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プロフィール
コメント数 407
性別 男性
ホームページ http://onomichi.exblog.jp/
年齢 55歳
自己紹介 作品を観ることは個人的な体験ですが、それをレビューし、文章にすることには普遍さを求めようと思っています。但し、作品を悪し様にすることはしません。作品に対しては、その恣意性の中から多様性を汲み取るようにし、常に中立であり、素直でありたいと思っています。

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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  アマデウス
モーツアルトは<神の子>である。神の子として、その天賦の才をもってしても人間である限りにおいて生きるという現実は単純ではなく、彼が苦悩と怖れを抱えて人生を生き、死んだことはよく知られている。モーツアルトを一人の人間として捉えるドラマというのもひとつの観点として興味深いものであるが、実際、その試みはイエス・キリストを主人公とするのと同じように難しいだろう。とはいえ、この映画を天才モーツアルトに対峙する凡庸の人サリエリの物語と考えるのはちょっと違う。サリエリがモーツアルトの音楽についての真の理解者であり、この映画をサリエリという自意識の鏡を通したひとつのモーツアルト像として捉えるのがやはり一番しっくりくるのである。やはり、主役はモーツアルトであり、モーツアルトの神性、人間性をサリエリという自意識を通して語ることによって、僕らは僕らの中の無限のかけがえのなさを語りえるのではないか、というのが僕の<文学的な>捉え方である。 モーツアルトの音楽を語る時、アポロン的な伝統音楽の高度な模倣の上にディオニュソス的な情熱、官能のエッセンスを見出すことが重要である。さらに生と死を行き交う精霊の如く、まさにデモーニッシュな一面により生み落された名作「レクイエム」に至っては、彼が神の子の苦悩を人間的な深みによって表現し得たことを示している。それをモーツアルトのモノローグによって語ることは不可能である。この映画では、サリエリという媒介を通じて、僕らはモーツアルトの心性を知るのである。 サリエリのモーツアルトに対する歓喜、恍惚、忘我、嫉妬、憎悪、愛情を僕らは理解する。芸術とは、神の言葉、御業かもしれないが、それはあくまで人間によって生み落されるものだ。人間という理性の森を通してしか、それは具現化されない。それがモーツアルトの作品であり、サリエリという自意識を通した時、それは僕らに人間的なドラマ<現代的な神話>を提供するのである。
10点(2004-08-15 23:15:59)(良:1票)
2.  アメリカン・ジゴロ
リチャードギアのやさ男ぶりが存分に味わえる作品。結構、いじめられて可哀想だけどね。。。最後はあんなに真剣になって、「真実の愛を捜し求めてきた、それが君だ。。。」なんて台詞が案外しびれました。
9点(2003-05-03 01:46:24)
3.  ある日どこかで 《ネタバレ》 
ジェーン・シーモアが美しく、クリストファー・リーヴが颯爽としている。そして儚い。1980年のラブストーリー。 『ある日どこかで』”Somewhere in Time”は、恋愛のカルト映画と呼ばれ、熱狂的なファンもいるらしい。確かにストーリーは奥行きに乏しく、プロットは破錠している。けど、惹きつけられる。それも確かだ。  冒頭、1972年、年老いたエリーズが若きリチャード・コリアーの前に現れ、”Come back to me”と囁く。その夜、彼の処女作の脚本を胸に抱き、ラフマニノフ『パガニーニのラプソディー』を聴きながら、グランド・ホテルの一室で彼女は静かに息を引き取る。 数年後、リチャードが偶然に立ち寄ったグランド・ホテルで若きエリーズの写真を見つけ、彼女に惹きつけられる。68年前の写真の彼女に恋をする。彼はタイムトラベルの末、1912年のグランド・ホテルで公演中の女優エリーズに会う。リチャードとエリーズの湖畔での邂逅。近づくリチャードの姿にエリーズが思わず呟く。”Is it you?” この一言が運命だった。  全ては彼の一夜の幻想だった、、、と言ってもいいし、1980年時点において、彼の衰弱死は単なる虚妄と錯乱の結末でしかない。 しかし、だからこそ、僕らはこの物語に惹きつけられるのではないだろうか。ただひたすらに彼女の美しさに惹かれたリチャードのように。それを受け止めたエリーズのように。その幻想を美しき物語に。
[インターネット(字幕)] 8点(2010-04-03 09:28:06)(良:1票)
4.  ア・ホーマンス
松田優作の監督・主演映画。そして石橋凌の俳優デビュー作。松田優作のターミネーターぶりはちょっと違和感があったが、思ったほどストーリーや雰囲気は悪くない。石橋凌の独特な台詞まわしもピタッとはまっていたと思う。このコンビもっと観てみたかった。
8点(2003-10-18 22:46:51)
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