1. 幸せになるための27のドレス
《ネタバレ》 NYのマンハッタンを舞台に社長秘書として働くジェーンの恋愛模様を描いたラブコメ。Katherine Heiglは特別美人というわけではないけど(あくまでも女優の中ではという意味で)、そこはかとなく品があって知的な感じがかなりの好印象。ストーリーは序盤切なさがうまく表現されていて感情移入しやすいけれど、起承転結の転あたりからの展開が個人的にしっくりこなくて、最後もなんとなく微妙に終わってしまった印象。すっぱ抜いてやろうと近づいたケビン、とにかく無神経なジョージ、自己中で自由なテス、追い詰められてついに爆発したジェーン、と主だった人物たちの悪い面がクローズアップされる場面が多いものの、基本はみんな悪意のないいい人たちばかりで、ゆえに最後はハッピーエンド。それにしても途中までは結構よかったのに、最終的には特に印象に残らない映画に落ち着いてしまったのが残念。また、「27 Dresses」というタイトルにするほど、27着のドレスが生かされていたようにも思えないし、そもそもなぜに27着? [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-03-07 20:19:13)(良:2票) |
2. ブライダル・ウォーズ
《ネタバレ》 ニュージャージー出身のリヴ(ケイト・ハドソン)とエマ(アン・ハサウェイ)は幼なじみで親友同士。ときを同じくして二人の結婚が決まり、互いに子供のころから夢見ていたニューヨークのプラザ・ホテルで挙式することになったのだけれど、プランナーの秘書の手違いで結婚式が同日になってしまう。二人は親友だから互いの結婚式の介添人であるべきだし、ジューン・ブライドが夢で、さらにプラザ・ホテルは外せなくて、そこでの次の空きは3年後の6月しかないということ、さらにエマはダブルウェディングは絶対嫌という設定で、親友二人女同士の戦い勃発! 結婚が絡んでいますが実質的には友情を描いたお話です。結婚式を前にして、より絆を深めていくカップルとその逆のパターンの対比を描いているとも言えますが、ここはなかなか表現し切れていないような気もします。 だいたい喧嘩してるという雰囲気の映画ですが、この手の映画が好きであればそれなりに楽しんで観られると思います。アン・ハサウェイ可愛いです。この映画はラブシーンとかもほとんどない感じです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-09-11 19:31:55)(良:1票) |
3. 魔法にかけられて
《ネタバレ》 とりあえずハッピーになれる可愛い映画。全編通して音楽がいい。またヒロイン・ジゼルの常に真っ直ぐで素直なこころが観ている者に安定感をもたらしてくれる。おとぎの世界からニューヨークへ。夢の世界から現実の世界へ。夢見るころを経て現実的な大人に成長しても、なお夢見ることを忘れないでと伝えているよう。ヒロインもプリンスも十二分に大人なのでその辺が功を奏していると思う。セントラルパークでのディズニーランドのパレードみたいなシーン、好きです。若干強引なエンディングの設定も、いいんじゃないのーと思える不思議さ。というか、エンディングが一番のお気に入り。なんて幸福なんだ。最後の最後でBONESのMichaela Conlinも発見してちょっとラッキー。人はこんなふうに幸福な感じで生きていいんじゃないか。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-03-30 20:00:39)(良:1票) |
4. マイレージ、マイライフ
《ネタバレ》 George Clooney渋いな。Cool。絵になる。わたしは意外にもこの人の出る映画に興味を持ったことがなかったようで今回初めて観たことに気づいた。助演女優たちは彼を食うことなくそれぞれの役を好演している。アカデミー賞でいろいろノミネートされていたので期待していたけれど、映画自体は印象に残らないものだった。設定は面白いけれど、それが特別話のよさに生かされている気がしない。ストーリーが実に地味。普段の生活にいくつかのちょっとした変化が訪れた。・・・ような気がしたんだけども、最終的には元の生活に戻りました、という話。変化の前後の主人公の気持ちの移り変わりは観ている者に委ねられている。エンディングは釈然としない。なんとかまとめたけど、実際はまとめるのに苦心してああいう消化不良のようなことになってしまった気がする。そもそも話よりも設定ありきで、それを生かしたかった映画だったんだろうと思う。後味としては、虚無感が残るばかり。 [ビデオ(字幕)] 5点(2010-03-30 21:08:46)(良:1票) |
5. パッセンジャーズ
《ネタバレ》 ホテルの有料映画にて、大好きなAnne Hathawayが主人公で、ラインナップの中でも一番好みで時間的にも観やすそうだからこの映画を選択。始まりから映画全体に漂う雰囲気がいい。好み。その理由は最後で分かった。とはいえ結論から言うと個人的には一番避けたい種類のガックリな映画を選んでしまったことになる。ヒューマン系かと思っていたのに、これってサスペンス・ミステリーだったのかと思い始め、さらに中盤からはサイキックでスリラーな雰囲気も漂い始め・・・。サイキック入ると無条件でなんでもありOKみたいにできるから実は好きじゃない。この雰囲気とこの音楽はそのせいだった。不思議なシチュエーション、何だかおかしい場所、なにかが妙なのに普通にスルーしてる雰囲気。否応なしに「The Sixth Sense」を思い出した。Anne Hathaway可愛いし、全体的な雰囲気がいいから悪くはないんだけれど、こういうオチはやっぱり好きじゃない。 [ビデオ(字幕)] 5点(2010-04-05 20:31:52)(良:1票) |