1. カサンドラ・クロス
《ネタバレ》 ○随所にホロコーストを想起させるが、それ以上のメッセージ性はない。○基本的に娯楽作なのだが、脚本が雑。○感染した人物は逃亡して電車に乗り込むが、感染者がいるのはなぜか電車内だけ。その電車内も感染する者とそうでない者の差が分からない。主人公たちは感染者にかなり接触していたが。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-06-11 20:39:15) |
2. カンバセーション・・・盗聴・・・
《ネタバレ》 ○繰り返される盗聴音声が徐々に明瞭になってくる構成がサスペンス色をより強めている。○結局最後は、盗聴する側が盗聴され追いつめられるという皮肉なエンディング。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-08-17 22:05:28) |
3. 華麗なる一族
《ネタバレ》 ○「華麗なる一族」は映画・ドラマ共に今作が初めての鑑賞となるが、この内容を211分の1本の映画にする必要性をあまり感じず。○これなら1話ごとに丁寧にドラマとして作った方が良かったのでは。だからこそ後にドラマ化のされたのかもしれないが。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2016-07-19 20:15:22) |
4. カプリコン・1
《ネタバレ》 ○こういう陰謀モノにチャレンジするのはスポンサー集め含めかなり苦労されたと思うので、大いに讃えたい。○中盤までは良かったのに、終盤はただのサバイバル&飛行機アクション映画。もう少し知的な展開が良かった。○ラストもスローモーションで終わり、肝心なところは観客任せ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-07-17 23:05:24) |
5. ガントレット
《ネタバレ》 ○車内での会話劇とハチの巣にされるのをやりたかっただけなのかな。○バスを両サイドから銃撃するところは流れ弾が当たってしまうだろう。○迫りくる危機がすべて相手の間抜けさに助けられてるのもなぁ。○当時関係のあったソンドラ・ロックが体を張るシーンを見ると、イーストウッドへの愛を示している様。そんなことは映画でやらないでくれと思う。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-10-10 20:02:30) |
6. 合衆国最後の日
《ネタバレ》 ○多少の突っ込みどころはあるが素晴らしい出来の政治モノ。○実在の人物とは一切関係ないとの断りから始まり、時は制作された1977年から4年後の1981年と言う設定。なんとも良い所を付いた設定。○文書の公開を求めてからの政府の動きが非常に面白い。暗い部分を隠しながらでしかやっていけない軍やCIAと、ベトナムの悪夢から抜け出せない国民に対して真実を述べる事を望むうぶな大統領との両者の違いが上手く描かれていた。大統領がデルの所へ向かうところでラストは読めてしまったのだが、死に際に文書の公開を約束を長官に確認しても頷かない辺りが更に悲しい。○不満点を言うとすれば、犯人側に一貫性がないことと、ヘリでの上空からの進入を元軍隊のデルが見抜けなかったこと。終盤でパウエルが替え玉が来るに決まっていると妙に醒めていたのは突然すぎる。○それらを差し引いても素晴らしい出来。約2時間半画面から目が離せなかった。 [DVD(字幕)] 9点(2008-12-10 16:18:04) |
7. 家族(1970)
《ネタバレ》 ラストの10分に救いがあるのだろうが、それにしてはそれまでの内容が暗すぎる。言いたいことは分かるし、悪い作品ではないのでこの点数で。 [DVD(字幕)] 6点(2008-06-06 21:59:56) |
8. カッコーの巣の上で
《ネタバレ》 支配と自由。支配する者と支配される者、そして、その両者が持っているはずの自由。そして、その均衡を崩すがために現れたマクマーフィ。どちらかが悪いかと言えば、どちらも正しいし間違ってもいる気がする。そして、その中で出てくる犠牲者。こういう問題は非常に難しい。30年以上前の作品だが、今観ても十分に考えさせる力を持っている。 [DVD(字幕)] 8点(2007-03-15 11:23:11) |
9. 華麗なるヒコーキ野郎
案外内容の薄い仕上がりになっていると思う。ドラマの部分がどうしても前半部分のコメディに消されている。そのため主人公にも感情移入が出来ずに終わってしまう。それに反してラストの良さにはびっくりした。画と言い、音楽と言い完璧だった。他が伴ってないのが非常に残念。 [地上波(吹替)] 4点(2007-01-30 22:06:16) |