1. ハッピー・シェフ!恋するライバル
《ネタバレ》 いたってオーソドックスなラブコメ。王道、と言って差し支えないでしょう。この時代に、こんなド定番のラブストーリー、なんだか安心するというか落ち着くというか・・・。 さて、お互い好き同士なのは間違いないのに、なぜか踏み出さないその一歩。なぜなら踏み出しちゃうと話が終わっちゃうから。 ニッキーはロンドンで一流シェフを目指しているみたいなのでわからんでもないですが、レオのほうにはこれといった理由はないみたい。だったらもっとガンガンいってもよさそうなものですが・・・いかない。なぜなら成就しちゃうと話が終わっちゃうから。 そういえば、ニッキーがサッカーボールもってレオを訪ねたときに出てきた女の人は結局誰だったの?放置したまま映画終わっちゃいましたけど? とまあ気になる粗があったり、ストーリーがいたって普通だったり。じゃあいったい何が面白いのか。うん、登場人物が魅力的ですね。主演二人も含め、個性的な人ばかりなので見ていて飽きません。おじいちゃんとおばあちゃんが結婚をカミングアウトするシーンなんか最高。ゲイのルイージも良いキャラでしたね~。 でもなんといってもエマ・ロバーツ。最高にキュートです。ジュリア・ロバーツより、アン・ハサウェイに似ています。彼女の一挙手一投足を見ているだけで眼福です。 ありきたりですが、エマ・ロバーツ演じるニッキーが、ラストでレオに勝ちを譲るシーンも素敵でした。 でも空港の告白はちょっとやりすぎ。周りに迷惑かかっちゃうから。気になって仕方なかったです。 まあ細かいところで気になる点は数あれど、手堅くまとまった良質のラブコメ。 あ、でも両家が、というより父親同士がいがみあう理由があまりに弱いのは気になりました。いくらなんでもそんな理由で10年以上もいがみあうわけないでしょ。ましてや店を2つに分けるなんて・・・。現実味なさすぎです。 [DVD(字幕)] 7点(2023-10-18 01:47:55) |
2. パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々
《ネタバレ》 こーゆー無邪気にビジュアルで楽しませてくれる映画は好きです。 英語の先生が悪魔みたいなのに変わるシーンに始まり、ミノタウロス、ハデス、メデューサ、ヒドラと有名なモンスターや神が盛り沢山。もうそれだけでテンションが上がります。 きれいなCGを駆使したアクションや映像も申し分なし。冥界のビジュアルが何気に良かったです。 ミノタウロスが投げた車が飛んでくるシーン、ヒドラとの戦いのシーン、どれも迫力ある画で大満足。メデューサの蛇の質感やばいです。 現代社会の中で神話の神や怪物が戦うっていう設定は凄くわくわくするものですが、実際にはパーシーたちと現代社会とのつながりがほとんど描かれなかったのがもったいない。ニュースでパーシーとお母さんに関する偽情報が報道されたくらいでしたね。 また、半神ならではの特殊能力を披露したのがパーシーのみってのがちょっと寂しい。 まず訓練所にいる半神の数が尋常じゃない。あまりに多すぎて『半神』という特別感が薄れる。それぞれ何らかの神の子供なわけだから、その神ならではの神通力みたいなもんがあっても良さそうなもんです。中世の格好してひたすらちゃんばらごっこじゃあ、なんかそーゆーのが好きなオタクの集まりにしか見えません。 とまあ最後にちょっとケチつけちゃいましたが、個人的には非常にアリなエンターテイメントムービーです。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-05-11 04:25:31) |
3. パッセンジャーズ
《ネタバレ》 あー、もう、これははっきりダメなタイプの映画。 まず最初の1時間が驚くほど退屈。どう料理しても面白くなる題材なのに、なぜこんなに退屈にできるのか不思議。オチに乗っかりすぎて、ドラマ性もサスペンス要素もすべてが中途半端になっています。そのうえでオチがこれじゃあ良いところがアン・ハサウェイのお顔しかないです。 それに他の類似作品と比べても、これは途中でオチがわかっちゃう作品。もしかして・・・と思いつつも、そうじゃなきゃいいなあと。でも、空港内のデヴィッド・モースと対決するシーンで確信。 ただ私は、『クレアが乗客。クレアが精神鑑定、カウンセリングを受けている。催眠治療の途中』みたいなもんを想像していたのです。実際には全然違ったわけですが、『現実世界ではない』というのは当たっていたわけです。これ大事。夢オチなんです。そう、夢オチ。私がいっっちばん嫌いなタイプのストーリー。 とりあえず、幽霊のくせに睡眠とるのはやめてほしいものです。 こーゆー作品のニーズって結構あるみたいですね。定期的に見かける気がします。特に『飛行機墜落系』は多い気がする。手に取らないよう気をつけねば・・・・・・!でもどうやって気をつけたら良いのでしょう・・・。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2020-05-07 14:45:02) |
4. ハウス・オブ・ザ・デッド
《ネタバレ》 かなりゲームを意識しているので、アクション要素が凄く強いです。要所要所では、ホラー映画なりの緊張感もあって、個人的にはかなり面白いです。 ゾンビは大分人間っぽい。だめではないけど、期待していたゾンビじゃないです。 ただのパーティーピーポーだった若者達が、武器を持った瞬間ランボー化する。この悪ノリは嫌いじゃありません。むしろ、ガンシューティングの映画化であればこその、ぶっとんだ内容に満足です。 一人一人、見せ場(死に場)が用意されているのはgood。テンポは良いし、緩急もあるし、バランスも悪くない。 それになにより、この作品を作った人達が、本当にこの元ネタのゲームが好きなんだと伝わってきて、なんだか嬉しくなっちゃいますね。 [DVD(字幕)] 7点(2017-07-20 14:13:03)(良:1票) |
