1. アバター(2009)
隣に越して来た『映画好き』と名乗る旦那が「ジェームズ・キャメロンてどんな監督でしたっけ?」ときくので、「ほら、あの監督ですよ。『ピラニアの続編』と『人が考えた話を無断で引用して裁判で負けたSF』と『そのSFの続編』と『エイリアンを味付けを変えて上手に料理した続編』と『フランス映画のリメイク』を監督した人ですよ」と答えたら「ああ、じゃあ、あの船が沈む映画の...?」と思い出したようなので「そうそう。何度も映画化された実話のリメイクだけど味付けを変えてCG使ったら大ヒットしちゃったアレの監督ですよ」と答えたところ「ああ。わかりまた。ところで今度は何のリメイクですか?」とさらにきくので「エイリアン2+マトリックス+宮崎アニメです」と答えたら「じゃあ面白そうですね」と素直に楽しみにしてました。それだけです。 [映画館(字幕)] 6点(2010-03-20 17:03:07)(笑:1票) |
2. 悪魔のシスター
音楽だけでもう怖い(笑)。それはそうと、当時「エクソシスト」の大ヒットにより「オカルト映画ブーム」というのがあった。不運なことに本作もその仲間に分類されて宣伝されてしまった(ちなみにアンディ・ウォーホルの「悪魔のはらわた」も同様に扱われた)。しかしこれは列記とした犯罪ミステリーであり、しかもヒッチコック作品のオマージュで溢れた逸品なのだよ。ところで先日「キャリー」のDVDを見たらそのメイキングの中で本作が「地獄のシスター」と呼ばれていた(涙)。 [映画館(字幕)] 8点(2005-04-04 12:54:35)(笑:2票) |
3. アイアン・ジャイアント
「キングコング」+「E.T.」に日本のロボット・アニメ(「ジャイアント・ロボ」「鉄人28号」...)を加えたようなそんな印象ですが、反戦テーマも盛り込んで涙腺緩みっぱなしの感動作です。日本では知名度が低いのですが、もっと多くの人に観て欲しい傑作だと思います。関係ありませんが、「アイアン・キング」と「シルバー仮面ジャイアント」を思い出した人はいるでしょうか?(いねぇよ!) 9点(2005-01-28 12:32:17) |
4. アニー・ホール
ジョークの全てを理解できなかったので満点は付けれませんが、W・アレン作品中3本の指には入る秀作だと思います。同時に、それまでは単なる喜劇作家だった(筈の)W・アレンが、真の映像作家として目覚めた貴重な記念すべき1本でもあります(大袈裟?)。ストーリーよりも様々な実験的手法に目を見張るものがありますが、驚くべきは、その斬新な手法により、相変わらずの『自虐的ギャグ』を或る種の哲学として昇華させていることであります。ところで話は変わりますが、上↑のキャストにクリストファー・ウォーケンて(出てるには出てるけどさ...)サギだよ(笑)。アレンの友人役はトニー・ロバーツ。 8点(2004-06-09 13:04:36)(良:1票) |
5. ある愛の詩(1970)
テレビドラマ『冬の●ナタ』って流行ってますが、悲恋モノっていうのはオーソドックスなほど泣けますね。多分この映画はそういうジャンルの元祖だったのでしょう。R・オニールがどうも好きになれない自分は点数低めですが、他人にはオススメしたい。 6点(2004-05-25 12:40:35) |
6. 愛すれど心さびしく
私が観たのは日本でビデオレンタルが始まってから間もなくのことだったと思います。本当に切なく、なのになぜか心が洗われるようなそんな不思議な魅力のある作品です。当時S・ロックといえばクリント・イーストウッドの恋人で気丈な女、A・アーキンといえばおバカな役のコメディアンというイメージでしたが、本作では全くちがう役どころで両者とも好演。 8点(2004-05-19 12:58:29) |
7. アラバマ物語
地味だが不思議な魅力がある。差別問題を扱っていながら、お伽噺を見ているような錯覚に陥るのは本作の真の主役である子供達のせいか。公開から40年を経ても、未だにこういう問題が耐えないアメリカという国がとてつもなく哀しく見えてくる。PS:売れる前のロバート・デュヴァルに感動。 7点(2004-05-11 12:42:12) |
8. アマデウス
天才音楽家の半生なら仰々しく堅い作品かと思っていたらとんでもない!軽率なモーツァルトのキャラクターが面白く親近感を感じたせいだろうか、すんなり楽しめました。それでもクラシック音楽というのはなぜか聴いてるだけで厳粛な気持ちになるものです。軽率と厳粛、この相反する雰囲気のギャップが作品に多大な魅力を与えているのは確かでしょう。 [映画館(字幕)] 10点(2004-05-06 12:46:54) |
