1. アメリカン・スナイパー
《ネタバレ》 理不尽な戦場で傷つきながら成果を上げる主人公と、戦地から帰ってくるたび変化していく夫に対する妻の反応とを淡々と描く。このような作り方にしたのは、戦争の是非を問う社会的な作品ではなく、あくまで“クリス・カイルの物語”として終始し、主人公が傷ついていく様を見るものが体験することを狙ったためだろう。国レベルで膨張して描かれる戦争ではなくて、個人レベルで描かれた戦争映画にこそ意味がある。 [試写会(字幕)] 8点(2015-02-20 12:46:51) |
2. 愛と喝采の日々
アン・バンクロフト、シャーリー・マクレーンの競演を楽しめた。 [地上波(字幕)] 7点(2011-10-09 21:22:04) |
3. アバウト・シュミット
ニコルソンのおとなしい役って久しぶりというか初めてじゃないか?という感じでいろいろな感情を含んだ表情がなんだかケッサクで笑ってしまった。キャンパーのとことか。 [地上波(字幕)] 8点(2011-10-08 22:01:28) |
4. 悪魔の追跡
このテイストが好き。適当に見ても楽しめる。「ダーティメリー/クレイジーラリー」が気に入ったならなんとかなるのでは。 [地上波(字幕)] 8点(2011-10-08 21:33:04) |
5. アルジェの戦い
植民地からの解放を体制、反体制の両面から描いているのが良い。 アルジェリアはまだ平和をつかめていない。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-02-14 14:02:46) |
6. 悪魔の赤ちゃん
《ネタバレ》 なんだったんだろう・・・。 Gyaoで見てある意味正解でした。 [インターネット(字幕)] 3点(2009-04-29 19:29:43) |
7. アリスの恋
《ネタバレ》 ハーヴェイ・カイテルの豹変ぶりが強烈でした。それぞれの登場人物は個性的でしたが、オチがどうなるとかいう期待がなかったので、ちょっと長く感じました・・・。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-02-27 18:36:50) |
8. 愛は霧のかなたに
《ネタバレ》 だいぶ前に見たのだが印象に残っている。人間の勝手な都合で減りつつあるゴリラと、それを守ろうとするダイアン・フォッシーの交友がすばらしかった。 あそこまで自然の側に立って文明に訴えかける人を見たことがなかったので、その生き方、その姿自体が印象に残っている。 直接的すぎる悲痛なラスト近くのシーンが印象に残るのも確かだが、この映画とダイアン・フォッシーの存在をきっかけにして、内戦の影響でますます悪化しつつあるゴリラの保護運動に、多くの人が目を向ける必要があると感じた。 この映画を見て、作品冒頭で語られる生物学的な存在意義よりも、霧のジャングルに生きるゴリラそのものに、神秘的で神々しい魅力を感じることができた。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-01-27 14:42:13) |
9. 甘い生活
フェリーニの描いたローマ。 さまざまなイメージが観る者の頭をかすめてゆく。 ヴェネト通りの喧騒、突然田舎から訪ねてきたマルチェッロの父とその背中、死んだ友人、、、。刺激的な様々の出来事が、パズルのピースを組みあわせるようにローマとマルチェッロを形作ってゆく。 それを見る俺は、ローマを知らないのでわからない、どこまでが本当で、どこからがフェリーニの頭の中なのか。そういう映画の曖昧さにピッタリなのが「甘い生活」であり、フェリーニの映画たちなのだ。 2011/02/10 全文改訂。 [映画館(字幕)] 10点(2008-12-16 23:07:28) |