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53羽の孔雀さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 245
性別 男性
自己紹介  映画史や映像技術には全く詳しくないので、単純に面白いと感じた度合いで点数をつけさせていただきます。
 よろしくお願いします。

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1.  かぐや姫の物語 《ネタバレ》 
いやこれ完全に傑作でしょう。単純なストーリーなどではなく、言いたいことを読みとるのが楽しい系の映画。ぜひ原作(という呼び方で良いのかこの場合?)を読んでから観ていただきたい作品です。本作の構成の上手さがわかります。ストーリー自体はほぼ原作通り、①翁が竹からかぐや姫を発見、育てる②5人の皇子と帝がかぐや姫に求婚する③月に帰るという3本柱ですが、本作はこれにプラスしてかぐや姫が成長する過程が描かれる点が原作と大きく違う。すなわちかぐや姫が山での暮らしで自由や喜び・楽しさ・愛を知る描写。しかし都に出るとそれらは一転、自由が無く、喜びも楽しさも愛すらない現実の辛さを思い知る。小さな庭を作ったり「じっと我慢すればいずれ春が来る」と信じたが、所詮は誤魔化しに過ぎなかった・・・。   「姫の犯した罪と罰」というのがキャッチコピーというのは鑑賞後に知りましたが、なるほどものすごく納得しました。かぐや姫はかつて月で「地球に好奇心を持つ」という罪を犯した。それゆえ「地球で生きる」という罰を受けた。何も思い悩むことのない無色の月で生きず色どりあふれる地球で生きることがどんなに辛く苦しいことかをかぐや姫に思い知らせること、それが罰だった。   しかしそれでもかぐや姫は地球で生きたいと願った。どんなに辛く苦しいことがあろうと「生きていたい」と願った。   最後のシーンの羽衣がかけられた時のかぐや姫の一瞬の表情の変化と、背景が白黒になる描き方は素晴らしかった。「色どり」から「無色」へ。感情を失ったにも関わらず最後にかぐや姫が流した涙にこそ、この映画の言いたいことが込められていると思います。  ・・・と、なんか感想じゃなく考察(しかも浅い)になってる気がしなくもないですが・・・とにかく、素晴らしかったです!
[映画館(邦画)] 9点(2014-01-29 23:10:48)(良:1票)
2.  カジノ
マフィアものというより、人間の本質に焦点を合わせた作品、そんな印象でした。タイトル買いした作品なので、てっきりラスベガスのカジノ内部の描写がメインで、イカサマがどうとか、胴元(ディーラー)vsプロの腕の差がどうとか、はたまた結局勝つために必要なのは揺るぎないハートだ!(オカルト)、とかそういう作品かと思ったら、全く違った。笑  一言で言えば欲に支配され、飲み込まれていく人たちのお話。主人公級が3人でそれぞれの思いあり、立場ありで、互いに歯車がかみ合わず、結局自滅の道を歩む。で、そうなった原因は何か、根底にあるのは何かといったらズバリ「人の欲」、という描かれ方でした。3人の欲が満たされている状況では誰も損はせず誰も不満はないけれど、一旦その均衡が崩れると、根底にあるのが「負」なだけに、ボロボロに崩れ去っていくという・・・。  そして根底の負、人の欲の対極として描かれたのが愛=信頼。互いが互いを信頼すればこそ全ては上手くいくのだけれど、人間というのは欲に支配されてしまうものなんですよと。例え本人が信頼を最重視しているとしても、本人も無意識なところで、自分の都合・欲に動かされている・・・そんな役割を担ったのが主人公でした。  この作品の見所は登場人物の立場と考え方を前提にした上での会話劇、展開の面白さ、上手さにあると思います。それ故に「どこが面白かったか」を人に説明するとなると難しい。見ているうちに入り込む系の作品なので、少しも共感できないと尺の長さが仇になりそう。(逆に色んな立場、考え方の人が出てくるので共感できる確率は高そう。)私はマフィア系で無駄にカッコつける作品はあまり好きではないので、むしろ本作は好印象でした。
