1. 悪魔のいけにえ
《ネタバレ》 乾いたテキサスの荒野、茹だるような夏の暑さに、異臭と、血の匂い、そして狂気。すべてが16mmフィルムの荒い映像の中からこちらに暴力的なぐらいに伝わってきます。無駄な物を一切入れず、ホラー映画の持つ狂気と異常性と不快感だけをとりだしたような世界観が凄く好きです。今もなお、数々のホラー映画から本作の影響が感じられますが、原点である本作にインパクトの面で勝る映画はないです。本当に無駄なシーンは一切ないと思いますが、特に、レザーフェイスが一人目の犠牲者の頭をハンマーで殴りつけるシーンは、笑ってしまうほど、突然で、現実感があり、何度観ても飽きないです。一番好きな映画を聞かれてすぐに思いつく作品の内の一本です。 [ブルーレイ(字幕)] 10点(2010-11-20 02:18:42)(良:1票) |
2. 悪魔の毒々モンスター
《ネタバレ》 汚い映画です。下品だとかいうレベルじゃなくて本当に汚いです。モラルも品も目新しいアイディアもない映画ですが、主人公メルビンが化学物質で醜いモンスターになった元いじめられっ子っていう設定や、メルビンの盲目の恋人、二人の汚い住処などを見てると、そのモラルや品のなさもひっくるめて、この映画はパンクだと思います。マイノリティな存在の孤独と怒りが描かれているようにも解釈できます。そう思うと確かにかなり毒があります。狙ってやっているとしたらロイド・カウフマンはこう見えて結構知的なんじゃないかと思います。まあでも、結局汚いけど。 [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2010-11-11 13:02:19) |
3. 暗殺者
《ネタバレ》 アクション映画としての出来はボチボチだけど、バンデラス演じる悪役ミゲル・ペインが格好良すぎるので何度も観てしまいます。スタローンとジュリアン・ムーアの面倒くさいロマンスシーンと対比して、更に極まってます。 [DVD(字幕)] 7点(2010-11-11 09:40:32) |
4. アンタッチャブル
ロバート・デ・ニーロのカポネがとにかくカッコ良かったです。内容はまあまあってとこでした。デニーロの渋いカポネに比べて、ベーコンとコネリーのキャラがポップすぎてなんかミスマッチでした。普通のエンターテイメント映画だけど、カポネがだいぶ良かったので6点です。 [DVD(字幕)] 6点(2010-11-08 01:20:20) |
5. アイアンマン
映像も奇麗だし、脚本も演出もよく出来てると思います。エンターテイメント映画としては全く粗のない作品だったのだと思いますが、逆なんかこれといって特徴のない普通の映画でした。特に斬新でパンチの効いたものが一切ない・・・。ストーリー展開や伏線の張り方など、最初から最後までベタでした。別にベタなハリウッド映画でもいいんですが、ちょっと長すぎて眠かったです。90分ぐらいだったら楽しめたかも。面白くないはずがない映画なのになにか足りない。そんな映画です。 [DVD(字幕)] 4点(2010-11-08 00:06:00) |
6. アパートメント(2006年/米国映画)
学生寮に閉じ込められて、そこで霊に襲われるっていうテーマ自体は良いのに、全然演出も演技もうまくないから眠い映画でした。 [DVD(字幕)] 4点(2010-07-16 17:38:49) |
7. アウトレイジ(2010)
《ネタバレ》 初めて映画館に同じ映画を二回観にいきました。 面白い。あらすじ自体は暴力シーンに繋げる為にあるような単純なもので、あらゆる手段で登場人物たちが酷い目に合わされていくので、ヤクザ版13日の金曜日みたいでした。登場人物が全員カッコ良い。それぞれうまく個性が描かれています。とくに椎名桔平さん演じる水野は死に方までカッコ良かった。独特のオーラを放つ池元親分も完全な悪役ながら、なんか憎めないナイスキャラでした。ただ、一番怖かったのはワザと村瀬の店にぼったくられに行くチンピラ。なんか一番ホントにいそう・・・。後半ちょっとテンポダウンする気もしましたが、何度も観たくなる面白さです。 [映画館(邦画)] 8点(2010-07-14 02:43:24) |