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自己紹介 10年ほど海外生活していたので、洋画は字幕版を見ます。

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評価順1
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1.  モテキ
映画はドラマを見なくてもその世界観にすんなり入ってゆけるので、 映画単体で十分楽しめる内容に仕上がってます。 さて本題です。 モテキはいわゆる恋愛ハウツー映画。 つまりバブル期のホイチョイプロダクション謹製「私をスキーに連れてって」(1987年)や 「彼女が水着にきがえたら」(1989年)と同じく、 社会情勢を背景としたその時代ごとの男女の恋愛の形をコミカルにまたシニカルに描いた作品です。 とはいえバブル期と現代とではその恋愛スタイルは大きく異なり、 バブル期には草食系男子と肉食系女子は存在せず、 男子も女子もめんどくさがらず恋愛ゲームに興じていましたが、 現代においては男女ともに恋愛ゲームよりも趣味や自分磨きに重きを置いており、 恋愛によって自分自身が傷つくのを恐れているかのように 20代と30代の7割~8割に恋人がいないというデータもあります。 この映画の登場人物たちも現実から逃げ続けていたり、 明確な自分自身を持たず依存する何かや誰かを探し続けていたり、 そんなどこにでもいそうな20代と30代の男女が出会い、 そして相手との歪な距離感の中でお互いを傷つけながら自分の愛する相手を手探りで探しています。 バブル期のようなストレートな感情表現ではなく、 まどろっこしい所だらけだけど、でもそれがまさに現代の恋愛ゲーム。 でもそんなまどろっこしさも思い返せば過去の自分と重なるところがあったりするので、 懐かしさと恥ずかしさが入り混じった若かったころのほろ苦さを思い出したりして、 『誰かと繋がっていたという想い』は時代や男女を問わず普遍のテーマです。 恋愛から距離を置いた30代と40代の独身の男女に特に強くお勧めします。  キャスティングは秀逸の一言。 にしても長澤まさみのあの笑顔はヤバイ。 今まで好みのタイプではなかったので気に留めてなかったけど、 もし彼女が隣であの笑顔で座ってたら・・・男なら誰でも惚れるな、ある意味女の敵(笑) 麻生久美子と中里依紗はまさに女神(笑) 真木よう子は男前! 森山未来はセカンド童貞を見事に演じきっているし、 リリー・フランキーは台本じゃなくて私生活の実話暴露話してるだけじゃないの?(笑) これだけの短い期間で映画を撮って公開するだけでも驚異的なのに完成度も高い! 監督・演出の大根仁さんには次回作も期待しています。
[映画館(邦画)] 8点(2011-09-25 00:50:57)(良:2票)
2.  96時間
誘拐された娘の救出に向かう健気な父親の姿を描いた単純明快なストーリーです。 ちょうど「宇宙家族カールビンソン」の「おとうさん」がこんな感じです。 ストーリー自体はアメリカの高校生の間で語られている都市伝説がベースです。 日本人留学生の間でも同様の内容の都市伝説がまことしやかに伝聞されています。 この主人公の外見は、まあ~とにかく冴えない親父ですが、 その印象とは裏腹なワンマンアーミーっぷりのギャップで非常にかっこいい! 肝心のアクションシーンは軽快でそっけないほどでしたが、 テンポ良く進むストーリーを邪魔していなかったのが好印象でした。 ご都合主義丸出しのストーリー展開ではありますが、そんな事は問題ではありません。 どこかで見たようなストーリー展開であったり、絵作りであったりなのですが、 それが何の映画からインスパイアした物なのかを考える時間を与えず急展開でストーリーが進みますし、 面白い映画のプロットの寄せ集めをうまく再構築しているので率直に面白いです。 久々に「アクション映画は面白いなぁ」と感じた作品でしたし、とても上映時間が短いと感じました。 私は10年ほど北米で生活していましたが、夜中に派手な格好でウロウロ出歩いていたり、 現地で知らない男性にパーティーに誘われてとんでもない事になっている女性の方を度々見かけましたので、 日本で報道されていないだけで、結構な被害者数なんですよ。 (こういう犯罪に巻き込まれて邦人が亡くなっても日本で報道される事が稀ですよ) 海外旅行に出かける女性の方にお勧めです、マジで。 ちなみにですが、私は日本の某航空会社の元国際線乗務員の方から 同社の客室乗務員の○○ちゃんが現地で買い物に出か・・・と言う話を直接聞いた事があります。
