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R&Aさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

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21.  黄色い大地(1984)
世界にその名を知らしめたチェン・カイコ-長編デビュー作は、とにかく広大な大地が映し出されるたびにため息が出てしまう。ただ大自然を映すのではなく、その圧倒的な画の中に登場人物たちが小さく小さく配置される。日中戦争だ、共産党だと叫んでもしょせんちっぽけな人間のすること、という中国の新しい世代らしい思想が覗える。と同時に大地と空と小さな人間が絶好の構図に収まっている(だからため息が出るのだ)。古い慣習に生きる貧しい村民と近代化の進む中央の人間が見せる大きな隔たりもまた当時の政策の無意味さを問うているように感じる。その大きな隔たりの中で人と人が人間的に通じ合う様を言葉ではなく父親の、娘の、弟の民謡を歌う様で表現する。その美しい声が圧倒的な画によってさらに心に響いてくる。今や巨匠と呼ばれるチェン・カイコ-とチャン・イーモウのコラボレートという意味でも貴重。
[DVD(字幕)] 7点(2006-04-07 16:26:28)(良:2票)
22.  北ホテル
安ホテルに集う庶民の日常が情感たっぷりに描かれていても、核は恋愛ドラマというのがいかにも古き良きフランス映画という感じ。後年の『天井桟敷の人々』でも思ったが町並みのセットが非常にリアルで、またエキストラによる活気ある賑わいによってかもし出されるアメリカの恋愛映画にはないリアルな情景と、男女だけが映し出されるときの甘くせつない虚構の世界の交錯が独特のフランス映画臭(勝手な思い込みアリ)を放つ。悲しくも晴れやかなエンディングが印象的。
[ビデオ(字幕)] 7点(2006-03-30 17:18:17)
23.  CURE キュア
人を殺すなんて考えられないようなごく普通の人が人を殺す。そんな人が次々と現れる。しかしそれをコントロールしていたのはたった一人の悪い奴だった、、、ということなら怖くはない。一人の青年が人殺しを誘導していたわけではない(と私は思ってる)。そして人を殺した者たちも潜在的にターゲットを殺したがっていたわけでもない(と私は思ってる)。ちょっといなくなってくれたら、、ぐらいの気持ちを持った対象に×印をつけるという誘導に対し、ためらうことなく人を殺してしまう、その人間の深層ににある残虐性こそが怖いのだ。そしてそのことを表現した映像が怖いのである。「人を殺してはいけない」ということは種族繁栄という本能的なものとして組み込まれていると思っていますが、この作品ではどうやら違うらしい。しかしそんなことはどうでもよく、悪意が画面にへばりついたような描き方こそがこの作品の素晴らしさなんだと思う。このとんでもない悪意を日常に同居させたのが青山真治の『Helpless/ヘルプレス』ならば、この『CURE/キュア』は悪意を日常に同化させた作品。よってこの作品で描かれる日常は非日常とイコールである。それはまさに「映画」じゃないですか!
