1. アウトサイダー(1983)
少しベタな感があるのは否めないのだが、なかなか良い作品だと思う。一度見て、再び見直すとタイトルバックの夕日の美しさが哀しく、胸に染み入る。そして、何よりも一番印象に残っているのは、「子供はみな黄金なんだ」というセリフ。なるほど、確かにそうかも知れない。だが14,15歳くらいになると、どうしたって現実が見えてきてしまう。幼き日に抱いた夢もいつの間にか粉々になり、絶望感に苛まれたりする。それを乗り越えた所に、色褪せない、メッキでない本物の黄金があるのかもしれない。この映画を観て、ふっとそんなことを考えた。10代の内に観れてよかったが、本当はもう2,3年前に観たかった。 7点(2002-12-20 18:44:21) |
2. アメリカン・スウィートハート
意外と面白い。ロマコメとしてではなく少しシニカルなコメディとして。映画業界を皮肉った裏ネタが楽しい。途中から、ジュリア・ロバーツとジョン・キューザックの恋愛なんてどうでもよくなったりする。そんなユーモラスでちょっぴりブラックな要素のある映画を、約1名を除いたキャストがきっちり盛り上げている。まずビリー・クリスタル、こういう役ではいい味を出してる。結構姑息な役だが、憎めない。この映画では彼には相当笑わせてもらった。それから、キャサリン・ぜータ・ジョーンズ。世間の持つ自身のイメージ:ゴーマンな女性を堂々と映画の中で演じてみせた根性、ご立派。逆に好感度が上がった。ジョン・キューザックはいつもどおり確実な感じで、悪くない。そして、アンサンブル出演陣の中でただ1人浮いていたのは、はい、あなたです、ジュリア・ロバーツ。『オーシャンズ11』に引き続き、またまた映画の質を下げてくれた。 7点(2002-12-18 18:39:56) |
3. 愛が微笑む時
結構退屈させられた。期待して見た分、かなりがっかりした。キャストも気に入らない。特に女優陣が。 4点(2002-11-10 12:13:06) |
4. 愛と青春の旅だち
『トップガン』とは方向性がまるで違うので比較するのもどうかと思うが、敢えて比較させて貰うと、『トップガン』のほうが10倍は面白い。『愛と青春~』の方はまじめに取っている映画だが、それにしてはストーリーが陳腐すぎる。リチャード・ギアとデブラ・ウィンガーの恋愛描写が特に最悪で、どう互いを愛するようになり、必要にするようになったかが、全く理解できない。対するルイス・ゴゼット・ジュニアの方は、“ズルイ女に引っ掛かったバカな男”といった感じの描かれ方で、ギアとウィンガーの恋愛模様を引き立てようにも引き立てられていない。『トップガン』のようなエンターテイメント大作はストーリーが単純ならでこそ生きてくるが、『愛と青春~』のほうは実に浅はかに見えるだけだ。映画に1点、主題歌の「Up Where We Belong」に2点の3点以上はあげられない。 3点(2002-11-02 16:07:02) |
5. アウト・オブ・サイト
くーうっ、いいね!ダンディなカッコよさに茶目っ気もあるジョージ・クルーニ、そしてラテン美女のジェニファー・ロペス。この2人の組み合わせがなんとも言えない、熱い!!!(それでいてクール)。ラストのJーLOの行動も粋で○。 7点(2002-05-31 16:37:26) |
6. 悪魔を憐れむ歌
ラストがそれまでの展開とうまく噛み合っていない。語り手がホッブス刑事の視点だったのに、あれはないだろう。 3点(2002-05-23 12:15:57) |
7. アメリカン・ヒストリーX
あまりの凄まじさに、観ていて言葉を失った。ノートンは勿論素晴らしかったのだが、この作品ではむしろ、ファーロングの方がキーになっていた感じがする。人間の心の奥底に潜む闇を、繊細な演技が実に饒舌に語ってくれた。ただ、ノートンの改心するまでの経過は、あれでは納得できない。黒人を憎んで憎んで憎みあげ、あんな残酷な殺し方をした男が、あの程度のことで変わるわけがない。次いで、ファーロングが兄貴の言うことを聞いただけで、あっさりと改心するのにも納得がいかなかった。 7点(2002-04-27 14:01:11) |
8. あの頃ペニー・レインと