[DVD(字幕)] 8点(2015-12-07 04:25:49)
3.  カサブランカ 《ネタバレ》 
恥ずかしながら今更初見。いやーうん、素晴らしいですね。タイトルは嫌というほど聞いたことがあり、恋愛ものということも知っていました。そしてこの年代の作品なので、まあ今でいうベタで王道、先読みが効いてしまう系の作品なんだろうなーと思っていたら、そうではなかった。  メインテーマは恋愛なんだろうけどそれと同じくらい時代背景がかなり強く出ている作品だった。「恋愛もの」というより「第二次世界大戦下の恋愛もの」です。いわゆる名作で未見のものは前情報無しに見ることにしていますが、見終わった後気になったのが製作国。で、本サイトでアメリカ作品と知って「あ、やっぱりね」という感じ笑。みなまで言わないまでも、そんな作品でもありました。  さて内容に関して、「納得いくか」と言ったら納得できない点はやはりある。焦点はズレますが、最も納得できなかったのは「情」によってルーレットで当たりを引かせるシーン。気持ちはわかるけど、オーナーとして特定の客に意図的に利益をもたらす行為は(事前に賄賂を受けたとかいう個対個の事情を除いて)絶対にやっちゃいけないことだと思います。客にもそれぞれ、遊び目的で捨て金でやってる客、ちょっと腕に覚えがある客、そして素人ながら人生を賭けている客と様々です。過去の経緯はともかく、それらは実力が同じなら確率的に平等に扱われなければならない、それがいわゆるギャンブルの大前提だと思います。この場合の確率はもちろん「ディーラーは意図的に特定の目に振れる」ことを前提とした確率です。ディーラーの腕、イカサマの可能性、そして自分の腕、それら全てを総合してなおかつトータルプラスにすることこそが実力だと思います。  ・・・逸れましたが、結局、「納得いくか」の減点を超える面白さが本作にはありました。恋愛ものの十八番である心理描写の深さもやはり良く、男女の考え方の違いや立場の違い、「この立場だったらこう考える」の表現が絶妙でした。そこに友達、商売仲間、恋人、というどっちかというと「個」主体の関係だけでなく、戦争、国という「全体」主体の関係が見事にそれぞれのキャラクターに集約されて、誰が出てきても飽きさせないし、どのシーンをとっても魅入らされる作品になっていると感じました。
[DVD(字幕)] 8点(2015-05-13 00:33:44)
4.  カリフォルニア 《ネタバレ》 
面白いですね。特に台詞回しが良い。お互いの煽り合い含む1対1での小気味良い言葉の応酬がそのまま面白い。オシャレな台詞あり、遠まわしの嫌味あり、ちょっとした笑いあり。中でもファビアンのおっちゃんの「男は危険に身を隠さない」という台詞、しれっと言っちゃってますがかなりカッコ良いです。危険に身を隠さないことが正しいかどうかはどうでもよく、西部劇の主人公達は確かに皆危険に身を隠してないですもんね。また、この作品のポイントである怖さに打ち勝つという点とも一致していて二重に美味しい。本作の登場人物達はそれぞれに過去の恐怖と戦っていますが、最後まで打ち勝てなかったのは悪玉だけです。  展開的には幌馬車隊、カリフォルニアの金、汚い奴らに牛耳られた町、強権力vs民衆、強気の女との恋愛、カリフォルニア独立か合衆国参入か、と小さなものから大きなものまでありがち含め様々な要素があり、前段の台詞の面白さと相まって飽きさせません。むしろ97分の中で綺麗にまとまっていると思います。主人公は当然の如く合衆国参入派、最後は銃で決着とかは様式美。好きな作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2014-12-21 07:15:23)
5.  カラミティ・ジェーン 《ネタバレ》 
