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S&Sさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2392
性別 男性
自己紹介 〈死ぬまでに観ておきたいカルト・ムービーたち〉

『What's Up, Tiger Lily?』(1966)
誰にも触れて欲しくない恥ずかしい過去があるものですが、ウディ・アレンにとっては記念すべき初監督作がどうもそうみたいです。実はこの映画、60年代に東宝で撮られた『国際秘密警察』シリーズの『火薬の樽』と『鍵の鍵』2作をつなぎ合わせて勝手に英語で吹き替えたという珍作中の珍作だそうです。予告編だけ観ると実にシュールで面白そうですが、どうも東宝には無断でいじったみたいで、おそらく日本でソフト化されるのは絶対ムリでまさにカルト中のカルトです。アレンの自伝でも、本作については無視はされてないけど人ごとみたいな書き方でほんの1・2行しか触れてないところは意味深です。

『華麗なる悪』(1969)
ジョン・ヒューストン監督作でも駄作のひとつなのですがパメラ・フランクリンに萌えていた中学生のときにTVで観てハマりました。ああ、もう一度観たいなあ・・・。スコットランド民謡調のテーマ・ソングは私のエバー・グリーンです。


   
 

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141.  愛のイエントル 《ネタバレ》 
男装のバーブラを見てると、確かに学芸会の演劇を見せられている様な雰囲気です。さすがにバーブラの歌唱は素晴らしく、バラードを歌わせたらバーブラ・ストライサンドにかなう者無しですね。自分で監督までしてるせいか、ある意味究極のナルシスト映画と言えそうで、エイミー・アービングはイエントルに比べてあまりに愚かな女という位置づけはちょっと可哀想かな。船上で歌うバーブラを引きで撮っているラストは、何度見ても素晴らしい名シーンです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-05-18 00:52:01)
142.  甘い抱擁 《ネタバレ》 
男くさい作風のロバート・アルドリッチがなんとレズビアンがテーマの映画を撮っていたとは、しかも生前「自分が撮ったもっとも好きな作品」と語っていたとは驚きです。原作は舞台劇で、イギリスのTVドラマ制作現場での人間関係がプロットになっています。主演は舞台と同じベリル・リードで、人気連続TVドラマの脇役を長年演じているおばさん女優という役柄です。たとえると、『渡る世間』の泉ピン子と言えば判り易く、下品なところもよく似ています。このおばさんがレズビアンで、スザンナ・ヨークと同棲しています。本作はB・リードとS・ヨークが演技合戦を繰り広げるシーンが続くのですが。S・ヨークが予想以上の好演を見せてくれるのが意外でした。レズ描写も結構濃厚でベビー・ドール姿からヌード・シーンまであります。B・リードはあまりの不品行ぶりがたたって番組をおろされることになるのですが、オファーされた次の仕事は子供番組の主人公(牝牛)で、声優をやれと言われて荒れ狂います。舞台劇は映画化するのも結構テクニックが必要ですが、本作は必ずしもそれに成功しているとは言えないでしょう。舞台と同じキャストを起用するとどうしてもオーバー・アクトに陥りがちで、本作のB・リードもほんと暑苦しくてむかつくおばさんとしか見えません。アルドリッチの演出も『何がジェーンにおこったか』のベティ・デイビスを引きずっている感じがしました。ラスト、無人のスタジオでセットをぶち壊して暴れまくったB・リードが、「モー・モー」と牛の鳴きまねをしながら泣くシーンは、さすがに哀れを誘います。
[DVD(字幕)] 6点(2010-04-22 02:10:31)
143.  アタック・オブ・ザ・キラートマト 《ネタバレ》 
『死霊の盆踊り』?『シベリア超特急』? ちょいとあんさん、お忘れではありませんか、クズ映画史にその名を刻む『アタック・オブ・ザ・キラートメィトウ』を! わずか80分あまりの時間なのに、これほど観通すのが苦痛な映画は初めてでした。おバカで笑いをとろうにも、監督やスタッフの志の低さでクスリともできませんでした。そして何よりも愕然とさせられたのは、ヒロイン女優の容姿が、あまりにも・・・。 でもT・バートンをインスパイアしたという事実(本人は認めないかもしれませんが)に敬意を表して、一点くれてやる! 
