1. クローバーフィールド/HAKAISHA
パニックムービーを、過去に経験した事がないほど「主観的に」観られる作品で、個人的にはとても楽しめた。続編を作る話があるのかは分からないが、もし作るのなら、臨場感が損なわれない程度に手ブレを修正してほしい。こういう作品を3Dで体験できたら楽しいだろうなと思うけれど、本気で気分が悪くなる人が続出しそうな気がする。 [映画館(字幕)] 8点(2009-11-08 17:35:39) |
2. グッド・シェパード
「重厚な作品」と評される事がその作品にとって褒め言葉かどうかは一概には言えないが、本作はとにかく「重厚」。明るさや軽さをうかがわせるシーンは殆ど無く、ひたすら諜報員の一生を追っていく。テーマ的に嫌いな部類ではないのだが、映画にはやはり「見せ場」というものが必要なのではないかと、こういう作品を2時間50分も観ると、さすがに思わずにはいられない。 [映画館(字幕)] 4点(2008-10-19 15:49:30) |
3. クィーン
一本の作品として非常に良く纏まっていると感じた。ヘレン・ミレンの気品と苦悩を絶妙に表現した演技も素晴らしくアカデミー受賞も納得。一見の価値があると思う。事件について思わず王室の味方をしたくなるような脚本だが(実際はもっと様々な利害関係に基づいた判断があったはず)、それはともかく、ブレア首相や王室の面々、それにダイアナ妃に対して我々が(メディアを通じて)抱いているイメージを上手く利用し、その裏側を描こうとした点が観客の興味を惹き、静かな演出にも関わらず飽きさせる事の無い一本へと昇華させている。 [映画館(字幕)] 7点(2007-08-19 11:51:13) |
4. クラッシュ(2004)
《ネタバレ》 差別の認識が薄い一方で肉親への愛情は人一倍厚い警官も、ドラッグに溺れ自らを見失う母親も、感情的行動に走ったおじさんも、犯罪に手を染めた黒人の青年も、、、「それでも毎日を生きている」。人間の弱さと強さと醜さと美しさと・・・あらゆる面が一作に凝縮されていて、何だか、たまらない気持ちになりました。下手な大作ではなく、このような心に刺さる作品に、これからもオスカーを受賞してほしい。 [映画館(字幕)] 9点(2006-07-23 12:19:11) |
5. グッバイ、レーニン!
《ネタバレ》 最期の「素晴らしいわ」にはやられた。ビデオの内容にではなく、ビデオを製作する過程に対して贈られた一言。 『ベルリンの壁崩壊』なんて、ドイツから何時間も時差のある私たちには一つのニュースとしてしか伝えられてこなかったけれど、この作品を通して東側の戸惑いなど当事者の様子が少しは分かった気がする。今までに見たドイツ映画に違わず、国民性そのままに生真面目に作られたこのドイツ製コメディは、ハリウッドのアホ臭いコメディ映画では絶対に醸し出す事の出来ない物悲しい余韻を、観客の心に残してくれた良作だったように思う。 8点(2004-10-23 23:00:17)(良:1票) |
6. クライム&ダイヤモンド
古き良き時代の香りのする作品。あれって、クリスチャン・スレーターの言ってたことが全部作り話だったら「ユージュアル・サスペクツ」と殆ど変わらないんだけど、あえてそうしなかった所にこの作品のよさを感じた。 8点(2003-04-28 12:51:19) |
7. 黒猫・白猫
『アンダーグラウンド』は悪くなかったんだが、この作品はつらかった。前作は戦時中の暗さとあの明るさの対比が儚さを醸していた気がするが、今回は単にコメディのノリになってしまった感じ。テンションや音楽が個人的に受け付けなかった事もあってこの点数です。 2点(2003-03-05 23:36:37) |
8. 暗い日曜日
1曲のいわくつきの曲の完成当時のドラマを、時代背景を上手く織り交ぜて描く良作。 イロナはもちろんだが、個人的にはラズロが印象的だった。敏腕の経営者であって人格者、恋人には寛大でしかし実は繊細で悩んで、(ネタバレ)そのラズロが胸を張り威厳をもってアウシュビッツ行きの列車に乗り込むシーンは、哀しいながら感動的。 -2点はドイツ人将校がラズロを助けるか否かの場面で結局助けなかったシーンが、『ライフ・イズ・ビューティフル』のワンシーンとどうしても重なってしまったので;; 8点(2003-02-28 11:44:07) |