[映画館(字幕)] 8点(2009-09-18 13:32:16)(良:2票)
3.  ダークナイト(2008)
身体的特殊能力を持つスカッと爽やかなノー天気ヒーロー物とは一線を置く、 自ら望んでアンチヒーローを目指す富豪の苦悩を描いた作品。 孤高の存在であるはずのヒーローが実社会の中で苦悩する姿は、 往々にしてその特殊能力ゆえの悩みであり、 一般人からは理解しがたい陳腐な悩みのようにも見え、 ヒーローの苦悩を中心テーマにした作品は惨憺たる結果を招く事が多い気がする。 しかし今作品はヒーローが何故に悪と戦い、悪は何故に世界征服を企むのか?という 地雷ともいうべきヒーロー作品の原点であるテーマに果敢に挑み、 表裏一体ともいえる正義と悪の狭間の迷路を見事に描いた作品だといえる。 しかも世間がヒーローだと思い込んでいるバットマンを、 本来の姿であるアンチヒーローとして蘇らせてくれた。 今作品のすべての関係者に最大限の賛辞を贈りたい。
[映画館(字幕)] 10点(2008-09-05 10:29:26)(良:1票)
4.  ウルヴァリン:X-MEN ZERO
一言で表現すると「残念」、もう少しがんばってほしかった。 まず最初の残念は、上映時間。 ストーリーは連続ドラマシリーズの2クール分ほどもの内容があり、上映時間109分では絶対的に時間が足りない! 次の残念は、字幕。 ウルヴァリンのバックグラウンドを描いたヒューマンドラマ的な作品なのですが、 ストーリー展開が速いので綿密な人間関係を描くほどの余裕がないためか 重要なやり取りにもかかわらず二言三言の会話で済ませているので人間関係がわかりづらい所があるけれど、 短い字幕では伝わらないようなニュアンスが多々見受けられたので 吹き替え版の方が良いのではないか?と思います。 すばらしかったのはヒュー・ジャックマンのはまり役っぷり! 圧倒的な存在感や人間離れした肉体は特筆するにあたいします。 肝心のストーリーは良い意味でも悪い意味でもアメコミらしく、いろいろな方向にブッ飛んで行きますが、 またそれも原作のテイストを継承しており、好感が持てます。 冒頭で残念と言いましたが、総合的な評価は悪くないです。 過去のシリーズをまったく見ていない方でも楽しめますし、 SF色が強すぎないので性別を問わず幅広い世代にお勧めです。 実際に映画館では40代以上と思われる女性が意外と多かった事に少し驚きました。
[映画館(字幕)] 7点(2009-10-02 05:43:00)(良:1票)
5.  ベンジャミン・バトン/数奇な人生
老人の老いた肉体を持って生まれた男の人生をたどる物語です。陳腐なメイクや演出がストーリー展開を壊しているのではないか?という危惧があり、当初はこの点を気にして見るのを止めようかと思ったほどでしたが、それはまったく余計な心配でした。特殊メイクやCGの出来が良く、ブラピが違和感なく老人から青年へと若返ります。そしてその違和感のなさによって『若返りという無茶な設定を成立させる事』に成功しています。さて肝心の内容についてですが、ゆったりと流れる時間の中を若返って行く主演男優と老いて行く主演女優の人生に、いつしか自分自身の人生を重ね合わせてしまう方も多いのではないでしょうか?それは誰しもが老いて行く過程において経験する『在りし日の自分を顧みる事』にも似ており、心の奥底に眠っている遠い記憶に触れてしまったような少し切ない余韻が残ります。若さは罪ではありませんが、もし自分が人生経験の短い頃にこの映画を見ていたら平凡な伝記小説を読んだ程度の感想しか持たなかったかもしれません。この映画は、出会いと別れや喜びと悲しみを幾重にも重ねた『人生を振り返る余裕の出来た年齢の方』に是非お勧め致します。 それと追記として、作品の扱うテーマが繊細だという事と字数制限で仕方がなかったということを理解したうえであえてなのですが、もう少し字幕のニュアンスをがんばって欲しかったと思った事を付け加えさせて頂きます、おそらく観客に伝わっていない事が多いと思います。
[映画館(字幕)] 8点(2009-02-14 15:39:18)(良:1票)
6.  人生、ブラボー!