[DVD(字幕)] 1点(2010-04-20 01:10:20)
144.  ある日どこかで 《ネタバレ》 
原作小説は、世界幻想文学大賞に輝くリチャード・マシスンの名作です。この映画は必ずしも原作と比べると映画化に成功したとは言えないのですが、キャスティングのアンサンブルが絶妙で、しかもJ・バリーが映画音楽史に残る名曲を提供してくれたので奇跡のような作品となりました。実は、原作では主人公コリアーはガンで余命数カ月と宣告されているのですが、その設定は映画では無しになっています。あの哀しいラストは、原作を改変したおかげで一層素晴らしくなったのではと思います。C・リーブを見舞った悲しい運命がオーヴァーラップするので、ほんと泣けますね、あのラストシーンは。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-15 01:13:23)(良:2票)
145.  アメリカン・サイコ 《ネタバレ》 
ストーリーほぼ原作小説通りですが、原作にある様な凄まじい殺人描写が映像化されているわけではありません。昨今ではイーライ・ロスの様な監督も出てきましたので、そういう方々がリメイクしたらもっと凄惨な映画になるでしょう。ラストはこの映画では夢落ちの様な終わり方ですが、原作ではベイトマンが陥る不条理な狂気の世界として表現されていて、そこら辺が上手く映像化されたとは言えません。その分ユーモアと言うかギャグの要素が加えられていて、名刺バトルのエピソードやベイトマンが鏡にポーズをとりながらSEXするところなど、思わず笑ってしまいました。まあ映画化するには難しい題材だと思いますよ、この小説は。
[DVD(字幕)] 5点(2010-03-07 01:57:51)
146.  アリゾナ・ドリーム 《ネタバレ》 
ハリウッドに招かれて、気取ったのか力んだのか、クストリッツァにしては今一つの出来です。アメリカンドリームがどうたらということ表現したいのでしょうが、どうもアメリカと言う国とその文化への彼の理解があまり深くないのでは。だから、いかにも異邦人が監督しました、という映画になってしまったかと思います。やっぱりクストリッツァはガチャガチャしてなきゃクストリッツァじゃない! それでも、J・ルイスはさすがにいい味出していましたね。あと、V・ギャロの『北北西へ進路を取れ』ネタは傑作です。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-02-12 23:45:49)
147.  ああ爆弾 《ネタバレ》 
こ、これは凄い、まさにカルト中のカルトだ! だいいち、能・狂言・歌舞伎・浪曲をベースにしてミュージカル仕立てのコメディを撮るなんて、発想が凄すぎます。銀行員が突然歌って踊りだすシーンには、そのあまりのバカバカしさに鳥肌が立ちました。そう、この映画様式自体からしてギャグでして、映画の文法は無視しているは、そのテイストはフリージャズを思わせます。監督も凄いけど、こんなとんでもない映画を撮らせてくれた東宝という会社もなかなか懐が深いですな。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2010-01-28 21:17:25)(良:1票)
148.  アンダーグラウンド(1995) 《ネタバレ》 
この映画の味付けはコテコテのどろソース風味ですが、奇想天外なプロットを重厚な悲喜劇として見せてくれて、やはりこの監督クストリツァは天才です。彼の映画に欠かせない祝宴シーンは三十分に一度の割合で出てきますが、ヨヴァンの結婚式で花嫁が空中浮遊する場面は素晴らしかった。そしてラストでひょうたん島のように河辺が流れだすシーンには、内戦の果てに消滅していったユーゴ・スラビアという国への惜別がひしひしと伝わってきます。本作は自分にとって『奇跡の映画』です。