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-12-13 16:07:40)(良:2票)
24.  戯夢人生
台湾が一時的に日本だったころに生まれそして生きた主人公その人が、ドキュメンタリー風に自らの人生を振り返り、淡々と語る。そして主人公の子供時代から順に彼の人生劇が映し出される。交互に映される語りとドラマの境界に最初は戸惑うも、徐徐にその極上のテンポにとりつかれる。美しい情景が素晴らしい構図で収められた画から始まり、動かない画の中に登場人物たちが的確な構図へと自らを動かしてゆく。候孝賢は相変わらず、当時の台湾ではごくありふれたものだろう、なにげない仕草や素振りを丁寧に映し出すことで極力「説明」を省き、「説明」以上のものを導き出している。静かに映し出される畑や大きな木、食卓や食器、土地土地の家屋、タバコを口移しで差し出す様(いいなぁ..)、家族の会話、そして家族の沈黙が何を語るわけでもなく、全てを語る。個人的には前作『悲情城市』のほうに、より衝撃を受けましたが、『戯夢人生』のほうが映画が映画らしくあるという視点においては、他の追随を許さない性質を持っているような気がします。
[ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-12 15:13:02)(良:1票)
25.  キャリー(1976)
このあいだ、久々に見ましたけどオープニング(正確には2番目のシーン)であんなサービスショットがあったなんてこと、すっかり忘れていました。『キャリー』といえば血を浴びたキャリーの顔、そしてその後の超能力を使うキャリーの青い目だけが強烈に頭にこびりついています。見直すと冒頭のシーンも更衣室からシャワーを浴びるキャリーへとスローで移動してゆく映像が美しくも、もう早くもここで何かが起こるんじゃないだろうかという不安を煽ってます。高校生で初潮をむかえるウブな少女を当時27歳のシシー・スペイセクが好演。ちなみにナンシー・アレン26歳、ウィリアム・カット25歳である。キャスティングが絶妙なんですが、中でもシシー・スペイセクは怖いくらいにはまってます。いや、実際怖いです。昔、シシー・スペイセクに似た子がいて、気付かれないように警戒していたことがありました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-26 14:08:02)(良:1票)
26.  今日から始まる
貧困からくる大人たちの心の荒れ、そしてその犠牲となる罪無き子供たちを救うために奮闘する教師の物語。教師と子供たちの関係よりも子供たちの親との関わり、福祉課の役員との関わり、さらにはその上の政府との戦いが描かれ、そのうえ教師の家庭における親としての問題を描いてゆくことで非常に多面的に教育の理想と現実を見せてゆきます。希望らしい希望というのは描かれず、ひたすらに答えの見出せない現実を目の当たりにします。しかし、祭りを彩った子供たちの作ったカラフルなペットボトルの飾りつけがモノトーンの町並みを元気づけ、陽の光や子供たちの笑顔が確かなる希望を演出していた。地元のアマチュア俳優や園児たちの自然な演技が、ドラえもんさんのおっしゃるようにドキュメンタリーさながらのリアリティを創造していました。
[DVD(字幕)] 7点(2005-09-09 11:59:25)
27.  キル・ビル Vol.1(日本版)
これは漫画。漫画の実写版という意味じゃなく、日本の漫画的プロットを映画的ではなく漫画的に見せる映画。このように”あえて”映画的表現を排除した映画に『マトリックス』があります。こちらはアニメ的プロットをアニメ的に表現した映画。どちらの監督も他作品では映画的表現を既に見せているので”あえて”としておきます。この作品と同時期の北野武の『座頭市』も漫画チックと感じましたが『キル・ビル』は設定、構成、キャラ、カット割、あからさまな引用等、全てにおいて漫画チック。あきれるくらい漫画チック。つじつま合わせまで無視した徹底ぶりが気持ちいい。このVol1はほとんど戦ってるだけというのも天晴れです。しかし殺るか殺られるかの緊迫したシーンでも頬を緩ませるあの日本語は狙ってるのか?たしかに漫画でも外国人のセリフはカタカナ表記の日本語だもんなぁ..
7点(2004-12-27 13:50:40)
28.  恐怖のメロディ
監督処女作とは思えないほどの安定感がある。オープニングの空撮で崖からゆっくりとテラスに立つ主人公にカメラが落着くところでまず感動。この作品に限らずイーストウッドの映画にはこの空撮をはじめ「セットではない」と言いたげな情景を大きくとらえたシーンが多い。このイーストウッド流リアリズムはアンチ・ハリウッドを宣言しているようにも感じる。下からのショットも効果的。車を運転する主人公の横顔を見上げるように映す、コレかなりきまってる。寝ている主人公の視点でとらえた暗闇に照らし出される女の顔もドッキリ効果大。カメラは面白いようにきまる。ところがどっこい、この人はいつも自分のラブシーンを入れちゃう。これさえ無けりゃといつも思う。特にこの作品でのソレは長ーい!なんかこだわりがあるんだろうか?
