61. カクテル
一応友情とロマンスを基にした青春ドラマらしいが、お話の内容は退屈そのもの。 お前ら、それでも男か! もう勝手にやってろ、というくらいくだらないストーリー。 唯一の見所は、軽快な音楽をバックにカクテルをシェイクするパフォーマンスだけ。 女の尻ばっか追っかけてないで、男なら他にやることあるでしょ? と思わず言いたくなるような、何とも情けなくさせてくれる作品である。 [ビデオ(字幕)] 2点(2011-07-31 08:19:32) |
62. 神の左手 悪魔の右手
脚本も演出も映像も、すべてにおいてレベルの低いスプラッター・ホラー映画。 まあ、ムキになってあれこれと批評するような代物じゃないが、 肝心のスプラッターシーンは、いくら何でもここまでチープだとは思わなかったぞ。 原作の他のエピソードから、印象的なシーンだけを抜き出して繋ぎ合わせているのも陳腐。 ヒロインのお父さん役の人が、「原作しっかり読んだな」と思わず苦笑できたぐらいかな。 肩の力を抜いて、暇な時の時間潰しにどうぞ。 [DVD(邦画)] 2点(2011-07-31 06:00:17) |
63. カッコーの巣の上で
舞台設定からして主人公の姿には感情移入がし易いし、 人間の尊厳を賭けた戦いということで、彼の行動にも共感を感じてしまう。 キャスティングも大きな見所の一つで、バイプレイヤーとして様々な作品で好演してきた 見知った俳優さん達がゾロゾロ。映画好きの人ならたまらん配役だと思う。 ラストはメッセージは伝わったものの、ちょっとわかりづらく、 個人的にはああいう見せ方はあまり好きではない。主人公のキャラ設定も含め、 肝心な所での説明不足の感はややあるが、いろいろと考えさせられる骨太の社会派ドラマではある。 [DVD(字幕)] 6点(2011-07-30 18:01:36) |
64. ガメラ3 邪神<イリス>覚醒
平成ガメラ・シリーズの第3弾。 一生懸命お話を作っている様子は窺えるのに、なぜかクスッと笑ってしまう。 真面目に作れば作るほど、単なるあてつけ、くだらないとしか思えないのは、 やっぱり根本的にシナリオに無理があるということなのだろう。 あくまで子供向けの映画ならそれでいいんだろうけど、「1」と比較しちゃうとね・・・・・・。 怪獣の戦うシーンは相変わらず迫力があるが、相手怪獣のデザインはよくない。 [DVD(邦画)] 3点(2011-07-30 07:32:10) |
65. 学校の怪談3
基本的にシリーズの流れは同じなのかな。 ただ「1」と比べると、友情シーンはもの凄いベタでクサくなっている。 終盤はホラー系映画なのか、青春映画なのか、訳がわからなくなった。 ちょっとやりすぎで、これはご勘弁。 [地上波(邦画)] 1点(2011-07-30 03:42:40) |
66. ガス燈(1940)
バーグマン主演のリメイクの方が知られている「ガス燈」だが、 こちらは40年製作のオリジナル作品。 冒頭に伯母さんの殺害されるシーンがある他は、ストーリー展開、演出はほぼ同じ。 キャスティングは決して悪くはないんだけど、バーグマンのインパクトが強過ぎたせいか、 あまり印象には残っていない。この時代のサスペンスとしては、よく出来ていると思う。 [DVD(字幕)] 5点(2011-07-28 05:46:06) |
67. かわいい女(1969)
向こうでは人気のあるらしい、私立探偵マーロウ・シリーズ。 映画というよりは、やっぱりアメリカの昔のテレビドラマに近い作り。 殺し屋役に扮するブルース・リーは、「ドラゴン危機一発」の二年前の出演になるが、 若くて初々しい。リーさんの、後のアクションを彷彿とさせるシーンを見せてくれる。 ストーリーそのものは退屈で、あまり面白くない映画である。 [地上波(吹替)] 2点(2011-07-26 04:21:58) |
68. 課長 島耕作
大ヒットした漫画の映画化作品。 俊ちゃんが主役に決まったとき、原作者が困惑したコメントをしていたのを覚えている。 お話は原作の一部のエピソードを中心に無難にまとめていたが、 終始漫画の島耕作のイメージとはかけ離れており、どうしても物語に入っていけず。 まだブレイク前の豊川悦司が、同性愛者の樫村役で出演していたのが印象に残っただけだった。 [地上波(邦画)] 1点(2011-07-25 03:28:11) |