ミュージカルはもちろんですが、その他に強く目を引くのが恋愛要素。本作では男女間の友情・女同士の友情と嫉妬・友人の想い人を好きになる・友情から恋愛へ、さらには男というものは・女というものは・・・といった恋愛テーマにありがちな細かい心理描写が盛り込まれていて、一風変わった作品となっています。  西部劇の恋愛といったら一目惚れ→男は我を通し女は尽くす→女が惚れてハッピーエンド、あるいは一目惚れ→男は男らしく女は女らしく→結ばれてハッピーエンド、というシンプル~な印象が強かっただけに、細かい心理的なやりとりは新鮮でした。あのビル・ヒコックとカラミティ・ジェーンが恋愛においては敗北するというのも面白い。最後の御者の「まったく女ってのは」という台詞はナイスですね。まるで下着姿のようなシカゴのアイドルの写真に群がる男達を見てカラミティは「まったく男ってのは」と言いたかったに違いないw  上映時間が101分でさらにミュージカル部分に時間を使わざるを得ない中、カラミティの小屋でケーティー・ビル・少尉ら3人の心理を一気に動かすシーンをもってきたのは見事だと思います。前半はミュージカル強めで後半は恋愛強め、そんな作品でした。
[DVD(字幕)] 7点(2014-04-12 04:31:33)(良:1票)
6.  カウボーイ 《ネタバレ》 
なかなかの良作でした!が、特にここが面白い!ということはなく、最初から最後までず~~~っと7点な映画、そんな印象です。  トムかフランクかといったらフランクの考え方の方が馴染みやすいだけに、トム率いるカウボーイ達の考え方は新鮮であり、納得できないものでもありますね。フランクからトムへの尊敬の念が100…90…80…と減っていくのに対し、トムからフランクへの尊敬の念は0…10…20…と上がっていくのが面白い。二人で0から出発して最後に男の友情!というのではベタすぎますからね。また、トムとフランクの関係は男の友情!というよりもむしろ親と子というのが近い気がします。教え、諭し、反抗期に対応し、最後は信頼で結ばれる的な。原作者=フランクだから仕方ないにせよ、やっぱりトムのキャラのほうが好きですね~。  作品全体として、単調に荒野を行くだけでなくホテルシーンやポーカーシーン、牛の大暴走や恋愛シーンがごちゃ混ぜにならずうま~く折り込まれてるので、退屈はしなかったです。トムとフランクの関係をメインとして、その上に良い味付けが加わった、という感じでした。
[DVD(字幕)] 7点(2014-02-13 23:52:29)
7.  GANTZ:O 《ネタバレ》 
漫画で最初の方だけ読んだことありますが、最初の感想は「暗~w」です。世界観もそうなのですが、人の思考そのものが暗い。人の思考には暗い部分もあることはもちろん事実で、それをリアルに描いている、とは言えると思います。しかしそれはあくまで一面であり、いくら何でもそんなに極端じゃないだろwと思ってしまい、特に読むことにより無駄に暗くさせられる感覚があり、端的に言えば肌に合わなかったので読むのをやめてしまいました。  しかし一方で引き込まれるものがあったのも事実で、時を置いて映画を視聴。世界観はまあ暗いですが人の思考そのものは暗くない。原作どおりなのかもしれませんが、アクションにかなり振ったのが良かったのかも、と思いました。逆にアクションに振ったせいで人の思考のリアルさとか何かしらのテーマとかは見えず、まあ現代技術によるアクション映像を見る映画、という印象でした。  実写化もしてるらしいですが、これどうやって実写でやったんだ・・・w   真ん中のあの黒いボールは何なのか、あの敵は何なのか、どういうシステムなのか、等々謎すぎる部分がありまくるため、なんだかんだ次作が出たらまた見てしまうんだろうなあ。
[DVD(邦画)] 6点(2019-05-23 21:18:13)
8.  完全なるチェックメイト 《ネタバレ》 
