1. デッドゾーン
未来や過去が見える能力を持つことになったウォーケンが好演で印象に残る。お話はその見えるエピソードのいろいろが次々出てきて、連続殺人をあっさり解決して次はどうなるのかと思ってたら上院議員選挙、、一体どういう展開になるのかと最後まで興味深かった。はからずも特異な能力を身に着けたがゆえに苦悩する主人公と元恋人とのラブロマンスも切ない。 7点(2003-11-23 00:18:13) |
2. チョコレート(2001)
死刑で夫を、事故で息子を失った黒人女性、同じ職業であった息子に自殺された白人男性、偶然の出会いだがお互いに大きな喪失感を持っていた。その空洞を埋めるべく二人は激しくセックスをする。これはいかにもアメリカという感じだった。お互い心の空虚さを、傷をなめ合うように現実の肉体で確かめ合い、そこに救いを見いだそうとするようなセックス、非常に生々しい動物的なものを感じる。(描写自体がそんな感じ)ハル・ベリーは文字通り体を張って熱演しているが心情を感じるには至らず。 6点(2003-06-20 15:24:40) |
3. レッド・バイオリン
名器のバイオリンが転々とするが、それと共に所有者の人生のそれぞれを描くという壮大な流れの映画。人生様々だがバイオリンに意志か魂があるかのように思えるから恐い。 7点(2003-06-01 17:09:40) |
4. 若草物語(1994)
私が見たのはこれが3本目。カラーで旬の女優で母親のS・サランドンが良くて、と見所は十分。ただメグとジョーの役は交換してもいいかも・・C・ディーンズは健康で元気そうで死ぬには似合わず、それより線の細そうなウィノアのほうが似合いそう。 7点(2003-05-24 14:38:42)(良:1票) |
5. 冷たい月を抱く女
こわ~い女をニコールが熱演してます。前半の可愛い妻から後半、本性むき出しでお金に執着するワルを、表情や歩きっぷりで現してる。若々しいけどうまいです。これ、結構豪華なキャストですね。アレック、ビルの他にもアン・バンクロフト、J・C・スッコト、ちょい役の殺されちゃう女子学生でG・パルトロウも・・お金の為に自分の卵巣や命まで賭けるか?とも思うが、最後までスリルがある。伏線の人形、目撃者の少年の設定でラスト、愕然・・というオチまであって結構楽しめます。 7点(2003-05-22 23:59:42) |
6. ボーン・コレクター
ベッド上だけで演技するD・ワシントン、新境地に挑戦!なんだろうけど、やっぱり物足りない。手足にこき使われるA・ジョリーも熱演してるけど、お話自体が今ひとつなので印象に薄い。 5点(2003-05-11 21:22:19) |
7. ボウリング・フォー・コロンバイン
この作品は世界中で大受けしてるのですが、アメリカではマイケル監督にはひどく冷たく、批判的なのですね。まぁ当然です。自分たちの都合の悪いことをぶちまけられてるし、どーもアメリカのじょーしきは世界の常識とはかなり違うみたいだし・・そんな冷ややかな空気の中に住むアメリカ人のマイケル監督が、このドキュメンタリーを作った、そのこと自体が立派ですねぇ。アカデミーのスピーチなんて驚きのはっきりさでした。勇気ありますね、狂信的愛国者に暗殺されるかもしれないのに・・「国民は常にマスコミによって、恐怖に煽られている」というのも納得です。アメリカのマスコミの競争の凄さは「ネットワーク」という映画でもかいま見ることが出来ます。驚いたのはカナダでは鍵をかけない、ということでした。ほんとかな?C・ヘストンは見た時、ろくに質問にも答えられずに逃げるように去っていき、「この卑怯者!」と思いましたが、アルツハイマーだったんですね。最近会長を引退しました。ベン・ハーの頃の立派な姿を思うと、なにやら寂しい気が・・マイケル監督、しぶとく頑張ってこれからも内からの告発に励んでください。 9点(2003-05-11 21:15:02) |
8. アポロ13
何度見ても感動する。アポロの打ち上げから奇跡の帰還まで、間近で疑似体験してる気分になる。よく帰ってきたなーっとNASAスタッフ俳優と一緒に拍手・感動!ラストのエド・ハリスがいい。 9点(2003-02-06 14:57:31) |