1. ハイテンション
《ネタバレ》 今まで数々のホラーを見てきましたがこれは凄い。ホラー映画ってちょっぴりコメディチックなところがあるのですがこの映画はそういうのは一切無し。最初の1時間はずっとドキドキしっぱなしです。ここまで手に汗握る映画は未だかつて見たことが無い。隠れている時の音楽が一層恐怖を引き立てます。後半は物語を完結させるために少し落ち着いた雰囲気がありましたが前半部分は満点の出来と言っていいでしょう。見終わった後、どうしようもないイライラが残りました。後味が悪いというか胃がむかつく感じですね。それだけハイテンションという映画が恐ろしく、見ていてグッと腹を堪えて見ていたからなのかもしれません。筋書きなんてどうでも良い。とにかく怖く・・怖く・・。まさにハイテンションな映画でした。これから見る人はちょっと覚悟しておいた方がいいかもしれません。 [DVD(字幕)] 9点(2008-01-17 16:59:02)(良:2票) |
2. テキサス・チェーンソー ビギニング
《ネタバレ》 テキサスチェーンソー【ビギニング】、ということでタイトルからしてテキサスチェーンソーの前編であり、始まりであり、誕生を物語った映画です。つまり、タイトルを見るだけでレザーフェイスやその家族が皆無事であることが判っているわけです。 あとはレザーフェイスの誕生やあの狂った家族の経緯などを押さえつつ、いかにして迷い込んだバカップル達を全滅させれば良いのか。根も葉もない言い方をすればそれだけの映画です。 でも、判っていながら怖かったです。ここで驚かすのが判っているのに・・・怖いです。十分楽しませてくれました。 主人公と思われる女も外に逃げれば良いのにわざわざ家の中をコソコソ逃げ回ったりとじれったさタップリです。なぜか前作テキサスチェーンソーと同じような進み方をしていたのはちょっと不満でした。共通点が多すぎです。バカップルが4人だったり家を脱出したら生肉工場に行ったり、最後は車に乗ったり。この映画でオリジナルの進め方があっても良かったと思います。 それでもホラー映画としては十分な出来です。良かったです。 [DVD(吹替)] 8点(2008-01-17 14:58:15)(良:1票) |
3. ディセント
《ネタバレ》 サバイバルホラーな映画でした。思った以上にいい出来で良かったです。洞窟というある意味密室に閉じ込められるだけでも十分怖いのに地底人まで襲ってくるという踏んだり蹴ったりの主人公達。地底人の強さは本気を出せば女性でも互角に戦える程度で丁度良いと思いました。あまり強すぎても狭い洞窟の中を逃げるだけの映画になってしまいますから。実際に地底に閉じ込められてもしも地底人が出てきたらあのような行動をとるのだろうなぁ・・・と妙にリアリティのある映画でした。ラストもハッピーエンドだけが映画の終わり方とは限りません。十分楽しめました。 [DVD(吹替)] 8点(2008-01-17 17:11:17)(良:1票) |
4. 28週後...
《ネタバレ》 前作も良かったけど今作はそれ以上に良かった。あの惨劇からたった28週で復興を試みているけど結局のところ、『詳しいことは解ってない』わけで何事も調査してみないと解らない。 あのウィルスの怖いところは感染スピードが物凄く早いことだけど、人類にもあのウィルスを撲滅するチャンスは十分あった。一つ一つの判断を間違わずに下せれば・・・。 女研究員は抗体を持った女を調査するように進言し、仮に将軍がOKサインを出したとしても父親が先に女と接触して惨事は逃れられなかっただろう。 ならば父親と女の接触前に父親を止められたとたら。これも一歩間違えば研究員に感染する恐れやそもそも感染者を生かしておくこと自体が危険なので惨事の可能性は十分あった。 軍は感染者はもう居ないと決め付けていたのが大元のミスだったのだろう。空気感染はしないとはいえ何者かに噛まれた跡がある者を放置しようとした判断が全ての歯車を狂わせたのではないだろうか。 コードレッドは人道的な作戦ではないが人類の存亡を欠けて考慮するならば最優先しなければならないことだろう。たった一人の感染者も許すことができないのだから。しかし、コードレッドを完全に理解していない兵士によって軍による掃討戦も焼夷弾も毒ガスもかわされて感染者が大陸に渡るという最悪な事態を招いてしまった。 ウィルスの抗体の研究も原因もそんなものはどうだっていい。ただ撲滅さえすれば人類は助かったのだ。前作ではぶっ飛んだ状況下では人は理性を失うことを表現していた。殆どのゾンビ映画もそうだが、今作はさらに進んでそれを押さえ込むためには一切合切の良心を捨てて非常になりきらなければ救われないというメッセージが込められていたのではないだろうか。 女研究員が狙撃手に言った「この子は誰よりも大事」が皮肉に聞こえる。頼りになる狙撃種や人類のためを思って子供を守ろうとした女研究員、友情に生きたヘリの操縦手は両キャラで応援したくなるが彼らの頑張りが結果として人類滅亡の手助けとなったのも悲しい。次回作があるなら、是非期待したい。 [DVD(吹替)] 9点(2008-09-25 13:55:25)(良:1票) |
5. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/アイアンモンキー
ストーリーもアクションも良い映画です。出てくるキャラクターも多すぎず少なすぎず。正義の鉄猿、悪のダルマ大帥と部下二人、黄親子が入り乱れてのアクションです。特に見ごたえがあるのは黄飛鴻の父役のドニーイェンですね。圧倒無敵の黄飛鴻と比べて実力が未知数のドニーの戦い振りがイイ。適度な笑いは少年黄が担当し、真面目な戦闘は父の担当。バランスが良く取れていて見ていて飽きが来ません。ただ、ラストの火の海での戦いはちょっと無理があったようにも思えます。いや、すごかったんですけどね。 [ビデオ(吹替)] 9点(2008-01-24 18:43:45)(良:1票) |