301. I am Sam アイ・アム・サム
《ネタバレ》 設定と筋立てだけだったら陳腐な方向にも陥りそうなのだが、そうはなっていない。まず何よりも、最大の功労者はミシェル・ファイファーでしょう。ショーン・ペンやダコタ・ファニングが目立ちがちな作品構成ではあるものの、骨を支えているのはミシェルです。わずかな表情の動きですべてを表現していますし、それでいて大げさにならないのはこの人ならではです。あと、あのラストはやはり「クレイマー」へのオマージュですかね(作中でも再三台詞に登場していますし)。●(追記)で、この作品で提示された「親子引き裂かれ問題」は、むしろバリエーションを増やして「現在でも」存在しています。その意味で、実は公開当時より存在の意義を増しているともいえるかも。知的障害だけがテーマではないですよ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-03-04 23:56:07) |
302. アザーズ
《ネタバレ》 オチばかりが注目されますけど、それ以外にも、いかにも「お屋敷」と表現したくなるじめっとした雰囲気、光を抑えた暗めの色調(設定から必然なのですが)はなかなか印象的です。結末を知っていても、2回目以降も十分楽しめます。 [DVD(字幕)] 7点(2005-02-21 00:26:04) |
303. アンカーウーマン
《ネタバレ》 ミシェル・ファイファー様のお姿がたくさん拝めたのはありがたいが、残念ながら、この役に彼女はまったく合っていない。主演はもっと若い人にやらせて、彼女の場合は、すでに成功を収めた先輩キャスターという位置づけで登場すべきだった。レッドフォードとの関係の推移も陳腐そのもので、ラブストーリーとしての完成度は著しく低い。クライマックスとなるべき部分も、いともあっさりと終わってしまった(この展開ならば、IBSキャスターとしてニュースを読むミシェルの下に、レッドフォード死亡の報が入ってくる、という程度の演出は誰でも考えつくと思うが、それすらも行わなかったのはなぜなんだろう)。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-01-05 04:31:15) |
304. アンブレイカブル
《ネタバレ》 明るく楽しいアメコミを、いかにジメジメじわじわ陰鬱に描いてみせるか、という素晴らしいひねくれオタク精神を立派に具現化してみせた作品。この作品はそれだけで十分だと思う。 [DVD(字幕)] 6点(2005-01-05 04:15:28) |
305. あなたのために
基礎となる話は非常に面白いはずなのだが、演出の下手さで内容空疎な作品になってしまっている。いろいろな人たちの登場の仕方(出会い方)とか、その後の処理の仕方など、あまりにもわざとらしすぎ。もう少し何とかならなかったのか? 5点(2004-12-19 00:23:41) |
306. 赤い影
すみません、唐突な展開が多くて、どうしてそういう話になるのか、必然性がほとんど理解できませんでした。 3点(2004-12-18 03:42:43) |
307. 愛さずにはいられない
主人公の2人がそもそも魅力的でないので(特に男の方)、ラブロマンスとしての価値がまったくない。 4点(2004-12-11 16:59:19) |
308. アニマル・ファクトリー
何を表現したいのかも分からなかったし、登場人物の誰が何をしたいのかもほとんど理解できませんでした。 3点(2004-11-22 23:41:36) |
309. アメリカン・フライヤーズ
自転車レースのシーンは圧巻です。どこまでも肉体の躍動を忠実にカメラに収めているのが素晴らしいです。もっとも、レースの展開自体は割と単調だったりしますが・・・。それと、ジェニファー・グレイが出てきたときは嬉しかったのに、出番あれだけですか? 6点(2004-11-07 02:53:53) |
310. アメリカン・プレジデント
主演二人にマイケル・ダグラスとアネット・ベニングという巧者を配し、大統領と環境問題ロビイストというありえないような設定であれば、いくらでもひねってきそうなものですが、意表をついて、その中身は、虫歯になりそうなほど甘甘で単純一直線のラブ・コメディです。マイケル・ダグラスは、余計なことを考えずに伸び伸びと演技をしているし、アネット・ベニングのヒロインも、恋に落ちても凛とした気品や知性や頭の良さを失っていないのが素晴らしい。側近の人たちの巧演も光っていますが、何といっても、マイケル・J・フォックスのパワー溢れる補佐官ぶりは、さすがですね。ただし、邦題だけは一工夫してほしかった。 [DVD(字幕)] 8点(2004-11-01 00:06:03)(良:2票) |
311. 熱き愛に時は流れて
このタイトルでこの内容はないだろう・・・。ただでさえ工夫もなくだらだらした長いだけのストーリーなのに、各場面におけるそれぞれの台詞があまりにも陳腐すぎ。ただし、当時40歳を目前にしていながら、女子大生や若き花嫁という設定にも果敢に挑んだジェシカ・ラングの奮闘には拍手(笑)。いや、結構可愛かったよ。 4点(2004-10-23 03:43:26) |
312. アニー・ホール
男女間の機微をよく表したいい話ではあるのですが、登場人物が喋りすぎです。 [DVD(字幕)] 5点(2004-10-05 02:40:08) |
313. 赤ちゃんはトップレディがお好き
ダイアン・キートンのタイガー・レディを的確に表現した熱演は特筆ものなのだが、肝心の話の結末が極めて安直。これでは何の葛藤の必要もありません。それまでの流れを全部無意味にしてしまっています。 4点(2004-08-19 05:21:58) |
314. アメリカの友人
最後まで、いったいどういう話なのか、ほとんど理解できませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2004-07-12 01:43:20) |
315. AKIRA(1988)
作品の内容はさっぱり理解できませんでしたが、芸能山城組の音楽は凄まじいです。 2点(2004-07-06 23:52:59)(笑:1票) |
316. 足ながおじさん
最初の部分の、そんなに簡単にアメリカ行きを承諾するな!君は今の仕事に誇りはないのか!に始まり、突っ込みどころは多数あるのだが、オジサン達の永遠の憧れのシチュエーションを恥ずかしげもなく堂々と(ほめ言葉)作品化して完成させてしまったという度胸の良さは大いに評価したい。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2004-06-28 02:06:11) |
317. アラン・スミシー・フィルム
これだけ評価の低い作品とは一体どんなものかと逆に秘かに楽しみにしていたりしたのですが、これは確かにひどい。というか、作品としての体をなしていません。 1点(2004-06-23 02:54:02) |
318. アメリカン・グラフィティ
前半は話が未整理でごちゃごちゃしていたのですが、後半は美しく収束していました。見ているときは、眼鏡の子のアホな言動にいらいらしたり、登場人物ほぼ全員のなーんにも考えてない行動様式に呆れたりしていたのですが、終わってみるとなぜか爽快な印象が残っています。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2004-06-14 00:24:30) |
319. 暗殺者
スタローンにこんな影のある渋い役ができるわけがないし、バンデラスの役のキャラにも明らかに無理がありすぎ。両者とも全然格好良く見えない上に、相互に演技もかみ合っていないという悪いパターンです。 3点(2004-06-12 03:00:58) |
320. あなたの死後にご用心!
もっといくらでも面白くなる設定だと思うのに、台詞も各場面も、まったく面白くない。本題に入るまでにも時間がかかりすぎているし、その後もどう展開させたいのか趣旨不明。 2点(2004-05-12 01:38:32) |