7点(2004-08-31 12:31:01)(良:1票)
29.  気狂いピエロ 《ネタバレ》 
気狂いピエロとは、ジャン・ポール・ベルモンド演じるフェルディナンであり、ジャン=リュック・ゴダールであり、女に恋する世界中の男どもだ!なんて言いきっちゃいましたが、そんな風に感じました。一方、女は恋しても確固たる自分を持っている。男の最後はやっと男らしいところを見せてくれるのかと思ったら、見事に裏切ってくれる。やっぱり男はかっこ悪い。この一連の流れの演出、役者の演技、映画の雰囲気を評価したい。それ以上は私には難しい。(ゴダール作品の中ではまだまだ解かり易いほうですが。)芸術性は大いに感じるが芸術を評価できるほどの知識や教養が無い。美大生の絵とピカソの名前を伏せたピカソの絵を並べられたら前者を評価する可能性大である。だからといってゴダールを否定はしません。芸術を否定しないように。むしろこんな私ですが、なるせたろうさんと共に叫びたい。ブラボー、ゴダール、ブラボー!(何がブラボーなのかは聞かないように。)
7点(2004-03-26 13:00:55)(良:1票)
30.  機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編
アムロとララァの描写はあまり好きではない。が、「ガンダム3部作」の中で一番印象に残るシーンがクライマックスのガンダム。ボロボロのガンダム、アムロが降りる、レーザービーム、...かっこいい!
7点(2003-12-22 12:07:08)
31.  キタキツネ物語
ホント良く撮れてます。あんなドラマチックな絵はなかなか撮れんでしょう。ゴダイゴの音楽がまたすごく合ってるんです。曲名は知らないけどテンポのいい歌があってこのレビューを書いている間、頭の中でずっと鳴ってる。小学生の時に見て感動したので「象物語」にも連れていってもらったのを覚えている。
7点(2003-10-16 18:31:58)
32.  ギルバート・グレイプ 《ネタバレ》 
家族の絆の描き方がリアルでいい。主要キャスト3人の演技はもちろんだが、お姉さんと妹もなかなか良かった。ギルバートに完全感情移入してしまい、弟の誕生パーティーのとき(ギルバートになりきってる自分が)母親に対して罵声を浴びせそうになったが、母のどうすることもできない葛藤と子供達に対する申し訳ないという気持ちが解かり、言わなくてよかったぁと思ってしまった。弟を殴ったあとはかなり自己嫌悪に陥るし、お母さん死んじゃった時、母親を笑い者にしない方法を真剣に考えた。ここまで感情移入出来たのも、それぞれの思っている事と、している事の微妙なズレをうまく表現しているからだと思う。
7点(2003-09-01 18:49:45)
33.  恐怖省
マイクロフィルムをマクガフィンにしたスパイサスペンスにして典型的な巻き込まれ型。代名詞としてはヒッチコックなんだけど、ヒッチコックが先なのかラングが先なのか、どうなんだろう。登場人物が多すぎることと病院から出所するシーンから始まる何やら謎めいた過去を持つという設定の主人公のせいで純粋にサスペンスを堪能しにくい作りになっている。そういう意味ではヒッチコックに軍配が上がりそうなんだけど、物語を楽しむことに限定すればラングもけして負けてない。さらにサスペンスの弊害となっているだろう複雑な構成はもはやラングらしさとも言える「不安感」を出すことに貢献している。そしてモノクロを活かした光と影の演出は流石、絶品です。まあでも、もうちょっとすっきりとしてくれたほうが・・いいかも。
[DVD(字幕)] 6点(2011-09-06 14:24:09)
34.  キラー・エリート(1975) 《ネタバレ》 