[ビデオ(字幕)] 10点(2010-01-07 00:02:56)(良:2票)
149.  赤い風車 《ネタバレ》 
残念だったのは鑑賞したTV放映版が異様に劣化した映像だったことで、本作の名を高めている鮮やかなカラー映像が台無しになってしまいました。そういう事情ではありますが、この映画の『赤』を使った映像の素晴らしさは伝わってきます。画家志望でもあった監督ジョン・ヒューストンにはロートレックの無頼の生涯は映画化したかった題材だったに違いないでしょう。ホセ・ファラーの演技は素晴らしいのですが、自分のイメージからはちょっと上品すぎてロートレックの持つ猥雑感が薄いかなという印象です。足に障害があったロートレックの姿を膝を曲げた姿勢でトリックなしで演じてくれますが、後年『ムーラン・ルージュ!』でジョン・レグイザモが同じ手法を使ってロートレックを演じています(そう言えば、『カジノ・ロワイヤル』でピーター・セラーズもロートレックのコスプレを見せていますね)。面白いのがホセ・ファラーはロートレックと父親の二役を演じていて二人が同じシーンに登場もしますが、さすが元祖カメレオン役者と言われるだけあって全然違和感がないのが凄いです。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-12-17 23:17:59)
150.  愛と哀しみの果て 《ネタバレ》 
実は私は邦題が「愛と~」とつく映画にアレルギーがあって、70~80年代に撮られたこれらの作品をリアルタイムで観たことがありませんでした。この映画も今回初めて観ましたが、さすがシドニー・ポラック監督らしく王道中の王道を行くロマンスで、想像していたよりはるかに楽しめました。自分の琴線に響いたのはブロア男爵役のクラウス・マリア・ブランダウアーの演技で、ロバート・レッドフォードの死をメリル・ストリープに告げに来るシーンに、怠け者で遊び人なのに彼が不思議とすごく男らしく感じてちょっとホロりとさせられました。ジョン・バリーの音楽がまた美しくてこの作品の印象を良くしています。あの素晴らしいアフリカの空撮は、やはり劇場のスクリーンで観ないといけませんね。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-09-15 21:14:56)
151.  あの日あのとき 《ネタバレ》 
原題通り、ノルマンディー上陸作戦を絡めた戦争メロドラマです。ダナ・ウィンター演じるイギリス女性と、米軍将校のロバート・テイラーとリチャード・トッド演じる英軍将校が三角関係を繰り広げるお話しです。ウィンターとトッドは婚約していますが、トッドが出征中に女房もちのテイラーと恋仲になります。D・ウィンターって清純そうな顔立ちなのですがこの映画でやってることは尻軽で、「パール・ハーバー」のケイト・ベッキンセールを思い出してしまいました。負傷して帰国したトッドは二人の関係を知り大いに傷つきますが、ここはお約束通りウィンターはトッドのもとに戻ります。そして奇しくも同じ部隊でトッドが司令官、テイラーが部下という関係でノルマンディー上陸作戦に参加した二人には過酷な運命が待っているのでした。と書くといかにも通俗メロドラマですが、丁寧に撮られていて観られる映画にはなっています。脇にもテイラーの上官役でE・オブライエンが出ていたりして、結構しっかりした作品でした。ただ戦闘シーンは低予算の悲しさでショボい出来です。ドイツ兵が第一次世界大戦型のヘルメットをかぶっているのにはがっくりでした。
[DVD(字幕)] 6点(2009-09-10 00:07:24)
152.  愛の嵐 《ネタバレ》 
