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Thankyouさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 150
性別 男性
自己紹介 映像が綺麗な映画が好きです。
話題作からミニシアター系まで、最新作からクラシックまで広く遍くをモットーに。
評価の仕方は独断と偏見がかなり強いのであまり気にしないでほしいですが、
だいたい5点平均になるようにしてるつもりです。

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1.  ノー・マンズ・ランド(2001) 《ネタバレ》 
メインの2人はあの現場でこそ敵対していましたが,もし戦地でないところで出逢っていたらどうなっていたのか…なんて考えると,きっと映画中の会話で出てきた共通の知り合いの話やなんやで気心の知れた2人になっていたような気がします。特に恨みつらみはないけれど相手が自分を殺そうとするから相手を殺そうとする,相手に取っても同様であり,戦争の虚しさの縮図がこの2人の関係性に集約されているように思いました。平和のために活動しているはずの国連はただのマスコミの取材の標的という存在に成り下がっているし,マスコミは平和をただ口で訴えるだけで何の役にも立っていない。特に憎いわけでもないのに殺し合おうとする2国の兵士,意味のない国連や地雷撤去部隊,何も面白そうなネタがなければそそくさと帰るマスコミ,そして極めつけは全世界に取り残され動けなくなった兵士。全てがこれ以上ない強烈な風刺であり,戦争映画としてはかなりの傑作だと思います。派手なドンパチはありませんが,戦争の無価値さを訴えるのにそんなものは必要ないことを証明してくれました。
[DVD(字幕)] 9点(2007-11-25 04:06:57)
2.  人生は、奇跡の詩 《ネタバレ》 
戦争を背景に描かれてはいますが,それほど戦争という設定が生きているとは思えません。ところどころ冗談めかして描いている部分もあり,少し戦争を軽視しすぎていると捉える人もいるかもしれませんが,あくまで本題は愛する人を救おうとする点にあり,反戦性の全くない映画もこれはこれでありなのかと思わされます。全編を通してロベルト・ベニーニ得意のコメディが展開されていきますが,その分たまに放たれる真剣な台詞などが生きており,どことなく心に残るシーンが多かったです。特に薬剤師に頼み込みに行ったアッティリオが,ヴィットリアのことを世界で一番大切な女性だと熱弁した台詞は訳もよかったせいかひどく感動してしまいました。ヴィットリアが快復する展開の医学的な裏づけなどには少々難があるように思いますが,ファンタジーに細かいことを要求するのもナンセンスかと思うのでケチはつけないでおきます。トム・ウェイツ及びニコラ・ピオヴァーニの音楽は素晴らしかったです。
[DVD(字幕)] 6点(2007-10-31 02:02:14)(良:1票)
3.  題名のない子守唄
バラバラなシーン同士の辻褄が徐々に繋がっていく手法ですが,編集がよくできているせいか観賞する上で難しさはさほど感じません。随所にいいシーン,ハラハラするシーン,胸にグサッとくるシーンが散りばめられているので,飽きずに見ることができました。運命を翻弄され続けた女性の哀しさが全面に溢れていますが,その哀しさに負けんとする姿がまた切なかったです。子を思う母は強し,といったところでしょうか。相変わらず音楽は素敵です。
[映画館(字幕)] 7点(2007-09-24 23:43:56)
4.  太陽がいっぱい 《ネタバレ》 
まさに「才人リプレー」ですね。しかしこの映画に「太陽がいっぱい」というタイトルをつけたところがまた妙のあるところだと思います。フィリップがちょっと典型的な嫌味な金持ちという感じがしたのはちょっとフィクションくさかったところですが、嫉妬から動機が生まれ殺人へと走ってしまう様子、またそれ以降冷静を装おうとするリプレイの様子がやけに緊迫感を生んでいます。嘘に嘘を上塗りするように、殺人が新たな殺人を呼んでしまう点や、正直ラストはこのままうまく行ってしまうのか?と一瞬思いましたがそうはいきませんね。どんなに完璧を繕おうとしても綻びが生じてしまう点もやけにリアルでした。ラストの海辺で「太陽がいっぱいだ」と呟くアラン・ドロンが忘れられません。
[DVD(字幕)] 6点(2007-04-21 18:58:06)
5.  ギャング・オブ・ニューヨーク 《ネタバレ》 
前半のレオナルドが復讐を企み、投げたナイフが防御され失敗に終わるところまではなかなか見応えがあったんですが、その後は一転別のお話かと思うほどテンポの悪い展開に驚きを隠せませんでした。冗長に引っ張り結局スカッとする終わりでもなく観賞後はこの映画に対して怒りを覚えてしまいました。前半部だけに加点してもよかったのですが、後半で前半積み上げてきたものが台無しになっている感が強く、一つの作品として捉えたときにこの映画に与える点数はありません。
[ビデオ(字幕)] 0点(2007-02-05 19:03:57)
