1. 真夜中のカーボーイ
夢ばかり見続ける人間を批判しているようにも見えたし、夢を持つ人間を突き放す世界を批判しているようにも見えた。出てくる人物がみんな人間臭くて凄く惹かれた。 [DVD(字幕)] 8点(2005-12-20 01:22:13)(良:1票) |
2. アンブレイカブル
《ネタバレ》 家庭に悩み普通に仕事もする、敵だって世界征服を企むような奴じゃなく単なる犯罪者、それを暴力で倒すだけのヒーロー。事件を起こして、捕まれば頭のおかしい奴として精神病院にブチ込まれる名ばかりの悪者。ヒーローも悪者もそれを許す世界があってこそ輝くのであって、現実にただ、その要素だけを持っていたとしても虚しいだけ。この映画はそんな痛々しいくらいリアルなヒーローモノを上手く描いていると思います。 [DVD(吹替)] 8点(2005-11-10 22:01:39)(良:1票) |
3. X-MEN:ファイナル ディシジョン
《ネタバレ》 前2作が好きだった自分にとっては違和感がある話だった。前2作は物語を作る部品としてバトルがあったけど、今作はバトルをする為に作られた物語で、その為に話が大雑把になったので濃い展開(仲間の死や敵対)を取り入れて補強したように思える。ド派手なバトル自体は好きなので楽しめなかったワケじゃないけど、前作で好きだった要素が削られた事への寂しさの方が強い。 [DVD(吹替)] 4点(2007-04-30 23:21:30)(良:1票) |
4. ニューオーリンズ・トライアル
《ネタバレ》 原告と被告とその間で暗躍する第三勢力の構図は新鮮だったが、話が進むに連れ被告側と第三勢力の争いになり、ニックとマーリーに焦点を合わせすぎて、二人の人間味(ニックの良識、マーリーの弱さ)が明らかになり、序盤にあった二人のミステリアスな雰囲気がなくなってしまった気がした。そのため「ニック達はどうする」という気持ちが消え、クライマックスもいまいち盛り上がれなかった。 [DVD(吹替)] 6点(2006-07-23 22:42:13)(良:1票) |
5. トレーニング デイ
勤務初日に目の当たりにするアロンゾの奇行に、これがただの悪なのか、歪んだ正義なのか迷いながら行動するジェイク。デンゼル・ワシントンが今まで溜めた善人のイメージが、この迷いをより一層悩ませるのに役立っていると感じました。 [DVD(吹替)] 7点(2005-11-02 14:48:52)(良:1票) |
6. ソナチネ(1993)
《ネタバレ》 殺し合いになったからって、空の色や街並みが変わるわけじゃない。目の前で始まった撃ち合いに悲鳴を上げられるほど、事態に敏感に反応するなんて出来ない。ヤクザがいつも任侠気取ってかっこつけてるかといえば、アイス食べるし、初対面の人には会釈して敬語を使う。そういうツマラナイ現実が描かれている所がこの映画の魅力だと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2005-12-19 22:21:59)(良:1票) |