賞レースをにぎわせた映画だが、どこがいいのやらさっぱり。バンド・エイドとグルーピーの違いもよくわからないし(ペニー・レインがバンドを助けているようには見えない。ただの追っかけでしかないように見える)ケイト・ハドソンの高評価も理解できず。 5点(2002-03-19 12:06:18) |
9. アクシデンタル・スパイ
面白くなかった。いつものジャッキー映画と全く同じパターン。もう少しバリエーション広げられないのだろうか。 4点(2002-03-19 11:55:36) |
10. あなたのために
悪くはなかったけど、特に印象深い映画ではなかった。ナタリー・ポートマンは好きだけど、こういう役でもやっぱり優等生の雰囲気が漂っちゃってて、硬い。もう少し個性が出ればいいんだけど・・・。アシュレイは、なかなかハマってて良かった。やや甘めにつけて、7点。 7点(2001-12-12 14:25:06) |
11. ア・フュー・グッドメン
そんなに出番は多くなかったにもかかわらず、強烈な印象を残したジャック・ニコルソンもすごいが、それよりも彼に一歩も引けを取らなかったトム・クルーズの熱演に拍手を送りたい。トムはベテラン俳優との相性が本当にいい。対照的に、デミ・ムーアはあまり存在感がなかった。 8点(2001-10-07 14:44:10) |
12. アンブレイカブル
ラストを読もうと注意して観ていたがとても伏線が巧妙で感心した。デビッドとイライジャのキャラクター設定に始まり意味深なセリフ、逆さまのカット、そして色の対比など。これだけ見せられるとラストはなんとなく、少なくともアメコミでいうところのヒーローであるデビッドの対極にいるイライジャが悪であるということは分かってしまうのだが、『シックス・センス』と違いオチが読めても最後まで楽しめた。これだけ巧い映画を観たのは久しぶり。 8点(2001-08-23 18:08:50) |
13. アンタッチャブル
スローモーションの使い方、うまいよ。それにケビン・コスナーはもちろん脇役陣もいいメンツがそろっていたし。ケビン・コスナーはスタローンと違って大根じゃないんだから復活して欲しいものだ。 8点(2001-08-14 16:44:48) |
14. アパッチ(1990)
ニコラス・ケイジ、トミー・リー・ジョーンズといったスターが出演しているが彼らがメジャーになる前の作品だからほとんどの人は知らない作品だろう。だが、バカにしたものではない。これがなかなか良くできたスカイアクションなのだ。いまや「アクションスター」としての地位を確立したケイジの初期の隠れた傑作。 8点(2001-08-14 11:14:26) |
15. 愛の選択
つまらない。シリアスなテーマを扱っているとはいえ、もう少し楽しませてくれないと。 4点(2001-08-13 11:11:34) |
16. アメリカン・ビューティー
こんな作品にアカデミー賞をやるなら、『インサイダー』にあげろよ!って言いたくなった。 5点(2001-08-09 10:20:56) |
17. あなたが寝てる間に・・・
マイ・フェイバレッド・ムービーNO.1。派手な作品じゃないけれど、心温まる本当に素晴らしい映画だ。(ラストが最高!)サンドラ&ビル・プルマンはすごく好きな女優・俳優ということもありこの映画がすごく気に入った。 10点(2001-08-03 10:53:42) |
18. アウトブレイク
多少えっ?て思うところもあったけど面白かった。伝染病の恐怖がよく描かれている。それにしてもダスティン・ホフマンはいい部下を持ったなあ。 7点(2001-06-10 17:18:59) |
19. アフターショック/ニューヨーク大地震<TVM>
某映画雑誌の「特選未公開映画」というところで紹介されていたので観てみた。悪くはなかったけど特に良いともいえない。自由の女神を倒しちゃうあたりがいかにもB級だなあと感じた。 6点(2001-06-10 17:02:17) |
20. アンドリューNDR114
最初からどう見てもロボットには全然見えない。ただロボットのスーツを着て演技をしているだけ。我慢して最後まで見たけどほんと退屈だった。ここまでつまらない映画はそうはないだろう。 2点(2001-06-10 16:46:19) |