1. the EYE 【アイ】
《ネタバレ》 途中までは、8点を献上しても良かったのですが……結局は、この点数です。何がダメって、やっぱりストーリーがありきたり過ぎです。「手術したら、幽霊が見えるようになった」なんて、『本当にあった怖い話』『学校の怪談』系の、小学生向けの恐怖本ですら、使い古された話じゃないですか。それでも、演出が上手だったので、主人公が鏡を見て「気付く」までは、怖かったし楽しめたのです。でも、それ以降は、『リング』+『ファイナル・ディスティネーション』じゃないですか。ラストまで、前半の緊張感&恐怖感を維持して欲しかったです。私は、腰砕けラスト(大袈裟すぎる安っぽいCGアクション&とってつけたようなハッピーエンド)に、萎え萎えでした。 [DVD(字幕)] 6点(2005-05-08 23:40:54) |
2. AKIRA(1988)
日本がバブルの時に製作された映画。予算さえあれば、日本は、こんなに凄いアクションを描くことが出来るんだ!と叫びたくなる、素晴らしい作品。 9点(2004-07-20 01:03:12) |
3. アイアン・ジャイアント
《ネタバレ》 泣けるけど、『ジャイアント・ロボ』の最終回とダブって見えてしまうのが……こういうラストは、ロボットモノの定番なんでしょうね(『鉄腕アトム』のラストも同系統だし)。それにしても、ロボットが主人公な話ではありがちな自爆オチも、人間が主人公だと、なかなか無いというか、ロボットのように安易に自爆させたりはしないですよね。この辺に、ロボットを「人間に都合のいい存在」と捉えている、人間のエゴイスティックな潜在意識が見え隠れします。そう考えると、「なりたい自分になる」というテーマも希薄に感じられます。「あなたにとって都合のいい存在でありたい」と望み、命を捨てるという行動に出るほど、人間は思いこむものかな? 7点(2004-04-13 23:20:40) |
4. アサシン(1993)
金を払ったからって、質の悪いパロディを「リメイク」と正当化できる訳じゃない。 3点(2004-03-04 04:32:13) |
5. アルマゲドン(1998)
《ネタバレ》 冒頭、ニューヨークに隕石が降る。貿易センタービルは、上半身をえぐり取られ、市民は叫ぶ「フセインの攻撃だ!」……そう、この映画は9.11よりもイラク攻撃よりも、前に撮影されたのだ。今となっては皮肉にしか見えないようだが……こうは考えられないだろうか?「『アルマゲドン』は、未来を予知した映画だった」と!隕石はテロの暗示で、アメリカがそれに立ち向かっているという現在を、描いたのではないかと。だとすれば、映画中で最後には隕石を破壊できたように、現実の未来でもアメリカはテロとの戦いに、勝利できるのだろうか。そして単独で世界的危機と戦ったアメリカは、英雄として崇められ、さらなる超大国へと成長するのだろうか……。しかし、これ以上、このことは考えないことにする。なぜなら、このトンデモ科学映画が、未来を予言したものであるはずがないからである。 7点(2004-02-11 18:37:32) |
6. あずみ
上戸彩がミスキャスト。殺陣が下手すぎる。どう見ても、登場人物で一番弱い。あずみは最強であるからこそ、「あずみ」なのに…。それにCGが痛すぎる。最初の烏らしきものとか昔の戦場のシーンとか、上戸彩の剣で忍者が吹っ飛ぶところとか。低予算でがんばった…とは言えないレベル。それでも、原作の良さで、定期的に盛り場が用意されているため、全体的に緊張感はある。でも同じ邦画で、人が死にまくることでテンションを上げるなら、「バトルロワイアル」の方が100倍凄い。色々言いましたが、とりあえず上戸彩以外で(もしくは「マトリックス」のように何ヶ月も修行を積んでから)、もう一度作って欲しい映画ではあります。 4点(2004-01-23 23:42:46) |
7. アウトブレイク
パニックアクションの傑作。とにかく緊張感が絶えない。同じタイプの映画に比べてこの映画が際立っているのは、やはり「ウイルス」というテーマによるところが大きいと思う。目に見えない・人間を苦しませながら殺す・どこから感染するかわからない・ワクチンが存在するとは限らない・未知のウイルスが存在する……そんなウイルスへの恐怖を、エボラ出血熱や狂牛病などの実際の報道で日常的に感じていているから、映画にリアルさを感じるのだと思う。だが、この映画が凄いのは、テーマによるものだけでない。豪華なキャスト、テンポのいい編集・脚本、緊張感を上げる音楽……全体的に非常に手の込んだ作りだからこそ、この映画は素晴らしいのだと思う。 9点(2004-01-19 00:50:28) |
8. アメリ
《ネタバレ》 とにかくお洒落な映画。この作品以上に、映像が綺麗な映画は観たことがない!CGで映像を美しくしている映画はたくさんあるけれども、この映画は色使いが非常に上手く、どのシーンを切り取っても、一枚の絵として飾れそうなくらいでした。…というわけで、映像美で+2点で、ストーリー自体は、6点が妥当かな。素敵なストーリーなんですけど、どうにも登場人物に感情移入できませんでした。みんな神経質で、ちょっと病気的に見えてしまって(特にラストは、可愛いアメリがこんな挙動不審な男に…と思わずにいられなかった…)。ただ、アメリがやっていた、素敵に手の込んだプレゼントの渡し方は、一度でいいからやってみたい。 8点(2004-01-17 19:45:48) |
9. 穴(2001)
ホラー&サスペンスで、最近のアメリカ映画的などんでん返し有り。ひまつぶしにはなると思いますが、特に薦める気には…。オープニングの演出は、かなり上手いと思います。 5点(2004-01-17 19:35:50) |