1. カサノバ(1976)
フェリーニが描くカサノバァ像。公開当時はぜんぜんうけなかったそうです。しかし、それがフェリーニの中でのカサノバァなのだからそれを受け入れるしかしょうがない。俺個人はこの映画は悪くはないと思う。ハリボテッっぽいとこが風刺漫画家だったフェリーニの真骨頂のような気がするのだ。 7点(2004-02-08 21:04:57) |
2. カビリアの夜
神の慈悲の効果もなく出会った男に次々に捨てられてしまうカビリア やっと掴んだかにみえた恋も現実とはならなかった。 話としては悲しすぎるが映画全体に流れる雰囲気と最後のカビリアの笑顔に救われた気がした。 9点(2003-12-25 16:06:27) |
3. 家族の肖像
教授の孤独感がヒシヒシと伝わってくる一方で、コンラッドに精神的血縁関係を見出し、部屋に匿うところに教授の心境の変化を感じ興味深かった。それとともに家族とは何か、そして、家族と相反するはずの孤独とは何か、ということを考えさせられた結果、その対立する二つは実は表裏一体のものではないかとを感じた。 9点(2003-12-16 17:55:36) |
4. 鏡
断片的に流れている映像から主人公の懺悔の気持ちやノスタルジーが伝わってきて、更にそれが私的なものから普遍的なものへと広がっていると感じた。また、惑星ソラリスと違って、この映画のノスタルジーは充足することがないまま終わってしまうので、時間というものは残酷であると強く感じずにはいられなかった。それにしても 言葉では表すことのできないような美しさがありますね。 10点(2003-11-14 23:34:03) |
5. 陽炎座
松田優作が壊れていくー。妄想が膨らみます。 7点(2003-11-04 23:48:16) |
6. カリスマ
最初、奇怪な感じにワクワクしたが観ていくうちにあんまり、そうでもなくなった。 5点(2003-10-17 00:32:42) |
7. 回路
はっきりいってよくわからん。無理があるな、哀川だけはよかった。 5点(2003-10-17 00:26:09) |
8. 華氏451
ありえねーとおもいながらもなかなか感心してしまった。物質主義の対する警告 よくわかりました。 7点(2003-10-16 23:46:20) |
9. 家族ゲーム
当時の家庭環境をうまく表している映画なのではないか。息子と親父の微妙な関係、ギクシャクした家族、あんな家庭ねーよと思うけど、意外やあれに近いもんはざらにある。監督の視点と松田優作がが光ります 8点(2003-10-13 21:40:37) |
10. 隠し砦の三悪人
藤原釜足と千秋実のやり取りがすごくいいし、演技もすっごい。喧嘩しては別れまた引っ付いちゃう。この二人が映画を飛躍的に面白くさせるのに一役かっているなー。それにしても三船は強いぜ。 話もテンポが良いので観てて飽きがまったく来ないので非常におもしろいです! 10点(2003-09-29 22:31:26) |
11. 勝手にしやがれ
ベルモンドが車の中でブツブツ文句言ってるとこが笑えた。しかし、今観ても色褪せない映像美とテンポには驚かされる。女もいいしな。 9点(2003-09-26 23:27:17) |
12. カッコーの巣の上で
インディアンが最後に示した人間としての友情にはマジでやられたなー 8点(2003-09-24 23:23:58) |