 [DVD(字幕)] 6点(2015-01-29 13:19:21) |
9. マザー・テレサ(2003)
この作品はマザー・テレサの生涯を描いたものではなくて、半生を描いているので、冒頭から既にぐう聖という設定。 何故これほどまでに慈愛に満ちた聖人になったのか、幼少期からの物語を知りたかったような気もする。 そんな訳で、物語の起伏とか無視して、序盤からクライマックス並の感動で泣きそうになりました。 マザー・テレサを利用して金儲けしようとする人、活動を組織化しようとする人、そんな群がってくる人々を皮肉っぽく描いているのが滑稽です。 ノーベル賞の贅沢な料理やミネラルウォーターの値段にまで疑問を投げ掛ける姿勢には感心させられます。 作品全体としては、かなり足早な印象で、次々に起こる問題もトントン拍子で解決していくので、物語自体に深味は感じられないのですが、要所要所にぶっ込んでくるマザー・テレサの言葉がいちいち深いので、深味のあるいい作品だったような錯覚に陥ります。 あと、どうでもいいことだけど、この映画の製作費があれば、何人の子供たちが学校に通えるんだろう?なんてことをふと考えさせられます。 映画がヒットして興行収入を得られるとか、映画が宣伝になって更に寄付が集まるとか、そんな魂胆で製作されたんだろうけど、本当にそれでいいのか悩ましい作品です。 マザー・テレサが生きていたら、この映画を見てどんな言葉を投げ掛けるのか興味深い。 [DVD(字幕)] 5点(2015-01-21 14:09:59)(良:1票) |
10. 100,000年後の安全
福一では放射性物質が日夜垂れ流され続けてるというのにオンカロではこんな大袈裟な施設で10万年封印しようというんだから、悪い冗談としか思えない。 原子炉で重大な事故が起きてメルトダウンするリスクと地中500mに埋められた放射性物質が掘り起こされるリスクを天秤に掛けるなら、どう考えても前者の方が大きな問題なわけで、現実にメルトダウンしてしまった現状を考えると空虚な作品に成り下がった印象が強い。 出演者が嘘吐いてるとまでは思わないけど、10万年後という設定があまりにも現実離れし過ぎてて、結局は何もわからないとしか言い様がないのが残念。 [DVD(字幕)] 5点(2015-01-07 18:40:56) |
11. 理想の女
ヘレン・ハントには申し訳ないけど、スカーレット・ヨハンソンが理想の女すぎて、このシナリオには無理があるだろうと思って見てました。 毎日スカーレット・ヨハンソンを食べてたら、たまにはヘレン・ハントも食べたくなるという感覚なのかなと自分を納得させながらの観賞でしたが、まんまと騙されましたよ。 でも、この作品の素晴らしいところは、真相が明らかになってからの伏線の回収の巧みさだと思います。 僕の中で理想の女がスカーレット・ヨハンソンからヘレン・ハントに切り替わった瞬間、僕の涙腺は決壊しました。 ほんと良く出来たシナリオですね。 [DVD(字幕)] 8点(2014-05-22 23:17:09) |
12. ラストコンサート
《ネタバレ》 これは無職のおっさんに夢を与える素晴らしいファンタジーですね。 おっさんのおっさんによるおっさんのためだけの作品なので、ステラの魅力が物語の最大の牽引力になってるのだけど、TV放映時の横沢啓子版と新録の上野樹里版では評価が大きく変わりそう。 横沢啓子版のステラはとても可愛いのに上野樹里版のステラは糞ビッチになってるのが面白い。 演出の意図で糞ビッチの演技を求められたのだとしたら上野樹里は天才女優かも知れない。 というわけで、上野樹里版の糞ステラはどうでもいいんだけど、横沢啓子版の天使のようなステラが病魔に侵されて死んでしまうというのは、それだけで悲しくて涙が溢れてしまう。 しかも、横沢啓子の声で可憐しい台詞を吐くんもんだから、おっさんの涙腺は崩壊してしまいました。 あと、初めて見たはずなのにこの音楽には何故だか聞き覚えがあって、とても癒されました。 僕も人生に行き詰って絶望したときにはモン・サン=ミシェルを訪れてみたいと思います。 まあ、ピアノは弾けないんだけどね。 [DVD(吹替)] 9点(2013-10-28 13:34:23) |
13. セントアンナの奇跡
《ネタバレ》 たくさん人が死んでるので、面白いという表現が妥当かどうか悩ましいけど、やっぱりこの作品は面白い。 冒頭の殺人事件から回想への繋ぎ方が上手いので、一気に話に引き込まれます。 戦争に人種差別を絡めた重いテーマで、宗教色もかなり強いので苦手なジャンルではあるんですけど、プリマヴェーラ像の首というインパクトのあるアイテムのお陰で、退屈することなく牽引してもらえました。 終盤は完全に感情移入してしまって、自分も部隊の一員というくらいの勢いで頑張りましたけど、ただ涙腺を崩壊させるしかできない無力さに打ち拉がれました。 それでも、まあ、これが戦争の現実なんだろうなって少し悟りを開いたところで物語は現代に戻って裁判です。 もう悟りを開いちゃってるので死刑でも別に構わなかったんですけど、謎の女弁護士が現れて保釈金200万ドル現金でお支払いしますって、何これ?面白いんですけど! まあ、冷静になって考えてみれば、殺された男もそんな極悪人だったわけでもなく、戦争の悲劇の一因に過ぎなかったとは思うので、手放しで万々歳とはならないんだけど、その後の再会シーンのお陰で、なんだか感動的な話だったような気がしてきます。 結局、プリマヴェーラ像の首には大したご利益もなくみんな死んじゃったけど、ラストの再会に導いてくれたという意味では、奇跡を齎してくれたんですね。 [DVD(吹替)] 8点(2013-10-21 15:50:04) |