序盤のコンビ(ジェームズ・カーンとロバート・デュバル!)の描き方が商売女を絡めてくるところも含めて74年(この作品の前年)のマイケル・チミノ『サンダーボルト』を彷彿させる。そこから二人が目的地に着くとどうも60年代から70年代にかけて大量に作られた冷戦下でのスパイ映画の色を帯びてくる。ここから意外な展開に。カーンが撃たれて病院に。手術風景が事細かに描かれる。延々と。なんなんだこれは。その後のリハビリシーンも長いがそれはまだわかる。しかしこの手術シーンはいらんやろ。そしてその後はアメリカ・アクション映画ではじめて取り入れられたらしいカンフーが登場。これが場違い。それでも政治や上層部の腐敗が背景となるフライシャーやシーゲルあたりの70年代アメリカ・アクション映画の匂いをプンプンさせておりじゅうぶん楽しめた。と思ったら宿命の対決の伏線をこれでもかと散りばめていながらなんてあっけない、しかも早々の結末に愕然。しかも映画はここからまだ続く。クライマックスは主人公は見てるだけ。えらく抑揚のないクライマックスであった。どうにもこうにもチグハグさが目立つ作品ではあるが、先に書いた70年代アクション映画の匂いってやつでけっこう楽しめたように思う。ニンジャは見なかったことにする。
[映画館(字幕)] 6点(2011-03-04 18:18:48)
35.  木と市長と文化会館/または七つの偶然 《ネタバレ》 
文化会館建設にまつわる意見交換であっても、ロメールのいつもの恋する男女のたわいなく、どうでもいいような内容の会話同様に、どうでもいい会話なのだった。ただし大人、しかも政治がからんでるのでいつも以上に理屈っぽい。こんなどうでもいい会話を延々と聞いていたってちっとも面白くない。ところがラストシーンでひっくり返される。子供によって。 <超ネタバレ注意> 小さな女の子が大人顔負けの政治的見解を述べる。文化会館よりもみんなが楽しめる公園を。みんなが歌いだす。笑顔で楽しそうに。このラスト数分にはまいった。全てはこのエンディングのための「フリ」だったのだ。ちょっと長かったけど。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-05-12 13:48:54)
36.  キャット・ピープル(1982)
1942年のオリジナル作品とはストーリーも作風も大きく変わる。人間とセックスすると豹に変身し、人間を食べると元の姿に戻れるという、科学的根拠のない、漫画や童話の定番的(お姫様のキスで王子の姿に戻れるとかいうやつ)なわかりやすい約束事がドラマを盛り上げてゆく。その約束事は兄によって実演される。どんなことが起こるのかわからないことで悩んでいたヒロインというのがオリジナル作品の前半であり、ついに見せるその段階においても直接的には見せなかったオリジナルに対して、このリメイク版は兄の存在によってバンバン見せる。作られた年代の差がもろに出てるなと。終盤に兄が消えてからの展開がどうもまどろっこしいのだが終わってみればナスターシャ・キンスキーの禁断の愛を描いたメロドラマだったわけで、その決着の仕方は嫌いじゃない。
[DVD(字幕)] 6点(2010-03-09 15:08:21)
37.  恐怖の足跡 《ネタバレ》 
私も例の映画の元ネタであることを知ったうえで観たので、もし知らなかったらはたしてオチに驚いたのか、そのあたりは今さら知るよしもないのですが、この作品の公開当時ならばじゅうぶんに驚けたように思います。でもけしてオチだけの映画ではなく、オチを知ったうえで観てこそ、主人公のこの世界に存在することの違和感、孤独感がいっそう引き立ってみえたような気がします。廃墟となった遊園地の遠景が実に怪しく実に寂しく、よくまあこんなにもドンピシャなロケーションを探せたものだと感心。あまりくわしくは書けませんが例の映画にはまだいろいろな意味での「救い」があったのですが、これはただそのことを知らされるだけなので、悲しい後味を残します。
