1. 青い春
重いというか痛いというか,テーゼは文字通り痛切に伝わってきます。松田龍平,いい演技ですね。こういうのを見ると親の七光り,なんて言葉が虚しいものであることを痛感してしまいます。ただ,多くの方々が仰っておられたように,あまりに「痛い」描写故,再び見る気にはならない作品ですね。あと,主人公たちの服装や髪型が一昔前風だったことが?。設定は一応現代らしかったので・・。 5点(2004-05-06 20:58:55) |
2. アンツ・イン・ザ・パンツ!
いや~,この発想が結構たまりません。何せ自分の○ン○が喋るんですからね。おバカ度数もお下劣指数もかなり高く,こうした作品大好きな私にとっちゃ,スポットにはまったものとなりました。ドイツ人って堅そうなイメージだけど,やっぱ人生で一番生きのいいこの年代の若者は万国共通でえっちが大好きってことでしょうな。それでいて,結構あの年代ならではのほろりとした味わいもあったりして,ただのおバカお下劣映画ではないと思います。主役の兄ちゃん,「ドイツのタッキー」だそうですが(笑),体当たりの熱演でいい味出しとりました。 7点(2003-12-31 00:32:31) |
3. 阿弥陀堂だより
ハリウッドのジェットコースタームービーに辟易してきた時期に見たせいか,ゆったりとした時の流れと四季折々の北信の風物に改めて日本人であること,そしてこの国に生を受けた幸運をしみじみと感じることができた作品です。北林谷栄さんの,重いと言えばあまりに重い人生そのものを痛感させるような演技が,この淡々とした作品にアクセントをつけているような気がしてなりません。ロケ地は飯山や戸狩でしょうか。季節の移ろいや土の臭い,そして深い雪に隔絶された中での人々の生活のぬくもりを感じることができたことが何よりの収穫でした。小西真奈美さん,個人的にはタイプですが(笑),ストーリー的には少々突飛な役でしょうかね。すごく透明感があって,ラストの阿弥陀堂前の雪の場面では,思わずほろりとさせられましたが・・。 8点(2003-12-28 00:24:56) |
4. アイアン・イーグル
航空ものも戦争映画も大好きなんですけどこれと「トップガン」はちょっと・・・。ま,当時としては現役バリバリのF16が見られるってんでえらく興奮した覚えがありますが,もはや・・・。確かUSAFじゃなくてイスラエル空軍全面協力じゃなかったでしたっけ?ま,実際に血を見たであろう戦闘機が飛んでいるだけで,何かすごい気がしました。特にIAIクフィールC2・・。 4点(2003-12-27 23:48:40) |
5. 嗚呼!!花の応援団(1976)
久々に投稿すっかな,と思ってア行から開いたら,何とこんな作品が登録されているなんて。76年作品ですが,この頃はコミック作品の実写映像化が大流行しましたからね。当時10代だった私も親や教師の目を盗んでどおくまん氏の原作読みふけりましたよ(笑)。↓3人の方々がいみじくも看破されたとおり,青田赤道を実写にすると「クェックエッ」も「チョンワチョンワ」もどうしようもなくなるんですね。確かに,過激というか下品極まりない原作を完全に実写で再現することは不可能なんでしょう。同シリーズの副題として「男涙の親衛隊」ってのと「役者やの~」ってのがあったと思うのですが,特に後者,薬痴寺先輩が実写でどのように再現されているか見物です。でも,もう見ることは不可能だろうな~。 3点(2003-12-27 23:40:20) |
6. アメリカン・スウィートハート
正直言って,ジュリア・ロバーツの映画って年間何本撮られてるんだ,って,ついつい勘ぐってしまいます。「ザ・メキシカン」もこの年だろうし,話題には事欠かないんでしょうが,さすがに主役を張るにしても今回のように一歩引いた役まわりが多くなるのか,なんて考えてしまいました。つまり,それほどキャサリン・ゼタ・ジョーンズの方が美貌も演技も(確かにはまり役)際立っていたというわけで・・・。ま,ファンの方々には良いのかもしれませんが,私としてはいまひとつ楽しめずに終わってしまいました。 5点(2003-08-24 22:48:30) |