邦題やスチール写真から想像(妄想?) していたのとは違い、とても静かな映画でした。直接的な性描写はほとんどないのですが、確かにシャーロット・ランプリングが発散する退廃的なエロスは頭がくらくらするほどです。あの有名な彼女がSSの制服姿で踊るシーンは、「サロメ」が元ネタ(というよりか再現)だったのですね。このシーンは評判通り映画史に残る名シーンだと思いますが、あまりにすぐ終わってしまうのが残念でした。気になったのは、どうも収容所時代のことや二人の再開後の描写などが通り一遍で、そこら辺をもっと深く見せてほしかったところです。シャーロット・ランプリングはこの映画ではすぐに空腹を訴え飢餓に弱い女性でしたが、それは収容所の過酷な体験がトラウマになっているからと私は解釈しましたが、監督にはそこら辺をもっと突っ込んで描いて欲しかったです。そのために上映時間が2~30分長くなってもこの作品の価値は落ちなかったのではと思います。
[DVD(字幕)] 6点(2009-06-24 19:41:44)
153.  愛欲の十字路 《ネタバレ》 
なんともすさまじい邦題ですが、実は旧約聖書のダビデとバテシバの物語をモチーフにした作品です。イスラエル王ダビデは部下のウリヤの妻バテシバを見染めて不倫の恋に落ちます。王は妻を何人も持てますが、人妻とはさすがに結婚できません。バテシバが身ごもったことを知ったダビデはウリヤを戦場で死地に赴くように命令し、ウリヤは戦死してしまいます。未亡人となったバテシバを晴れて妻の一人に迎えたダビデでしたが、神の怒りがイスラエルに降りかかり旱魃に凶作、そしてバテシバが生んだ王子までもが病死してしまいます。西欧人にはポピュラーな旧約聖書の物語を、メロドラマチックにグレゴリー・ペックとスーザン・ヘイワードが演じています。旧約聖書の記述には忠実なのでしょうが、不倫劇がメインなのでスペクタル的見せ場はありません。回想場面で有名なダビデとゴリアテの対決場面はありますが、手抜きもいいとこでまるでモンティ・パイソンのコメディみたいでした。そもそもグレゴリー・ペックがダビデを演じることに無理があり、ただの真面目なおじさんという感じでちっとも英雄っぽくないのです。劇中、後年インディ・ジョーンズ教授が追い求めるアーク(約櫃という字幕でした)が登場し、最後に神の許しをダビデに与えてくれます。
[ビデオ(字幕)] 5点(2009-05-20 23:57:07)
154.  愛する時と死する時 《ネタバレ》 
メロドラマの名手ダグラス・サークが撮った唯一の戦争映画で、原作は「西部戦線異状なし」のエーリッヒ・レマルクです。レマルクは主人公エルンストの恩師役で出演していて、結構達者な演技を見せてくれます。ロシア戦線に出征していた主人公が休暇で故郷へ帰り、空襲で破壊された街で行方不明の両親を捜すうちに幼なじみの女性と再会して恋におち結婚しますが、休暇が終って前線に復帰すると命を助けたパルチザン青年に撃たれて戦死してしまうというのがストーリーで、戦争映画といっても戦時下のドイツの市民生活や恋愛模様の描写がメインです。映像はサークらしく非常にきれいで、空襲シーンは結構迫力がありました。いかんせん、レマルクの原作小説自体が凡作なのであまり印象が残らない映画の出来になってしまいました。ラスト、妻から来た子供ができたと知らせる手紙に手を伸ばしたところで息絶えるのは、「西部戦線異状なし」のまるっきり二番煎じでした。サークはナチス迫害を逃れてアメリカに亡命したオーストリア人ですが、俳優の息子はドイツに残りロシア戦線で戦死しています。きっとサークは亡き息子のことを偲びこの映画を撮ったのではないでしょうか。
[DVD(字幕)] 6点(2009-05-06 09:03:53)
155.  哀愁の花びら 《ネタバレ》 