14. 明日へのチケット
《ネタバレ》 これはなんとも言えない不思議な作品に巡り合えました。 予備知識なしに見始めたので、最初は同じ列車に乗り合わせた乗客たちの群像劇かと勘違いしてたのだけど、その勘違いもそんなに間違いじゃなかったようです。 一応、3本のオムニバス構成のようだけど、後の話に繋がる伏線が群像劇の雰囲気を作り上げてたんでしょうね。 1本目は初老の大学教授の淡い恋心を描いてるんだろうけど、やっぱりあの赤ちゃんが気になるよね。 温かいミルクの件はいい話で、綺麗に纏まったと思うし、3本目に繋がるいいアシストになってたと思う。 2本目はおばちゃんの傍若無人振りに驚かされて、怒りのような感情が湧き起こったけど、不思議な魅力の少女のお陰で癒されました。 3本目はいい話とそれはちょっとどうかと思う倫理観に欠ける話が見事にミックスされていて、自分でもどうしたらいいのかよくわからなくなるくらい感情移入してしまいました。 最後にはちょっと泣いてしまったので、僕の倫理観が負けて、セルティックサポーターのバカさ加減が勝ってしまったようです。 行動はバカだけど、いい奴らなのは間違いないので、あれはあれで良かったんだろうなって納得しました。 [DVD(字幕)] 8点(2013-04-27 20:06:01) |
15. 自転車泥棒
自転車の傷が伏線で子どもがお手柄という展開を予想してたので完全に裏切られた。 お告げにもまんまと騙されて犯人だと思い込んでたから気にならなかったけど、冷静になって考えてみれば酷い冤罪ですね。 それでも、家族の生活がかかってると思えば、父親の理不尽な行動にも同情の余地があると思いつつ、やっぱりどこか納得行かない部分も残る。 そのモヤモヤがラストシーンで晴れるのかと思いきや、逆に考えさせられる展開。 深いテーマだとは思うけど、なんだか気が滅入りました。 それにしても、自転車1台の話でここまで引っ張れるシナリオには感心します。 [DVD(字幕)] 6点(2012-02-29 16:18:28) |
16. ライフ・イズ・ビューティフル
前半のラブコメパートは伏線が次から次に嵌っていく感じが好きです。 子どもみたいな帽子の取り合いがあんな風に繋がっていくとは思いませんでした。 よく出来ていると思います。 後半は戦争の暗部とユーモアのバランスが取れていて、結構冷静に見られました。 事前の情報では泣けるという話だったので覚悟していたのですが、僕はこのゲームが意外と楽しかったです。 結局泣かないまま終わるのかなと思ってたけど、最後の最後で安心してしまったのか、涙が溢れてきました。 救いようのない絶望的なラストになるはずはないと想像していたけど、やっぱりどこか不安に思っていたのかも知れません。 これがハッピーエンドなのかどうか僕にはよくわかりませんが、グイドの願いが叶って良かったと思います。 [DVD(吹替)] 8点(2010-10-20 12:36:52) |
17. 人生は、奇跡の詩
素直に笑っていいのだろうか、不謹慎なんじゃないかと少し戸惑いながらも、やっぱり滑稽なことに変わりはないので笑ってしまいました。 いくつか疑問も残るけど、純粋なラブストーリーとして見れば、素敵なお話だったと思います。 ラストの纏め方も綺麗で感動的でした。 [DVD(吹替)] 7点(2010-07-23 14:27:38) |
18. WATARIDORI
構成としては、渡り鳥9割、渡らない鳥1割といった感じ。 流石にずっと飛んでばっかりじゃ飽きるだろうということで、渡らない鳥も織り交ぜたのかも知れないけど、後半はやっぱり飽きてきました。 ただ垂れ流しておくだけの環境映像としては良く出来てるのかも知れないけど、映画として観客に見せるなら、もう少し見せ方の工夫をした方が良かったかも。 ヒナの危機一髪とか、少し意図的な映像もあるにはありましたけどね。 [地上波(字幕)] 5点(2009-11-16 12:29:38) |
19. ミルコのひかり
目の見えない子のお話なんだけど、音を見る子とでも言いましょうか、なんだか夢と希望のある作品でした。 映像ももちろん素晴らしいんだけど、終盤は瞳を閉じて楽しみたくなるような音の物語に引き込まれます。 実話ということもあって、ストーリー展開に派手さはありませんが、味わい深い良い作品に仕上がっていると思います。 [DVD(吹替)] 8点(2009-10-20 15:16:43) |
20. マーサの幸せレシピ
ラストの展開が個人的には複雑な心境で、ジョゼッペもいい人そうだったので、どうなんだろうって感じでした。 それでも、全体的には優しい雰囲気の作品で、なんだかパスタを食べたくなってしまいました。 僕もたまに幸せの作り方を忘れてしまいそうになるので、できればレシピにして残しておきたいですね。 [地上波(吹替)] 7点(2009-05-06 04:28:41) |