1. ア・フュー・グッドメン
法廷モノというのは、如何に奇想天外な論戦を張って意外な結末を引き出すかが面白いのであって、事前に落としどころが見えてしまったり種明かしされてしまうと楽しみは半減してしまいます。そういう意味では、本作はトム・クルーズ演じる弁護人が大佐から何を言わせようとしているのか先に分かってしまっていますので、ちょっとがっかりでした。でもそれをつまらないものにさせなかったのは、ジャック・ニコルソンの演技の為せる業だったかもしれません。トム・クルーズは青臭いながらも、やっぱいい男です(客観的に観れば)。本作では、ジャック・ニコルソン相手に健闘しているとも思います。 [DVD(字幕)] 8点(2005-12-22 00:05:42) |
2. アマデウス
私はクラシックピアノは好きなんですが、オペラは全然理解出来ないんです。でも、映画は非常に面白かったし、この映画で取り上げられていたオペラ作品は"一度は観てみたい"と思わせるものでした。サリエリがモーツァルトを憎んでいたとコメントされている方が多いですが、私はそれが憎しみだとは思いませんでした。嫉妬をも超えた畏怖のような感情に近いものだったのではないかと思います。レクイエムの作曲シーンは特に見ものです。 8点(2003-10-25 23:55:44) |
3. アメリカン・ヒストリーX
社会派のシリアスな映画です。それにしても、エドワード・ノートンがこんなカッコいい俳優だとは知らなかった。適度にマッチョな肉体、坊主にアゴヒゲ…めっちゃ似合ってます。ストーリーは、皆さんが指摘されているように、極右的な白人至上主義者から平等主義者に思想が変化する理由付けが多少弱い気がします。でもまあ、映画という限られた時間の中では、その点は仕方ないのかも。全体としては面白かったです。 8点(2003-10-16 23:23:07) |
4. アルティメット
これでもかのアクション!アクション!アクション!すげぇって感嘆しているうちに話はトントン進み、息つく間もなくあっという間に終わってしまいました。実際、90分も無かったんですね。体感時間としては、60分のテレビドラマくらいでした。 [DVD(字幕)] 7点(2007-03-10 22:53:40) |
5. ある子供
フランスの文芸映画は私には肌に合わないものが多く、この映画も観るかどうか躊躇しましたが、これは楽しめました。なんか、妙に現実的というかシュールなんです。特にスクーターでひったくりを犯した後の逃亡劇の一コマ一コマがよく出来ている。オーシャンズ11や24なんかを観ていると、映画の世界だなぁ、テレビの世界だなぁって思うわけですが、この映画はとことん現実的。まるでドキュメンタリーを観ているかのような、ある意味「映画らしくない」ありきたりのシーンの連続なのですが、それでいて退屈しないのが凄いわけです。唐突な終わり方にも意表を突かれました。 [DVD(字幕)] 7点(2007-02-12 03:46:40) |
6. アイドル・ハンズ
過去の名作ホラー映画から色々細かいところをパクッている感じがします。そもそも右手が悪霊に取り付かれて意思に反して動くという設定やそれと格闘する主人公の一幕は、死霊のはらわた2からのパクリのような…。でも総じて言えば面白かったです。スプラッタ系ではあるもののコメディに徹しているので、親も友人もたくさん死ぬ割には全然湿っぽさがない。あと、ヒロインの女の子が可愛かった。 [DVD(字幕)] 7点(2005-08-28 23:53:25) |
7. 悪魔のいけにえ
まさに陰性のホラー映画。ストーリーも無ければ、人を殺すのに理由も無い。ただ理不尽にチェーンソーを振り回して襲い掛かってくるだけ。それにしても、観ていてほんとに疲れた。途中からは延々と鬼ごっこ。延々と絶叫。心臓の弱い人は見ない方が良いです。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-25 01:06:57) |
8. 青の炎
あやや見たさにDVD借りて観ました。あややの出番が少なくてちょっと不満でしたが、映ってるシーンは可愛くてヨカッタナァ。で、映画それ自体はどうだったかって?すみません、あややに気を取られてあまり本筋の方には入れませんでした。って言うか、ラストの1分近く、ずっとあややに睨まれたせいでそれまでのストーリーが全て吹っ飛んじゃいました。なのでマトモなレビューが書けません。一応点数だけは客観的に7点ってことで(あ、でもちょっと甘めかも)。 7点(2004-11-16 00:10:13) |
9. アポロ13
娯楽映画としての面白さには欠けますが、これはこれで充分価値のある映画だと思います。打ち上げから帰還までの一連の動作のディテールが再現されているし、そこに幾らかのフィクションやドラマを盛り込んで多少の脚色はあるにしても、生還そのものが奇跡であったわけだから、やはりラストは感動的です。こういう映画を観ると、やはりアメリカってのは偉大な国なんだと痛感する。ロケット1つまともに打ち上げられない国の国民としては…。 7点(2004-01-12 02:34:31) |
10. アンタッチャブル
分かりやすいストーリーでテンポも良いし、退屈しませんでした。それにしてもデ・ニーロの役作りには感服します。髪を抜いた上にあんなに太っちゃって、一瞬これがデ・ニーロかと目を疑いました。しかも、エキセントリックな言動の連発で、存在感出まくりです。実はこの人こそ、まさにアンタッチャブルなのでは? 7点(2003-11-22 23:25:49) |
11. 悪魔を憐れむ歌
何千年も生きてきた悪魔にしちゃあ、ストーンズを口ずさんじゃったりなんかして、意外とミーハーな奴。 [DVD(字幕)] 6点(2008-03-04 21:13:55) |
12. アイランド(2005)
予想したよりは、まあまあ面白かったと思います。特に冒頭の施設の中の設定や背景やアイテムデザインなどに、センスの良さを感じました。ただ、終盤の展開はやや尻すぼみ気味でテンションが下がりました。如何にもハリウッド的な予定調和的な展開になってしまって、テーマが良かっただけにもう少しヒネった方が印象に残る映画になったと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2006-04-16 02:54:42) |
13. アンツ・イン・ザ・パンツ!