69. カイジ 人生逆転ゲーム
深夜テレビのアニメでやってて、これ面白いなとしばらく観てた記憶がある。 結構長いお話で、130分にまとめるのは無理では?と思ったんだけど、 あまりにもひどい駆け足といった印象はなく、まあ予想よりは良かった。 オリジナルの主人公は喜怒哀楽の激しい性格だったが、主役の俳優さんには合ってないでしょ。 女社長の役回りも、かなり浮いているように感じた。一応オチがあって納得はできたけど・・・。 利根川役の俳優さんだけは、相変わらずのバイプレイヤーぶりを発揮していて良かった。 ストーリーの流れにスムーズさは欠けるものの、この手の映画の中ではまともなほうだと思う。 漫画やアニメの実写化は、イメージが固定しちゃっている分、やっぱり難しいんでしょうな。 [DVD(邦画)] 2点(2011-07-24 18:24:55) |
70. 風と共に去りぬ
とにかくドラマチックな展開に富んでいる。 4時間近い上映時間を考慮すれば、ほとんど大河ドラマ。 どんな苦境に直面しても強く逞しく生きるというのが、この作品のテーマになっているのだが、 全体のストーリーは、お金のかかった昼メロドラマというイメージに近く、 終盤近くでお話をバタバタ詰め込み過ぎた点と、あっさりした結末を迎えるラストも印象が悪い。 シナリオの完成度は低いが、配役、演出、映像、音楽に関しては申し分なく、 これが昭和14年に作られた映画かとびっくりしてしまう。 映画好きなら一度は観ておく作品なのだろうが、どちらかと言えば女性向けの内容。 [DVD(字幕)] 7点(2011-07-23 04:11:17)(良:1票) |
71. 学校の怪談
原作が児童向け、子供が主役ということであまり怖くはないけど、 いろいろなキャラが出てきて、小さな子供たちは楽しめるんじゃないかと。 怪談エピソードの他には、一応友情をテーマにさらりとまとめている。 まったくアクのないストーリーで親御さんも大安心。ぜひお子さんとどうぞ。 [地上波(邦画)] 3点(2011-07-22 20:17:57) |
72. ガタカ
ちょっと苦手な近未来のストーリー。 一応SFのジャンルなんだろうけど、倫理観を問うテーマも含んでいる。 遺伝子操作は、すでに現実的なレベルにまで達しているなんて話を聞くと、 中々興味深く鑑賞できるし、実際にそれが一般レベルで可能な世の中がきたら、 この作品は時代を先取りしていた、凄かったということになるんだろうな。 それよりもこの作品の一番いいところは、主人公の苦悩がしっかり描かれていること。 ストーリーに粗はあるけど、柔軟性に富んだ若い人には特にお薦め。 [地上波(吹替)] 5点(2011-07-16 06:18:44) |
73. 帰ってきたドラえもん
前半と後半で、なぜかとてもバランスの悪い作品。 この作品の一番の見せ所でもある、のび太君の成長というテーマも、 まったく意味がなくなっちゃって、逆に寂しさを覚えた。 このタイトルも、ちょっとひどすぎるよね。 まあ深く考える必要もないんだろうけど・・・・・・。 [インターネット(字幕)] 2点(2011-07-13 00:49:14) |
74. 崖の上のポニョ
今回もジブリらしい独特の世界観はしっかりと表現されていた。 絵はきれい、キャラもかわいい。 尻切れトンボなのは相変わらずだけど、 日本のアニメの中ではやはりレベルが違うなという印象。 ただし声優だけは大減点。 特に男の子の母親役の声をあてた人はあまりにもひどい。 全然感情が込もっておらず、ド素人を起用してるのかと思った。 なんでわざわざこんなところで映画の完成度を下げるのか、 さっぱり理解できない。 [DVD(邦画)] 4点(2011-07-12 10:33:59) |
75. 風の谷のナウシカ
ヒロインを主役にした、いわゆるヒーロー映画。 独特の世界観、創造力、絵の完成度、テーマ性と、 どれを取っても、他の日本のアニメ作品とは次元が違う。 映画として評価できる作りではあるが、 個人的にはどうにも好かない。 ロリコン趣味丸出しの安直なヒロイン像はまだしも、 彼女を引き立たせるための過剰演出の連続は まさしく昔の古いテレビアニメの手法。 特に終盤からラストにかけては顕著で、 生理的に受けつけないし、ベタベタでシラけるばかりだった。 [DVD(邦画)] 4点(2011-07-07 03:20:57) |