飛行機での視聴。従って吹替ですが、正直吹替のクオリティが致命的。演者さんには申し訳ないけど、棒に次ぐ棒。シリアスな作風なのに吹替のせいで入り込めない。  チェスのルールはさっぱりですが、ジャンルとしては将棋とか囲碁、オセロと同じ完全情報ゲーム(自分の目から全ての情報が見えているゲーム、つまり運要素が絡まないゲーム)で、麻雀やポーカーなどの不完全情報ゲームとは異なるものでしょう。それ故に先の先の先の先の考えられる限り全てのパターンを頭の中で思考して最善の一手を打たなければならず、莫大な情報量に圧迫され、言い方は悪いですが狂ってしまう。その狂気に徐々に浸食されていく様子、チェスにのめり込むにつれて徐々に症状が深刻になっていく様子の描き方は良かったと思います。世界トップクラスともなれば、むしろそのほうが説得力が増します。  ただし、だからといって他人に迷惑をかけて良いかというのはまた別の話でしょう。例に挙げた将棋囲碁、オセロ麻雀、ポーカーそしてチェスも、相手がいなければゲームそのものが成り立たないというのが大前提です。世界1位を目指したい、誰よりも強くありたいのならば、人としても強くなければならない、と私は思います。それが嫌で好き勝手やりたいのであれば、町場のおっちゃん達とプレイしていればいいのです。機械相手にプレイしていればいいのです。純粋に実力を試したいのであれば、相手に対しても紳士であれ、そう思います。ですので、はっきり言ってボビー・フィッシャーもその周りの人も甘い。甘くするからかえって問題がでかくなるんです。・・・とはいえこれはこの作品での描き方なので、多少なり誇張があったのかもわかりませんが・・・。
[地上波(吹替)] 6点(2016-02-11 23:27:25)(良:1票)
9.  ガンヒルの決斗 《ネタバレ》 
ストーリーや展開、人物相関は面白かったのですが、あとひとつ、あとひとつ何かが足りない気が・・・という感じの作品でした。いやむしろ、細かい要素を詰め込みすぎ?  序盤はテンポ良く、後半はじっくりとした展開。部屋に籠城して列車を待つシーンは某3時10分な映画を見ているようでした。  妻の仇と保安官としての義務のために真っ直ぐに突き進むダグラスと、友情と息子への愛のために葛藤するクレイグの対比が印象的。というか、妻を失い男手ひとつで息子を育てるクレイグはダグラスの未来の姿となりうるわけですね。それだけに、最後のクレイグの「いい子に育てろ」は響くものがありました。
[DVD(字幕)] 6点(2013-12-27 00:20:50)
10.  ガンマン無頼 《ネタバレ》 
ガンアクションや殴り合い多めのマカロニ・ウエスタンです。ラストの1対多数のガンアクションのスカッと感もさることながら、手を背中に回して撃ったり回転しながら撃ったり、漫画でありそうな面白撃ちを披露してくれるところもひとつの見どころでしょう。とはいえそんなことやるのは極々一部です。  ストーリーは至ってシンプルで父を殺された兄弟が復讐のためメキシコに入ってあれこれやるというお話。悪役は例によって外道なことを再三行っているわけですが、ひとつ違和感があるとすれば過去物語を聞いて急に悪役に同情的になる点。ここら辺合う合わないがありそうですが、残念ながら私には合わず。それまでの描写で「残虐」「冷酷」というイメージがついていただけに、え、急にどうした?となってしまいました。展開についていけず感情移入できず・・・。アクションは(雑ながらも)中々にスカッとしたのですが。
[DVD(字幕)] 5点(2014-06-09 23:10:21)
11.  風の無法者 《ネタバレ》 
マカロニ・ウエスタンです。泥棒を働く小悪党のカドリップ(リー・ヴァン・クリーフ)が成り行きで保安官に任じられ、それと併行して生き方を改めていく、というお話なんですが、シーンやテーマが特筆して凄い!というわけでもなく、B級臭が漂いまくってます。それになんといっても細かいところが雑すぎるんですよね~。2回目の駅馬車泥棒のとことか、さすがに応戦やめてゴソゴソと鞄を入れ替えるのは無理あるだろ!とか保安官が後ろを見張ってんのに横に鞄を投げ捨てたらバレるだろ!とかツッコミどころ満載です。ハーモニカも音と動き合ってないし・・・w作風も含め、気楽に観るのが良い作品かと思います。
[DVD(字幕)] 4点(2014-05-28 00:11:35)
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