9. グリッドロック
物凄く秀でた何かがあるっていう映画ではないけれど、風刺を利かせ、上手くオトして、1時間30分で上手にまとめてある作品。 さほど強く印象に残るわけではなかったけど、頭悪いキャラを演じきったティム・ロスにプラス1点で。 6点(2003-02-06 22:41:43) |
10. クリムゾン・リバー
4点の評価基準、「意外と面白くない」にピタリとハマっていると感じました^^; あのラストは、、、やっぱりコケた部類に入ると思います。 4点(2002-12-11 18:42:27) |
11. クイルズ
「コイツどういう事やってきたんだ・・・?」と、作品中に描かれていない、幽閉されていない時代のサドの所業をも連想させるJ・ラッシュの怪演は見事。-2点は、マドレーヌの死後、ラストでああなるまでの牧師の苦悩を、もう少し丁寧に描いてほしかったからです。とはいえ、J・フェニックスの演技そのものは、見てる側を完全に惹きつけるほどに素晴らしいものでした。 8点(2002-08-03 18:03:01) |
12. クルーエル・インテンションズ
予告編だけみると「官能的な部分が売りか?」って思うけど、脚本がしっかりしてて良かった。テンポが良くて中だるみもないし。あのラストも良いと思います。リース、きれい! 8点(2001-10-14 13:04:12) |
13. グリーン・デスティニー
純粋にワイヤーアクションが好きになれなくて、この点数です(竹の中でのアクションはすごかったけど)。ラストも解からなかったし。。しかし、チャン・ツィィーの演技は見事でした(それだけに、盗賊の頭の演技の下手さが際立ってましたが)。「初恋のきた道」のような作品を見ると、幅が広いなぁ~と感じます。 6点(2001-10-07 11:58:54) |
14. クッキー・フォーチュン
映画全体を通して流れてる雰囲気に、引き込まれました。 ストーリーは6点くらいだと思うけど、あの雰囲気と脚本とを絶妙にマッチさせた監督に、+2点追加します。 8点(2001-09-26 16:46:57) |
15. グッドナイト・ムーン
「ぶんばぐん」さんの意見、すごいですね。僕も「どっちかに主眼が置かれてれば、もっと楽しめるのになぁー」って思いながら観てましたから。勉強になりました。 あと、エド・ハリスの使い方はもったいないです。 7点(2001-06-23 15:26:08) |
16. クリフハンガー
いいんじゃないっすかねぇー。スタローンの時点で、内容薄いの覚悟しちゃってたし・・・。 7点(2001-06-20 22:33:52) |
17. グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版
何を見せたくてリュック・ベッソンはこの映画を撮ったのだろう・・・最後までつかみきれないままでした。 6点(2001-06-20 22:22:36) |
18. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
ロビン・ウィリアムスの「いい人」役は食傷気味っす。前評判高かったのに・・・がっくり。 6点(2001-06-20 22:05:50) |
19. グローリー
主題はすごくよくて、僕的には、「おーっ、これは久々に10点モノの映画に出会えたかぁーっ?!」って期待してたんだけど・・・ラストのあたりの演出が淡々としてて、いまいち乗り切れなかったというか・・・ それと、主人公のキャスティングもいまいちのように感じました。 8点(2001-04-24 12:52:34) |
20. グラディエーター
皇帝の演技には脱帽。本当にうまく表現できていたと思う。ラッセル・クロウもさすがに上手い。問題点もないことはないけど、この二人の演技のよさと、男としてこの映画を見た感動をプラスして、8点です。 8点(2001-04-09 14:30:53) |