1. ギャラクシー・クエスト
《ネタバレ》 お気に入り登録しているレビュアーさんが軒並み高評価だったので、かなり期待して鑑賞に備えていたのですが、全く裏切られることなく大満足の内容でした。 破綻展開(船に戻ると敵側に占拠されてる、船員に化けてる)がちょっと唐突で説明不足に感じるものの、そんな減点要因をものとも言わせないサービス精神の固まりな内容。 自分は「スター・トレック」なんて観たことなかったし、観る気も起こらないような奴で、パッケージを見掛ける程度では決して手を伸ばさなかったであろう作品だったので、このサイトに感謝です。 [DVD(吹替)] 10点(2007-12-11 18:57:05) |
2. 気まぐれな狂気
皆さんご指摘の「俺たちに明日はない」は観てないのですが、「トゥルー・ロマンス」とかも似たような感じだったりで既視感がつきまとう(内容的には「トゥルー・ロマンス」より筋は通っている)。 シチュエーション設定を固めて欲しいというような箇所や描写の軽薄さが目立ってちょっと残念な仕上がり。 最終的に表現したいものはわかるのですが、こういうのって観ている間はどの視点で観ればいいのか困る内容ですよね(メインの悪党たちはあまり共感できる部分のない普通のごろつきで、その思惑にも賛同しかねる故)。 [地上波(吹替)] 7点(2007-11-07 21:17:59) |
3. ギルバート・グレイプ
《ネタバレ》 生きることは欲することだ。 ギルバートがあんな環境の中でも腐ることなく生活を送っているのは夫人との情事があったからだろう。その夫人を失い、更に放浪女性との出会いで別の世界を見てしまった彼をどう救うのだろうと思って見ていると・・・母親を殺しちゃいますか・・・。 確かに生活を改めようとする母の態度が終盤描かれるものの、結局あのままではギルバートは元に戻るだけでしょうし、今度は夫人さえ、放浪女性さえいない。 殺すしか救いの道はなかったのかもしれない。 しかし、問題の解決に窮したら問題そのものを消してしまえばいいなんて発想を作家が持ってしまっては、物語の意味はなくなってしまう。 ケリのつけ方には大きく減点。 [DVD(吹替)] 2点(2007-10-24 21:51:56)(笑:1票) (良:2票) |
4. ギター弾きの恋
《ネタバレ》 文句を言わず(言えず)、ただ愛してくれた女性に逃げてくると相手は既に子持ち。 失ったものの価値を覚り、自身のダメっぷりをしみじみ悟る。 何ともストレートな内容。 ダメ人間の生き様をみて、何か学習した気になった人には価値があるんでしょうね。 ただ、人間性と才能の良し悪しは関係ないという当然のことをはっきりさせているのに好印象(そのふたつを一緒にしてドラマを作ってしまう不条理をよく見掛けるので)。 ウディ・アレンもそういうドラマに嫌気がさしてたんだろうな~。 [DVD(吹替)] 4点(2007-10-11 09:07:00) |
5. 奇人たちの晩餐会
《ネタバレ》 職人芸的喜劇の傑作。 彼女が事故って・・・という流れは勝手ですが。 [DVD(吹替)] 9点(2007-10-08 07:04:23) |
6. 機動警察パトレイバー2 the Movie
押井守という唯一無二の才能が遺憾なく発揮された傑作。 ただシリーズものの一環として製作しなければならなかったために、メインストーリーとは無関係な人物たちを前後にくっつけているという残念。故にマイナス1点。 また、あまりにも率直に啓蒙されて、安易に改憲すべきだなんていう人が出そうで怖い。 [ビデオ(邦画)] 9点(2007-03-20 05:58:14) |
7. CUBE
世界観を設定するのを放棄した作家の怠慢。 未完成の作品にしか思えない。 こんな内容なら下手なドキュメンタリーを観ていた方が有意義だ。 [DVD(吹替)] 0点(2007-02-25 08:13:04) |