[映画館(字幕)] 6点(2009-10-21 13:29:47)
38.  宮廷画家ゴヤは見た 《ネタバレ》 
『アマデウス』のゴヤ・バージョンを想像してたら全然違った。ゴヤはいなくてもいいくらいの役回り。単にゴヤの生きていた時代のお話ってだけ。でもゴヤの描いた絵がこの時代を切り取っているからこそ生まれた作品なのだろう。宮廷画家だからこそ異端審問を免れたといえるような、人を悪魔に見立てたような風刺版画はまさに「宮廷画家ゴヤは見た」である。今の視点で見るからこの世界のイビツさが際立つのではなく、その時代を生きるゴヤの目にもはっきりとそのイビツさが映されていたというところにそのイビツさに真実味が加わる。教会は神の名の下に天使を裸に剥き腕がちぎれんばかりの拷問を行う。ゴヤは見た。美しい顔が歪む様を。正義はその都度変貌することを。人間があまりに弱く愚かなことを。見応えがあった。ゴヤのモデルとなった二人の男女が時代に大きく翻弄される展開はちょっとわかりやす過ぎる気もするしドラマチックに過ぎる気もするが、まあ娯楽映画としてこの異常な世界を見せるにはこれくらいのドラマを見せないといけないのかもしれない。
[映画館(字幕)] 6点(2009-04-07 16:44:03)(良:1票)
39.  禁じられた遊び(1952)
子供の頃に観たときはなんのこっちゃでしたが、大人になって観てみるとなるほど奥が深い。学校へ通う少年は文字が読めるけど、家の大人たちは読めない。この状況が子供の頃は理解できなかった。少年はただ文字を並べて祈りの言葉を口から吐く。その露骨なまでの投げやりな口調からは当然信仰心など見えてこない。でも大人たちの疑心に溢れた行いこそが信仰から遠く離れたものとして描かれてもいる。だから大人たちは戦争をしでかすのだ。ただここが大袈裟でコミカルにすら見えてしまうのだが、コミカルな方へはけして行かずシリアスのまま進行するのでちょっと戸惑ってしまう。音楽はひたすら悲しいし。男の子がぶたれるときの女の子の泣き顔は演技なのだろうか。5歳やそこらであんな顔はできんぞ。ラストもやるせない。この作品が名作となった功績は彼女の演技が大きいと思う。
[DVD(字幕)] 6点(2008-09-16 17:52:56)(良:1票)
40.  キャビン・フィーバー(2002) 《ネタバレ》 
あらすじだけ見るとよくあるB級学園ホラーなんだけど、で、実際そんなアホっぽいノリで始まるんだけど、謎の伝染病が発生してからのノリが凄くいい。仲間内の騙し合いとかありふれた展開が繰り広げられるのかと思ったら、あるにはあるんだけど意外とそこには力が入ってない。変な心情描写とか無くって、かといって今どきのホラーにありがちなむやみに観客を驚かせたり予想できない急転直下な展開にしてみせたりといったこともしない。古風なまでに王道。なんだけど全然飽きさせないのは、往年のホラー映画のいろんなところを頂戴しまくっているというのもそうなんだろうけど、それ以上に細やかな点でのヘンテコリンな配慮が抜群に面白い味付けになっているところにあると思う。最初の感染者のもういやがらせとしか思えないように血を吐きまくるとか、汚された車の掃除とか、セックスの後に男の大事なところに殺菌クリームかなんかを塗ってたりとか、みなさんのおっしゃるパンケーキ少年もそう。これで怖かったら言うことないんですけど・・。あと、エンディングが凄かった。ゾーッとするようなことが展開されてるんだけど、めちゃくちゃのどかに見せちゃってる。ハッピーエンドのノリで。ということで限りなく7点に近い6点。 
[DVD(字幕)] 6点(2008-09-12 14:16:26)(良:1票)
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