下らないわりには結構ギャグセンスがツボにハマって面白かったです。悪友のレッド・ブルがいい味を出しています。そう言えば中学の頃、こんな感じの、よく知ってんだか知らないんだか、いいヤツなんだか悪いヤツなんだか、よく分かんないヤツがクラスに1人居たなぁ…。 [DVD(字幕)] 6点(2005-12-13 00:27:35) |
14. 悪魔の毒々モンスター
有り得ないほどのお馬鹿映画。でもちゃんと楽しめます。グロシーンが多いのもよいし、殺し方もヴァリエーションに飛んでいて飽きない。こういうお馬鹿映画って80年代には腐るほど横行してたんだけど、最近ではめっきり見かけなくなってしまいましたね。この邦題のネーミングセンスもすごい。 [DVD(字幕)] 6点(2005-08-21 02:21:04) |
15. 悪魔のいけにえ2
今度のレザーフェイス一家のアジトは、まるでディズニーのアトラクション並に豪華です。前作では普通の一軒家暮らしだったはずなのに、生肉業の方ではぼちぼち儲かってるんですなぁ。ま、確かにお宅の食肉は、仕入原価もかかりませんからなぁ。 [DVD(字幕)] 6点(2005-07-26 02:05:04) |
16. アンデッド
パッケージの「衝撃のラスト」という文句に釣られてつい借りてしまいました。なるほど、そう来るか!衝撃というよりどちらかと言うと笑劇でしたが、確かに斬新な展開ではありました。スプラッターシーンが豊富なので普通にゾンビ映画としても楽しめますし、更にSF好きなら一粒で2度美味しい感じです。ほんとか? [DVD(字幕)] 6点(2005-07-20 02:11:03) |
17. アルマゲドン(1998)
どんな映画を観ても涙が出るほどの感動を味わったことのない私が、最後の父娘の対面シーンで涙が出てきそうに…。ちくしょう!映画を観ての涙初体験が、よりによってアルマゲドンかよぉ!っと必死でこらえました。それ以来、未だに貞操を守り続けています。 6点(2004-01-10 18:50:18) |
18. I am Sam アイ・アム・サム
じんわりと感動の残る映画です。ショーン・ペン演じるサムに多少鬱陶しさを感じるシーンも所々あり、それが却って物分り良過ぎるルーシーの不憫さを誘います。それにしてもルーシー役の女の子、天使のような可愛さです。それと、ストーリーがちょっと尻切れトンボ気味で、この数年先(ルーシーが思春期を迎える頃)のことが気になります。本当にこれで幸せなんだろうか?と。 6点(2003-10-16 23:12:56) |
19. 青いドレスの女
良い映画の雰囲気は持っているのに、その実は退屈な作品でした。そもそも、しがない機械工員だった男が、解雇をきっかけにハードボイルドの世界に一歩足を踏み入れた瞬間から、服装も言動も仕草も突如その世界の人間に染まっちゃうなんていうのはね…。いきなり銃なんか持っちゃって、躊躇なくしかも的確に発砲してるしで、ちょと設定に無理があるんじゃないでしょうか。あとはやはり話そのものが盛り上がらない、青いドレスの女に魅力がない、といったところで、デンゼル以外には殆ど観るべきものはありませんでした。 [DVD(字幕)] 5点(2007-05-13 14:15:47) |
20. 雨に唄えば
①ドンとコズモの無名時代の舞台のシーン(アクロバチックにバイオリンを演奏しているシーン)、②コズモがソファでマネキン相手にパントマイムするシーン、③有名なタイトル曲のダンスシーン、以上3つのシーンは楽しかったです。一方それ以外は正直言ってつまらなかったです。私は基本的にミュージカル映画はダメみたいです。衣装とか歌や踊りとか、あんまり興味が無いと言いますか…。 [DVD(字幕)] 5点(2005-11-21 02:37:26) |