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墨石亜乱さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 159
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 メインストリームでは無いが映像プランナー/ディレクターを生業としています。
映画を観たのは小・中学時代がテレビの吹替えで。高校・大学時代は映画館で年間300本ほど…好きな作品はリピート鑑賞。ニューシネマより王道の娯楽作品を好みます。
吹替えの演技で好きになった映画も多数。広川太一郎、羽佐間道夫、大塚周夫、中村正、若山弦蔵、石丸博也は個人的に人間国宝に認定したい。

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41.  ジュラシック・ワールド/炎の王国
グルメのように深い味わいを愉しむディナーというより、気軽に入って腹一杯食べて美味しかった〜!て満足する大衆食堂。そんな、大衆食堂の定番スペシャルランチみたいな映画だった。 毎回毎回もの凄い予算をかけて作ってくれるスタジオには「今回も面白かったっス!次も観ます!」としか言えません。  この20〜30年で、映画の娯楽性が急速にレベルアップした。観る側にとって、今は最高の時代だと思う。 だからこそ、美味いものを食べ過ぎて口が肥えてはいないか?単純に腹を満たされる喜びを忘れてはいないか? もしそうなら、それはチョットもったいない映画の見方だと思う。
[映画館(吹替)] 7点(2018-07-24 17:42:56)(良:1票)
42.  劇場版 マジンガーZ/INFINITY 《ネタバレ》 
ちょっと出遅れたけれど鑑賞した 劇場版マジンガーZ。 冒頭から強いぞ!無敵だ!マジンガー!世界系的な話は余計だと思ったが、東映まんがまつり世代の冷や水なので自重。 Zが好きなら大スクリーンでZ祭りを観るチャンス。知らない世代はどうだろう・・・個人的には あしゅら&ブロッケンの漫才とボロットの活躍?がツボだった。 入場者プレゼントもクリアファイルで豪華だゼット!ww
[映画館(邦画)] 6点(2018-01-29 02:05:04)(良:1票)
43.  ニンジャバットマン
DCコミック×ジャパニーズアニメ!これはDCコミックの枠を超えて暴れ回るヒーローVSヴィランの異次元戦国絵巻。  80分のコンパクトな作品ながら映像は濃密。一部のパートで絵柄がガラッと変わるなどアニメ表現的にも厚みがある。 内容的にも日本の製作陣がかなり自由に創作できたらしく、異端と言えるほどユニークで楽しいこと極まりない!  極端すぎてDC至上主義のファンに拒絶されないかと心配になる程だが・・・それも含め日本の製作陣だから出来た、ジャパンアニメらしい遊び心でとことんやりきった感のある爽快なヒーローエンターテイメントだった。是非、劇場の大画面&大音響で多くの人に観て欲しい。 そして、低空飛行を続けるDCヒーロー映画がV字回復する一つの起爆剤になって欲しいと切に願う。
[映画館(吹替)] 8点(2018-06-20 16:24:20)(良:1票)
44.  遊星からの物体X ファーストコンタクト 《ネタバレ》 
個人的には好き。 80〜90年代に無数の “劣化続編映画” を観て来たからかも。  『ファーストコンタクト』は、カーペンター版の前日譚。 可能な限り前作との地続き感をだそうと努力し、概ね成功している。 もちろん、物体=ザ・シングの表現にはVFX=CGIを使用しているが 設定を覆すほどの斬新な表現や、変更は加えていない。 映画のテンポさえ30年前のそのままである。  それを「古臭い」と言わば言え、それが目標なのだから。 何も加えず、何も引かない。 ゴール地点も決まっているが楽しかった。  1982年の伝説の名作に《つながる》物語という意味において あの、低いBGMが聞こえた瞬間・・・ 『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に先んじて 世界が《見事につながった》とゾクッとした。  スター・ウォーズと言えば 本作で最後まで活躍するサム・カーターを演じた ジョエル・エドガートン。 彼は「クローンの攻撃」と「シスの復讐」の2作で オーウェン・ラーズを演じていましたね!
