1. 風立ちぬ(2013)
単なる偉人伝という印象しかない。 偉人といっても誰もが知ってるような偉人ではなく、一般人に近い手の届く距離にいる偉人。にもかかわらず美談ばかりで人間らしさが感じられず、全く共感も感動もできなかった。 [ブルーレイ(邦画)] 4点(2014-09-03 15:57:53) |
2. 借りぐらしのアリエッティ
さすがにジブリというだけあって映像と音楽のクオリティは素晴らしく高い。見終わって特に何も残らなかったけど、見てるとき楽しかったのも事実。個人的にはジブリには、過去の大作の数々に縛られず「海がきこえる」のような佳作をもっと作って欲しい。 [ブルーレイ(邦画)] 6点(2011-07-31 23:16:52) |
3. かもめ食堂
《ネタバレ》 キャスティングの大勝利。小林聡美、片桐はいり、もたいまさこの3人をはじめとした役者さんたちの生み出す雰囲気が素晴らしいです。この人でなきゃ映画が成り立たないってくらい全員がはまり役。見た目、喋り方、表情はもちろん、話してる内容のどうでもよさとか、最後まで敬語なところまで、彼女達だからこそしっくりくるような気がしました。こんな店の常連になってみたいです。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-02-22 20:58:12) |
4. カサンドラ・クロス
《ネタバレ》 病原菌を撒き散らしたテロリストがいい者に思えるくらい、国家権力側に腹が立ちました。生存者たちは全部マスコミにぶちまけちゃえ!と。それからあの女の子にもイライラ。頼むから大人しくしててくれと。まぁそれくらい緊迫した気持ちで観れたって証拠だろうと思います。 余韻の残るラストも好きです。 列車から降りるときにローレンとハリスが見つめ合ってる場面では「さっさと降りろ」と後ろから突き飛ばしたくなりましたが。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-02-06 16:58:29) |
5. 学校の階段(2007)
タイトルに惹かれて観ました。 ひたすら階段を走るという行為に青春を賭けた生徒達の集う、非公認の部活動「階段部」を描く青春学園ムービー。設定からしてこれは面白そうだと期待したんですが、残念ながら青春映画というよりもアイドルのプロモーション映画と言った方が正しいです。 黒川芽衣が唐突に歌い出したり、部員達がラップで自己紹介したり。 原作未読ですが、脚本さえも役者を魅せるための道具のように感じました。 さらに、その役者陣の演技も上手いとは言い難く、統一感もありません。 なので観てて楽しいシーンもあるのですが、点数的にはこのくらいが限界かなという気がします。おそらく低予算だろうと思うので仕方が無いのかもしれませんが、作りようによっては傑作になってもよさそうな題材なので、勿体無いなと思いました。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2009-02-05 22:46:18) |
6. 崖
《ネタバレ》 後悔や諦観、静かな絶望。最後のアウグストの支離滅裂な行動から、そんなやり場のない心の嘆きが感じられて悲しい気持ちになりました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-10-30 13:41:49) |
7. 風の前奏曲
《ネタバレ》 挫折から立ち直って成長していく青年時代と、極端な近代化に毅然とした態度で向き合った戦時中。ソーンの生涯をモチーフにした作品として主だった部分はおそらく描かれているのだろうけど、なんか表面的で薄っぺらな気がします。彼の来歴をただ眺めてるだけという印象を受けました。本筋とは関係のない、言ってしまえば余計な肉付きの部分がもっとあっても良かったと思います。時代が行き来する構成のおかげか、平坦なストーリーのわりにはさほど退屈さを感じずに観れましたが。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2008-10-25 00:40:38) |
8. 崖の上のポニョ
ストーリーは気持ちいいくらいにサクサク進むし、背景の動きなどは見ていて面白い。それに何といってもポニョがとってもかわいいので飽きることなく楽しめました。 個人的にジブリにはこういう作品をもっと作ってほしいと思います。もちろんラピュタなどの超大作は大好きですけど、ここ10年くらいのジブリ作品はあまりにハードルが高くなりすぎて変な力が入ってる印象があったので、またこういった映画が見れて嬉しかったです。 歌も頭から離れないほど中毒性があるし・・・。 [映画館(邦画)] 7点(2008-08-01 21:16:56) |