人間は罪深き動物です。 他人の迷惑を顧みずに非常に利己的な行動をしたかと思えば、 次の瞬間には自己犠牲をいとわない行動に出る不思議な思考をする生き物です。 ですから見る角度を変えると、神にも悪魔にも見えることが多々あります。  この映画の主人公は世間一般から見れば自堕落でダメな中年男です。 自身が20年前に「匿名」で行った行動が元で ある日突然騒動の中心に巻き込まれますが、 そこで彼は突拍子もない行動にでます。 世間一般では常軌を逸した行動に映ると思いますが、 それは「彼」だからこそ出来た事。 そこには20年前と本質的に変わらない彼がいました。  人間的に魅力のある主人公と 非情な現実と向き合う人々が織りなすハートフルな内容に 思わずグイッと引き込まれて、 見終わった時にはなんだか心安らかになりました。 人間関係に疲れた時に 「人間はまだまだ捨てたもんじゃないぜ」と思えるように見たい映画です。  ただハリウッドでのリメイクが進んでいるようですが、 キャストやロケーションも申し分ないし、 このままでいいんじゃないでしょうか?
[DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2013-06-25 20:26:16)(良:1票)
7.  アベンジャーズ(2012)
私は彼らの映画を何一つ見ていません。 予備知識もほとんどありませんでしたがストーリーが単純ですし、 個性のぶつかり合いがメインですし、 ポップコーンを食べながらお気楽に見る娯楽映画としては 十分楽しめる仕上がりだと思います。  ハリウッド謹製らしく現実社会を反映しており、 主義主張の異なる主役を集めてテロリストと戦争を始める所なんてそのまんま。 当事者には知らされない真実や、事実と区別のつかない嘘が入り混じり、 攻撃力による均衡を名目にして大量破壊兵器が作られる。  ストーリー展開はゲームでいうところのスーパーロボット大戦です。 それぞれのエピソードや性格を踏まえつつ 新たな敵の出現に対してぶつかり合いつつも共闘する。 馴れ合いじゃなく、個々がそれぞれの正義の上に立ち、 独立性を維持しつつ目的を達成すれば解散。  しかしロボットというくくりのあるロボット大戦とは異なり、 空想科学兵器とファンタジーパワーを使う神様の戦いは 異種格闘技戦と呼ぶにしても程があります。 彼らをオリンピック競技で例えると アイアンマン=フェンシング、 キャプテン・アメリカ=ボクシング、 ソー=ハンマー投げ、 ホークアイ=アーチェリー、 ブラック・ウィドウ=近代五種、 ハルク=女子柔道(松本薫)ですね(笑)  それからアベンジャーはマーベルの作品に登場するキャラだけだと聞いていましたが、 日本の作品からもシールズの長官役で丹下段平が出ていてびっくりしました(嘘)
[映画館(字幕)] 6点(2012-08-23 23:30:41)(笑:1票)
8.  ドラゴン・タトゥーの女
人生の岐路に立つ主人公が田舎の湖に浮かぶ島に招かれた。 そこで待ち受けていたのは 大金持ちの一族に隠された忘れ去る事のできない謎だった。 無慈悲な社会システムの中で生きるドラゴンタトゥーの女を助手に迎えて 調査を進めるのだが・・・  スタイリッシュな映像と音楽は非常に心地よくて、 無理なく物語の世界観に浸れますので、 158分という時間が短いと感じてしまうかもしれません。 ただし事前に一族の人物相関図だけは頭に入れておいたほうがよいかと思います。 正直わかりにくいので謎解きを楽しみたい方であればなおの事です。  金田一耕介的なダニエル・クレイグですが、 あちらと比べると謎解きや猟奇的な描写は薄味です。 主人公の人生と助手の女の人生と一族の謎がクロスオーバーしながら 物語は進んでゆきますが、ひときわ際立った存在感を示しているのが 助手のドラゴンタトゥーの女。 ドラゴンタトゥーの女の孤独感にやられちゃいました。 表面的に美しいとかではなく、人物的に魅力的です。 本国スエーデンで作られた3部作のリメーク第1作目となる本作は 続編もリメークするべきだと考えるに十分なクオリティに仕上がっています。 ただもう少しおどろおどろしい描写を加えてくれればなおの事よいかと。 デヴィッド・フィンチャー万歳。
[映画館(字幕)] 7点(2012-03-17 13:16:05)(良:1票)

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