1. 旅情(1955)
これは大人の物語。もっと若い頃に見た時は淋しいオールドミスの話って感じであまりピンとこなかったけど、ある程度年齢がいってから見ると主人公の気持ちがわかる。独身女性が増えつつある今は旅行に誘う友達もいるかもしれないけど、当時はやっぱり少なかっただろうな。私もややハイミスなので、旅先でのロマンス、情熱、別れなど気持ちは十分に理解できます。映像の美しさが切なさを引き立てる。 8点(2003-12-08 02:42:15)(良:1票) |
2. ウェディング・プランナー
マシュー・マコノヒーの役に納得できなかった。結婚式の前に婚約者に本当に結婚したいのかって聞く。彼女は一瞬混乱するけど、本当は結婚したくないと悟る。あのねー、本当に結婚したくないのはお前だろうが。お前が言えよと思った。相手に言わせておけば、自分が結婚を取り止めたんじゃないしモメずに済むと思ったのかなぁ。でもずるいよねぇ。ジェニファー・ロペスに気があって気が変わったのはあんだでしょうが。 5点(2003-12-10 02:09:51)(良:1票) |
3. ウエスト・サイド物語(1961)
この作品って評価がすごく分かれますねぇ。私にとってはミュージカル映画の傑作です。ミュージカル映画ってカメラアングルとか撮り方ってあまり重要視されてないのかもしれないけど、この作品は映し方がいいと思う。振り付けも最高。フレッド・アステアやジーン・ケリーのようなソロダンスものと違ってこれは群舞モノです。その群舞が素晴らしい。有名な「クール」のシーンは最後に上から撮るの。彼らの目線とか表情とかが上から撮ることで青さを出してるように思える。カラー映画なのに「クール」はモノクロ映画のようで、「America」のシーンはプエルトリコの気候や色を発想させるような絵だと思う。本当に傑作。 10点(2003-12-08 05:36:47)(良:1票) |
4. ブリキの太鼓
点数付けにくい。すっごく嫌な気持ちがする作品だけど、コメントをせずにいられない。そういう意味では印象に残っている。主人公をはじめ、誰にも共感できないのよね。大人になることを止めるのはいいけど、それってサイズだけを止めたんじゃなかろうかと思うくらい、主人公のご都合主義が目立ったように思う。肉体的な大人を止めても、あんたのやってることは十分に大人だろうがと思った。だけど、子供の肉体をもってることで得してるというか、逃げてるわけ。それに腹が立った。だけど観ることをお薦めしたい。 0点(2003-12-08 07:12:22)(良:1票) |
5. ギミー・ヘブン
《ネタバレ》 もう何もかもがダメだと思う。題材である「共感覚」ってゆーのがせっかく興味深いにも関わらず、それをまったく上手く使ってない。もう少し話の真ん中くらいでビジュアルな説明もあったほうがよかったと思う。最後の最後に雨がガーベラが降ってくるように見えるところでわかったが、それにしても、ではこの共感覚がどのように殺人に結びつき、動機が何なのか、どうやって殺したのかの説明もないため、「雨がガーベラに見える。え、それで?」と言いたくなった。誰が書いたのか知らないが、あまりに稚拙なストーリーだったと思います。 [DVD(邦画)] 1点(2006-07-04 11:34:04)(良:1票) |
6. ロミーとミッシェルの場合
どなたかが言うようにこれはおバカ映画ですが、もうサイコー!!!最後の方のあの踊りは一体なんだ!?と思いつつ、けれどあのシーンを支持します。本当に一番最後のシーンでロミーが着ているシャツは今でも探してるほど好き。80年代の音楽もマッチしてます。 9点(2003-12-08 20:47:33)(良:1票) |
7. 愛と追憶の日々
《ネタバレ》 シャーリー・マクレーンのああいう演技って好きなんです。自己チューで上品ぶってるけど、なんだかコメディチックな感じ。母娘が反発しあって、娘はちょっと違う人生を歩む。最後に薬をもってくるように叫ぶシャーリー・マクレーンはやっぱり母なんだなと思わせた。 7点(2003-12-09 06:57:23)(良:1票) |
8. 甘い生活
20才の頃に見て、最初はあまりわからなかったけど、どうしてもこの作品について書かなければならず、再度見て調べものもした。産業の振興と文化・価値観の変容、信仰の退廃を善と取るか悪ととるか。主人公が終わらない夜から抜け出すように朝の道を歩く姿は再出発のようなもを感じさせた。簡単に言うと馬鹿をやって大人になるって感じ。そういうバカなプロセスも大切なのかも。 7点(2003-12-08 01:52:26)(良:1票) |