9. アウトサイダー(1983)
スティービー・ワンダーの主題歌だけが印象的。ただコッポラ監督としては「理由なき反抗」のような50年代風青春ドラマを作ろうとしていて、それは一応成功していると思います。 5点(2004-05-01 12:46:57) |
10. 愛と追憶の日々
二度目に観た時に泣いてしまった作品です。家族の絆の大切さをしみじみと感じました。元宇宙飛行士役のJ・ニコルソンがいい味出してますね。派手さは無いが捨てがたい逸品。ホームドラマの佳作。 8点(2004-05-01 12:40:38) |
11. アンタッチャブル
これは評価が難しいよぉ~。それまでデパルマファンだった私は余りにも健全な描き方に不満が残りましたが、でも、見ていて確かに面白い。『オデッサの階段』シーンは意味無いけど、面白ければいいから許そう。 7点(2004-04-27 12:34:18) |
12. あずみ
原作は知らないが、脚本次第でもっと面白くなったはず。「座頭市」より誤魔化しの少ない殺陣シーンには好感が持てたが、これでは「大忍術映画ワタリ」の方がずーっといい。最上美女丸は柴田錬三郎の作品に出てきそうな面白いキャラだが、もっと活躍して欲しかった。無念。 6点(2004-04-05 12:54:09) |
13. アパッチ砦・ブロンクス
期待しすぎたのか、それとも当時このような「サウスブロンクスもの」を見飽きていたのか、どーも乗れなかった。ニューマンのカッコ良さは相変わらずだったが.... 5点(2004-04-03 16:27:06) |
14. 愛と哀しみのボレロ
一人二役(三役?)があんなにいるとこんがらがる。ラストに魅せるジョルジュ・ドンのバタ足(笑)が凄すぎ。(ラベルのボレロを聴いてると、ついついボー・デレクが砂浜を駈ける姿が浮かんでしまうのは私だけでしょうか) 6点(2004-04-03 16:25:04) |
15. アルタード・ステーツ/未知への挑戦
ケン・ラッセルまでSF映画ブームに便乗かよ!しかしケン・ラッセルだから、難解な作品かなと思いきや...そうでもなかった。で、結論はイマイチ。ウィリアム・ハートを発掘しただけでも評価できるかな 4点(2004-03-11 12:36:56) |
16. アガサ/愛の失踪事件
上質のドラマとして評価してます。長身のレッドグレーヴがキリンのように首を曲げてするホフマンとのキスシーンは最高に素敵だった。カメラが美しいね。 8点(2004-03-11 12:25:58)(良:2票) |
17. 悪魔の棲む家(1979)
《ネタバレ》 ラロ・シフリンの音楽以外見るとこなし。あ゛音楽は見えないか...。トイレから流れ出す墨汁とM・キダーのシワクチャメイクは笑ってしまった 3点(2004-03-11 12:20:29) |
18. 明日に向って撃て!
いつ観ても古さを感じさせない。素晴らしい作品。感無量。 9点(2004-03-10 12:57:02) |
19. アリスの恋
主人公のアリスは、8歳で“Alice doesn‘t live here anymore”(原題に同じ....アホなので訳せない)を聞き、「あたしの方が上手く歌えるわ」という大きな勘違いから歌手になる事を決意し、一応その夢は叶ったようだが結婚により廃業。35歳で夫と離別し12歳の息子と旅にでることになるわけだ。私が興味を持ったのは彼女と一人息子との関係である。子を持つ親なら誰もが頭をよぎる格言がある。子は親の鏡」まさにアリスの息子は、その言動・行動において彼女の心を移す鏡の役割を担っている。そしてアリス自身も息子との会話の中で、自分でさえも気付かなかった(と言うよりも封印していたと言うべきか)本音に触れ、しだいに自信を取り戻していく。ただし結末は「本当にこれでいいのか?」という疑問を残す。ところで、本作の前に同監督の「タクシー・ドライバー」を先に観てしまうと、とんでもない心理状態に陥るだろう。例えばハーベイ・カイテルが登場したその時「うわぁ、た、大変だ!この男は絶対に悪い奴だ!」と100人中95人は思う。例えば息子のGFとしてジョディ・フォスターが登場したその時「うわぁ、た、大変だ!この子はきっと災いをもたらす!」と100人中87人は思う。そして...「ほら見たことか」とアリスたちの行く末をますます心配するようになり、見終わっても結局スッキリしないかもしれない(汗) 8点(2003-12-19 18:21:30)(笑:3票) |