[DVD(吹替)] 7点(2018-11-08 16:10:37)(良:1票)
45.  GODZILLA ゴジラ(2014) 《ネタバレ》 
久々に鑑賞。やはりこの映画は『平成ガメラ』と『未知との遭遇』Remixに見える。  原発事故の裏にある謎を追うあまり孤立し疎外されるジョー・ブロディのキャラは、もろUFOの謎にとり憑かれて孤立する『未知との遭遇』のロイ・ニアリーで、そう思って見ると同じ描写だらけだと気付く。立入り禁止区域に侵入し汚染がないとマスクを脱ぐ。政府機関に尋問され自説を否定されるが一人の学者(渡辺謙=フランソワ・トリフォー)だけが理解者となる。 主人公フォードの息子撮り方もバリー少年のそれと同じでクライマックスの後に母と再会するシーンもまんま。砂漠に船=ジャングルに潜水艦。等々きりがない。  怪獣関連は、ほとんど『平成ガメラ』。コジラの設定からして地球の守護者のようで、ラストでゴジラを見る人類のまなざしは完全にレギオン襲来やイリス覚醒と同じ。ムートーの設定も空飛ぶ脅威ギャオス、電波系レギオン、光る魔物イリスの特徴をミックスしたもの。 ゴールデンゲートブリッジのスクールバスはドナー版『スーパーマン』のオマージュだろうが、子供達を(偶然だが)守ったようにも見えるという絶妙な演出は樋口真嗣監督が『イリス覚醒』の渋谷シーンで少年を守ったように見える演出のトレースだろう。他にも船上から海中の巨大怪獣を見るカットなど ビジュアルの引用はまだまだ沢山。  だからと言ってギャレス・エドワーズ監督を批判する訳ではない。 よく日本の優れた怪獣映画に学び、それを実践して全体を手堅くまとめ上げ、レジェンダリー版ゴジラを怪獣映画の王道として確立させたと評価している。次作、次々作が楽しみで仕方がない!
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2018-01-24 03:29:05)(良:1票)
46.  ドラゴンスレイヤー 《ネタバレ》 
ドラゴンを描いた映画としては重要な作品。  竜=ドラゴンが登場する映画は数多くある。「ドラゴンハート」や「サラマンダー」、最近では「ホビット」のドラゴンが印象的だった。 1981年公開のこの作品は、ドラゴンを描いた映画のターニングポイントとして評価したい。 それまで、映画に登場するドラゴンといえば、ハリボテ製で動かずに首を振りながら煙を吐くだけだったり、いかにも人形のコマ撮りだったり、動作のノロい機械じかけだったりと造型的リアルさにも、生物感にも欠けていた。  『ドラゴンスレイヤー』は、ILMがSTAR WARSで培ったモーションコントロール撮影技術をコマ撮りに応用し、被写体にブレを生じさせることで複雑かつスムーズなモデルアニメーションを可能にした映画で、ブルーバックで撮影したドラゴンが生き生きと羽ばたいて飛び、地下を這いずり回る巨大な翼竜(ワイバーン)の映像を実現している。 バーミスラックスという固有名で呼ばれるドラゴンのキャラクターも素晴らしい。残忍な性格。人間のように賢く、生贄を好む一種の神として(王よりも強い力で)領土を支配している。反面、子育てをする動物的な性質があり、ファンタジーとはかけ離れた生命感あふれるドラゴンだ。ディズニー映画なのに・・・である(笑)  ストーリー的には、竜退治を書いたいくつかの神話(「叙事詩ベオウルフ」の神器も敵わない竜との相討ち、「聖ゲオルク」の王女の生贄など)をベースに創作されているように思うが、《魔法使いとドラゴンの戦い》というファンタジックな設定にしては少々エグい。 救うべき王族の美女が、あろう事か幼体ドラゴンの餌にされ、精神的に病んでしまった王の姿が陰鬱(いんうつ)で暗く。竜がいなくなった王国も何だかハッピーではない。日本で劇場公開されてなかったのも、その為か。 主人公も、しょうがなく師匠の代わりに竜退治するハメになった魔法使いの弟子なので、彼の冒険物語ではなく《ドラゴンや魔法使いに象徴される神話的世界の終わり》を描いた映画といった方が正しいでしょう。  「ホビット」や「ロード・オブ・ザ・リング」も神話時代から人間の時代への転換を描いた映画で、ホビットの竜=スマウグの造形や描写は、ドラゴンスレイヤーのバーミスラックスに対するオマージュではないかと思える程。 もっとも、バーミスラックスの方がホビットの原作『ゆきてかえりし物語』にインスパイアされて造形された可能性もありますが・・・  「バンデッドQ」で《神》を演じていたラルフ・リチャードソンが、老魔法使いウルリク役。 「竜も魔法も時代遅れ」と自覚しながら来客には大げさに威厳を見せつけたり、老骨にムチ打って旅に出掛けようとしたりとチャーミング。「スター・ウォーズ」銀河帝国の皇帝(シス暗黒卿ダース・シディアス)イアン・マクダーミドも神父の役で出演して、ここでも壮絶な死に様を見せてくれる。  日本ではVHSとLDが既に廃盤。字幕入りDVDは未発売で、海外版DVDしか今のところ観る手段はない。 発掘系シネマとしてDVD化して欲しい一本です。