この映画はジャクリーヌ・スーザンの小説「人形の谷」を映画化したものです。ストーリーは、ブロードウェイのショウビジネス界で生きる三人の女性が成功して転落する生きざまを描いたメロドラマです。巷ではマンソン事件で殺害されたシャロン・テートのこの映画での大根演技が伝説となっていますが、ちょっとそれは可哀そうです。はっきり言わせていただくと、あとの二人(バーバラ・パーキンス、パティ・デューク)もひどい演技で、シャロン・テートばかりが話題になるのは不公平でしょう。アメリカではこの映画は「史上もっとも陳腐な映画」という称号が与えられているそうですが、確かにお昼のメロドラマで半年かけて放送する様な波乱万丈のストーリーを2時間余りで見せようとしていますから、ほとんど大映テレビものを観ているような感覚です。ただこれでもかこれでもかと続くキッチュな展開は、観ているうちに麻痺してきて快感を覚えるほどです。スーザン・ヘイワードが大御所ミュージカルスター役で出ていますが、彼女の公演シーンの舞台装置のショボイのには口あんぐりでした。まあディオンヌ・ワーウィックが歌う主題歌が良かったので、プラス2点としておきます。
[DVD(字幕)] 3点(2009-05-05 00:47:47)(良:1票)
156.  赤ちゃん泥棒 《ネタバレ》 
本作は、「ブラッド・シンプル」に続く2作目ですが、実におバカなストーリーとテンポの良い展開はいいですね。今まで観たコーエン兄弟で一番いいかもしれません。ラストがハートウォーミングで終わるところは予想してませんでしたが、コーエン兄弟にしては珍しく後味が良かったです。しかし、コーエン兄弟は「誘拐」というプロットが好きですねえ。
[DVD(字幕)] 8点(2009-04-02 21:23:43)
157.  アラビアのロレンス 《ネタバレ》 
実際のロレンスとは違うという批判があることは承知していますが、歴史上の特異な人物をここまで説得力を持って描いたデヴィッド・リーンの手腕は見事です。なんと言って良いのか迷うとこですが、この映画にはオーラのような迫力があることは確かです。どのシーンも切り取れば一幅の絵画になるような素晴らしい映像の乱れうち、後半のダマスカスで開かれるアラブ国民会議のシークエンスは何度観てもルネッサンス期の宗教画のごとき濃密な映像に感嘆します。ピーター・オトゥールの演じるロレンス像は、歴史上の人物としてはジョージ・C・スコットのパットン将軍、ケイト・ブランシェットのエリザベス1世と並ぶ「他の俳優が演じることが考えられない」名演技だと思います。ロレンスは現在の中東情勢には直接責任はないのですが、イスラエルで彼はどの様に評価されているか興味があります。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2009-03-29 13:28:44)
158.  アウト・オブ・サイト 《ネタバレ》 
時系列をいじくったり、シーンによってはブルーを強調した画面にしたりとソダーバーグの遊びが目立つ作品でした。この遊びは人によっては好みが分かれるところでしょうが、私にはイマイチでした。観ていてタランティーノだったらもっとキレた映画にするだろうなあと思いました。笑ったのが1シーンだけ登場のマイケル・キートンです。FBI捜査官レイ・二コレットって「ジャッキー・ブラウン」にも出てたじゃん、FBIとでかいロゴ入れたTシャツ着たFBI捜査官がいるかい!というところです。
[DVD(字幕)] 6点(2009-03-10 00:28:19)
159.  愛と追憶の日々 《ネタバレ》 
この映画はコメディタッチで始って、最後はいわゆる「難病もの」で終わるのですが、全編通して穏やかな雰囲気で演出しているところが良かったです。デブラ・ウィンガーのご臨終場面など、今まで見た映画のなかで最もあっさりした主役の死亡演出でした。「えっ、これで死んじゃったの」っていう感じですが、こういうのもいいなあと思います。日本の映画監督やTV演出家たちよ少しは見習ってください。俳優の演技がじっくり見れる映画です。
[DVD(字幕)] 7点(2009-01-08 20:52:37)
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