7. 青い体験(1973)
若い頃,土曜深夜の「ミッドナイト・シアター」とかいうので見ました。当然,親の目を盗んで隠れて・・・。いやー過激でしたね。イタリアのエロガキ極まれりって感じですね。確かにヒロインは老け顔だったですけど,フェロモンむんむん(笑)って感じで,私はえれー喜びました。特にラストの前。暗がりで見えそうで見えなくて,でもやっぱりちらりと見えたりして・・・。見事に男の助平心をくすぐるツボを押さえた演出でしたね。翌週,続編やるってので,土曜深夜を楽しみにしていた私ですが(爆),ヒロインの魅力が半減し,上記のような演出もなかったので,駄目でした・・・。おおっとこれ以上書くと,削除対象に・・・(遁走・・) 6点(2003-02-09 16:37:26) |
8. アトランティス/失われた帝国
平均点があまりに低いから,余程ひどいものかと思ったのですが・・。私としてはそれ程でもなかったです。「ラピュタ」「アイアンジャイアント」「ナディア」は入っているかな・・。確かに,ウォルト存命の頃の作品は,志の高さが常に窺うことができたわけですが,これも時代の流れでしょうかね・・・。ここらで今世紀を代表するような畢生の名作を出して欲しいものです。 6点(2003-01-27 00:20:39) |
9. 悪魔の手毬唄(1977)
この頃の金田一ものって,今見ても意外に(失礼)いけますよね。私も【さかQ】さんと同じで,脇を固める役者さんたちがうまいと,作品自体が締まるんでしょうね。さて,次は「獄門島」かな・・。 7点(2003-01-02 23:00:17) |
10. アタック・ナンバーハーフ
おかまが出てくる映画ってあんまり記憶にないけど,劇場版「クレヨンしんちゃん」ぐらいかな・・・(マカオとジョマとか,ニーナとサリーとか・・)。如何におかまやゲイへの社会的な認知度が低いって証しでしょうかね・・。それにしても,これって超ベタベタの展開ですよね。もろにストーリーが見えすぎるくらい見えるし・・・。でも,あれだけ集中力のない私を,ここまで釘付けにした映像ってそうそうありません。ストーリーがベタでも構成力があれば,作品として立派に成り立つ,ということを改めて私に教えてくれた印象に残る一作として,心にとめておきたいと思いました。最近の作とは思われないくらい映像の解像度が悪かったり,所々フィルムの痛みも散見されましたが,それこそ笑って許せる範囲でした。唯一のゲイだというあの俳優さん,あまりの美しさに我が目を疑いました。選手の服装が20年前の日本のようだし,出てくる本物の女の子(笑)も,何か自分の若い頃の好みにぴったしだし(涙・・),いろいろな意味で,興味深く感じました。エンドロールで本物が出てきたときは,もうとどめを刺された感じだったし,↓タイ語のBCRの「サタディ・ナイト」,私も新鮮でした。それにしても,如何にもB級っぽい安くさいオープニングと,ツボを押さえた展開。もうお見事としか言いようがありません・・。 9点(2003-01-02 22:54:46) |
11. アウト・オブ・サイト
最初の銀行強盗のシーンなんか,ちょいと気が利いていて,センスある演出と弾力的な進行を予見させたのだが,後が続かない。ジェニファー・ロペスは確かに魅力的だけれども,そこまでって感じで,特別な印象を持つことはなかった。ま,ファンなら,ジェニファーの魅力的な下着姿を見ることができるだけでも収穫でしょう。 5点(2002-11-18 20:03:26) |
12. 姉のいた夏、いない夏