[ビデオ(字幕)] 6点(2016-10-07 22:11:25)(良:1票)
47.  来る
原作は未読。T○H○シネマズデイで『ヘレディタリー 継承』とホラー2本立て(死語)鑑賞。  端的な感想を言えば、並のJホラーとは一線を画す 恐怖の地域伝承ミステリー。 まず、主役級スターを並べたキャストと、カメオ出演の多さから製作サイドの気合の入り方がわかる。数多い傑作CMを手掛けた中島監督らしい凝ったビジュアル。今の日本人を皮肉った人物描写。随所に散りばめられたユーモア。先の読めないミステリー的な展開。 どれをとっても、シンプル・イズ・ベストなJホラーの枠を超えた【ワンランク上のエンターテイメント作品】である。  しかし、飽きさせることなくラストへ盛り上げた(100点)展開の最後はドカンと派手なバトルでスッキリさせて欲しかった。例えは悪いが、エヴァンゲリオンTVシリーズのラストのような、良くわからない【良かったね!】なラスト。思わず、書店へ直行し原作を買ってしまった。(笑)  『エヴァ』や『2001年宇宙の旅』は誰も見たことの無い映像をこれでもか!と体験させた上でオチを回避し《無限思考》へと観客を誘う傑作。もし、それを狙ったのであれば、ラストまでの展開を200点以上にするべきだったし、それが出来ないならラストを120点にするべきだった。 そうであれば、予告で怖いホラーを想像して来た観客が違うかたちで満足する(口コミで広がる)映画になっていたかも知れない・・・実にもったいない。  個人的には『ヘレディタリー』の直後で 楽しめたから、7点!
[映画館(邦画)] 7点(2018-12-15 10:18:10)(良:1票)
48.  スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け
良い点も、納得いかない点も沢山あったが、今はネタバレ無しの率直な感想だけ。  スター・ウォーズ(主に、エピソードIV~VIII)を総決算し最終決着をつけようとした作品。それ自体が大それた挑戦である。 そして、それは見事に成立していた。ただし、あくまで「成立」であって「成功」とは思えないが。  その理由は、エピソードVII~IXの(レイ、カイロ・レン以外の)新キャラたち。 彼、彼女らが十分に描き込まれないまま「アベンジャース/エンド・ゲーム」のような大集合映画をやってしまったことに尽きる。 だから、一見すると感動的なシーンも、見てる側はそこまで感情移入できなかったりする。 中途半端なキャラクターが多すぎるのはいただけない。 とは言え、何だかんだ文句を言ってもしょうがない気もする《スター・ウォーズ総決算》映画。 第一印象としては、8点を献上します。   《2019.12.26 更新レビュー》  正直、「スカイウォーカー夜明け」を含む新三部作は評価し辛い。  ルーカス自身が作った続編ならば、賛美なり批判なり出来るのですが 新三部作は、あまりにもルーカスの方法論と違う考えで作られた映画です。  ルーカスは『映画という夢を創造する魔法の杖=技術をアップデートすること』 それを最優先に考えていたように思います。 夢のようなSFアクション&アドベンチャー「スター・ウォーズ」シリーズは その技術更新を映画界に広めるのに最適な作品だったのでしょう。 ですから、オリジナル三部作とプリクエル三部作とは、トーンがまったく違う。 どちらも、その時の新技術のデモンストレーション作品で 物語に好き嫌いはあっても、映像に関しては刺激的で驚きに満ちていた。 実際、公開後の映画製作の技術的スタンダードを変えている。  一方、ディズニーのスター・ウォーズは、物語の更新にしか目が向いていない。 映像的には最も古いオリジナル三部作を模倣し その世界に合った新キャラクターを作り、それらしい展開をさせているが それは4K時代にDVDを復刻したようなもの。 そして、その難題を与えられた2人の監督が最新技術で苦労して作ったアンティーク作品 それが、新三部作だと思う。 そんな二次創作のような映画を、どう評価していいのやら(笑)  せめて、タイトルだけを継承して内容は完全オリジナルにしていれば ハン・ソロも、ルークも、レイアも死なずに済んだ・・・ディズニーも酷な事をしたものです。
[映画館(字幕)] 7点(2019-12-20 04:46:37)(良:1票)

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