6.  イングリッシュ・ペイシェント 《ネタバレ》 
最近DVDで再見しました。思った以上に忘れている箇所が多く、改めて新鮮な気持ちで見ることができましたが、やはり大した作品ではないですね。無駄に長伸ばしした展開や、不倫を美化したような描写、友人を裏切った事実に罪悪感のない主人公も鼻につきました。サイドストーリー的なハナの恋愛もあそこまで時間を割く要素は見受けられません。戦時中という時代設定も、(ハナの物語は別として)アルマシー側の回想部ではラストの拘束される場面以外に必要性を感じませんでした。ただ映像が以前は気づかなかった部分で美しく感じたのでよかったと思います。
[DVD(字幕)] 3点(2007-02-04 21:58:48)
7.  ニュー・シネマ・パラダイス 《ネタバレ》 
映画史に残る大傑作です。イタリア映画独特の雰囲気や、不意に挿入されるジョークもまた良しです。火事になる直前の、映像が壁を伝っていくシーンは映画の魅力を最高に引き出した名場面でしょう。一度故郷を離れたトトがその後ずっと帰らなかったことや、離ればなれになってしまったエレナとはその後決して再会しなかったこと(オリジナル版ではそうではないようですが)、映画館をはじめあらゆるものが年月と共に移り変わってしまうこと。本作は「映画好きのための映画」とよく言われますが、実はそんなことはなく、故郷に思い出のある人や実らない初恋を経験した人、年を重ねた人全てにお勧めしたい映画です。
[ビデオ(字幕)] 10点(2007-02-03 15:52:02)
8.  ホテル・ルワンダ
安易に暴力的な描写を用いず、それでもルワンダの内戦を確と伝えた部分が映画としてよくできていると思いました。何が憎くて殺すのか、何の罪があって殺されるのか、殺される人々は生きていたところで何をしでかすというのか。内戦を含め戦争というのはいつも理不尽です。ドン・チードルがホテルの屋上で奥さんに「敵がやってきたら何も考えず子供を抱えて飛び降りろ」と言っていたのが、女を愛する男の気持ちを何より表しているような気がしました。
[ビデオ(字幕)] 8点(2007-02-02 12:16:49)
9.  ライフ・イズ・ビューティフル 《ネタバレ》 
私はまだ独身なので親の気持ちというものはわかりませんが、親はいつだって子を庇うもんなんですね、それがホロコーストの最中であろうとも。戦渦の中、楽しい父親を演じ続けるグイドを見る者誰もが応援したのではないでしょうか。最後の最後まで楽しい嘘を続けながらもあまりにあっさりと自身のラストを迎えてしまったグイドを見て、それまでの雰囲気との対比で逆にこの時代の残酷さを見せつけられた気がしました。また、スピーカーを使ってドーラにメッセージを伝えようとするシーンは文句なしの名場面だと思います。ジョズエを気遣うばかりでなく、全編を通して愛するドーラを常に気にしているグイドの姿も印象的でした。今まで見た映画の中では間違いなく一番の作品です。この映画を思い返すたびに、おかしな気持ちと切ない気持ちが入り交じったような気分になります。
[映画館(字幕)] 10点(2007-01-30 17:03:33)
10.  海の上のピアニスト
寓話としてかなりの出来映えだと思います。「ニュー・シネマ・パラダイス」といい、トルナトーレ監督はどこか懐かしい雰囲気のある物語を描くのが上手ですね。郷愁を帯びたような海を背景にした、男同士の戦いや淡い恋のエピソードのひとつひとつが何ともいい世界を創り出していると思いました。音楽も素晴らしかったです。
[映画館(字幕)] 7点(2007-01-24 14:46:17)
11.  海を飛ぶ夢
死を認める人の意見はそれはそれで然り、死ぬべきじゃないと謳う人の主張も然り。ラモンが突然取り乱したり、空を自由に飛ぶ夢を見たりする場面にはとても切なくなりました。献身的な家族の介護があり、様々な人がラモンの言うことに耳を傾けてくれる(しかもやけに女性にモテる)暮らしの中でも、逆に完全に無意識状態なわけでないからこそ余計につらい思いをしているのがよく伝わってきました。尊厳死に対する答えはない、というのがこの映画の答えなのではないでしょうか。
[ビデオ(字幕)] 8点(2006-12-27 23:54:44)
12.  マレーナ 《ネタバレ》 
小さい頃ってのは恋をしても何も出来なかったよなぁ、ってこの映画を見て改めて思い出させられました。思春期の少年の純情と発芽したばかりの性欲がごちゃごちゃに入り交じった感じがすごくよく描けてると思います。ずっと見ているばかりだった少年が思い切ってマレーナに話しかけたラストは、少年が一歩成長したことを実感させられるシーンでした。ただこれが片田舎の美しい島だったからよかったですが、日本で下着泥棒や木に登って覗きなんてしてたら即連行ですね。あとマレーナが島を追われる発端は別にリンチでなくてもよかったのでは、とも思いました。
[ビデオ(字幕)] 5点(2006-12-27 23:33:23)
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