やはり芳しくない評価ですね。私の感じた喰い足りなさを皆さんも感じられていた,ということで妙に安心したりしました。姉の突飛な反体制的テロ組織への参入の理由や,欧州の風物に関して,その土地柄があまり感じられなかったこと(パリのモンマルトルの裏町のいかがわしさは良く出ていましたが・・)等,ついつい突っ込みたくなりました。至って評判の悪いジョーダナ・ブリュースターですが,私は個人的に気に入りました。尤も,兄弟丼(笑)はいかんよ,と思っちゃいましたが・・・。 6点(2002-10-12 01:17:02) |
13. アクシデンタル・スパイ
結論から言うと,これは当たりです。序盤の設定がやや不可解で,お互いの登場人物の相関が今一つ分かり難かったけれども,ソウルからイスタンブールへ舞台が移り,ストーリーに動きが出てくると,俄然面白くなってきました。いつも通りのド派手なアクションとスタントに加え,異国情緒もたっぷりで,東西の接点であるトルコの怪しげでいかがわしい風物も堪能できたし,2人の女優も魅力的でした。それにしても,ビビアン・スーのヤク中のおねいさんは余りにも哀れだったけれど,韓国のおねいさんの方が個人的に好みかな・・・(笑)。尤も何でCIAの局員なのか不明だけど・・・。いずれにしても,文字通り身体と命を張った,ジャッキーの映画に対する情熱とバイタリティーには,いつものことながらただただ感服,といったところ。 9点(2002-08-03 10:13:59) |
14. あなたが寝てる間に・・・
個人的には,サンドラ・ブロックって男顔で決して美形だとは思わないが,本作では妙に女っぽい役柄なので,それが中和された感じで私は良かったと思う。ただ,やはり昏睡状態の「フィアンセ」から,より美形の弟に靡いていくのは,不自然な感じが付きまとった。ま,お笑いだからいいのかも・・・。 6点(2002-08-02 20:41:27) |
15. アルマゲドン(1998)
マイケル・ベイにベン・アフレックというとどの作品を連想するか分かりますね。勿論先入観はいけませんが,封切り当時,超駄作「パール・ハーバー」は存在してない訳でして・・。それにしても,柄がでかいぶんえらい散漫な印象がありました。この程度の設定じゃ感動しねーぞ,みたいな勝手な思い込みもありまして・・・。ま,よくも悪くもアメリカですね。 4点(2002-07-07 20:48:55) |
16. アフリカの女王
私ゃこれ好きだな~。大してかっこうよくないハンフリー・ボガードと,敢えてさして美しくない役どころのキャサリン・ヘップバーンと,古き良き時代り香りを満載した,まさに川下りロード・ムービー。のんびりと二人のやりとりとアクションシーンを楽しみましょう。 7点(2002-05-12 15:28:51) |
17. ある愛の詩(1970)
やっぱり時代ですかね。私も今一つ感情移入ができないまま,ラストを迎えてしまいました。オーソドックスな構成が悪いんじゃなく(ありきたりでも良いものは良い,と思わせる作品も多々有りますから・・),きっとこちらの趣味とか感性の問題かもしれません。それにしても↓【なな】さんのReview,確かにそうですね。でも,肝硬変は恐いやね・・。 5点(2002-04-17 15:33:22) |
18. アンパンマンとハッピーおたんじょう日
そうなんですよ。仲良くハッピーお誕生日。息子に,「みんな仲良くしよーね。」と訓戒たれまくりの私でした。アンパンマンの劇場版でも異色作です。 5点(2002-04-17 15:25:01) |
19. 愛と青春の旅だち
珍しく封切りを見た数少ない作品なんだけど・・・。何か浸れなかった。生ぬるい恋愛モノって印象が最後まで付きまとった。 5点(2002-02-23 10:11:02) |
20. アイ・ラブ・トラブル
意外や意外?特にジュリ・ロバのファンでもない私としても,これは良かった。ライバル新聞社のコラムニストと新米記者のスクープ合戦が,いつしか・・・。という他愛のない話だったが,ジュリア・ロバーツがこんなに魅力的に見えた作品はそう無い。よって目出度く合格点。 8点(2002-02-23 10:00:38) |