5. バイオハザードV リトリビューション
《ネタバレ》 『3』と同じ。前半はまだ良いのですが、ストーリーが進むにつれ、バイオハザードとはかけ離れた世界へゴー。 そもそもこのシリーズで、『人間 VS 人間』のドンパチやら格闘やらを期待している人ってどれくらいいるのでしょう。必然性があれば良い。スパイス程度に、ちょっとぐらいなら良い。ですが、クライマックスに向かうにつれ、人間同士の争いばかり。しかも、人間同士が戦う必然性が描かれていないため、気分は盛り下がる一方です。 3作目から続く『クローン押し』も、もういい加減ウンザリです。しかもアリスだけならまだしも、『1』『2』で凄絶な死を遂げたメンバーを安易にクローンで登場させるとは何事でしょう。なかには『復活怪人軍団』ばりに雑魚扱いされる人までいて、過去作に対する、いや、過去作品を愛する人達に対する冒涜もいいとこです。 クリーチャーも同じ。『ゾンビ』『触手』『斧男』『リッカー』、その存在がどれも軽い。歴代のクリーチャー達が、コンピューターの制御下に置かれているというシチュエーションがつまらなさに拍車をかけます。 よって、『1』『2』『4』はまだ良いとして、『3』『5』に関しては、バイオハザードのファンを間違いなく落胆させる内容と言えるでしょう。 オチもひどい。ウェスカーが『じゃあアリスの能力、元に戻してあーげる♪』なんて、小学生が考えそうな内容です。 ラストシーンの映像は、センスのかけらもありません。 まあなんだかんだ言って次も見るわけですが、『やれやれ』という心境です。 [ブルーレイ(字幕)] 3点(2017-07-08 14:02:52) |
6. バイオハザードII アポカリプス
《ネタバレ》 前作に引き続き、素晴らしい。 ゾンビ、ゾンビ犬、リッカーに加え、今作では『ネメシス』登場。ゾンビサバイバルから、ホラーアクションへ。そう、これがバイオハザードなんです。 『見捨てられる隊員』『ゾンビと特殊部隊との市街戦』『狭い通路を追ってくるネメシス』きてる、きてますね。間違いなく、この映画製作に携わっている人達は、みんなバイオをプレイしていますね。それも『1』『2』『3』『コードベロニカ』あたりまで、やってんじゃないのー?バイオハザードが世界の架け橋に。何が架け橋になるかわからんもんですね。 そしてジル・バレンタイン。ついにキター。レベッカ・チェンバース、クレア・レッドフィールドと並ぶバイオシリーズの3大ヒロインの一人。更にはS.T.A.R.S、待ってましたー。テンションマックスからの、ネメシスに瞬殺。そりゃないよー。バイオが誇る精鋭部隊を何だと思ってんのー。ジル・バレンタインも、登場シーンこそかっこよかったものの、アリスがパーティーに加わってからは見せ場らしい見せ場がなくなっちゃいましたね。そこはちょっと残念。 ついでに言うと、『アリスとネメシスのタイマン』『墓の下から起き上がる死体たち』は、バイオハザードとは違うと思いまーす。その辺は全部減点。 それにしても、個人的にバイオハザード・ゲーム版のストーリーテリングの良さっていうのは、『悲劇』だと思うんですよね。数々の悲劇。それでも生きるためにプレイヤーをせっせと動かす。恐怖だけでなく、絶望だけでなく、悲しい真実も体験しながら、それでも自分の力で道を切り開いていくから、このゲームは世界中でヒットしたと思うんですよね。 つまり何が言いたいかっていうと、『アリスをかばって代わりにヘリを撃ち落としてあげるネメシス』っていうのは、このシリーズの本当の良さが理解できていないんじゃないかってことです。 まあちょっと批判的なコメントが続いちゃいましたが、私の評価は8点。 なぜかと聞かれても、『好きだから』としか答えられないです。 『好き』という気持ちは理屈じゃないのよね。『好き』だからこそケチもつけたくなるわけです。 『好き』という感情は、すべての理屈を凌駕する。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-06-14 04:09:21)(良:1票) |
7. バベル 失われた地図と魔法の水晶
《ネタバレ》 B級かと思ったら、まさかのC級くらいの出来です。ストーリー及び脚本にまるでついていけません。つまらない上にお粗末の一言。ストーリーがあまりに杜撰なので、出演者の演技まで、まるで学芸会を見ているかのような気分になってきます。 それぞれの登場人物の性格、目的、行動規範に一貫性がないのも問題です。言っていることとやっていることが支離滅裂すぎます。アリス先生が、そもそも何の目的で石探しに参加していたのかがわかりません。少年とアリス先生を殺すという極端な結論にはまったく必然性がありません。アリス先生を追っかけていた大男も、殺そうとしたり助けようとしたり、キャラがブレブレです。極めつけはラストのなんとかってやつが、実は4人いる、バベル人のトップの最後の一人だったっていうとんでもないオチ。 一番最後の締めくくりだけ、まるでさも良い映画だったと言わんばかりのきれいな終わり方で、逆にちょっと腹立ってきます。とてもオススメできるような作品ではありませんでした。 登録するんじゃなかったな。 時間を無駄にしました。 [DVD(字幕)] 3点(2014-06-16 13:57:34) |