1. クリムゾン・リバー
《ネタバレ》 以外と地味でした。オープニングタイトルから最初の事件までの掴みは素晴らしいと思いますが、後半に行くに従って、どんどん「フツー」のサスペンスものになっていきました。ヨーロッパの田舎町の雰囲気や、127でぽめさんも仰っている死体の人形の造形技術は素晴らしいのですが、その他はありがちで平凡レベルでした。やはり観客としては、主役二人が別々に追っていた事件が一つに交わるところを盛り上げて欲しいわけですが、本作はこの部分がなんか異様に淡白で拍子抜けしました。ジャン・レノが犬嫌いという設定も、何らかの伏線になっているのかと思いきや、別になんでもなかったし。さらに、最後の「実は双子でした」というオチと、雪崩に巻き込まれたのに妙に緊迫感が無いところなんかは、思わずズッコケてしまいました。あと、いまさらナチがどうのとか言われても、あまり現実感がなくて…。 4点(2004-05-28 10:45:27)(良:1票) |
2. クロスファイア(2000)
金子監督ということで、いたる所がガメラガメラしてます。チョイ役陣に思わずニンマリですし、オープニングタイトルもすぐに大谷さんの作曲だと分かりました。ストーリーは割と薄いけれど、凄いのはCGによる火の迫力。「水とか火とかってのは、CGで描くのは難しい」と聞いていましたが、この作品を見ると「技術はここまで来たかぁ…」と感心してしまいます。自分は、悪人が燃やされても「恐い」と思うより、そんなところで感心しきりでした。あと後半は、大爆発に次ぐ大爆発の連続で、下手なハリウッドアクションよりよっぽど迫力があります(この作品にそれが必要かどうかという議論は別として)。ところで、自分はこの作品の桃井かおりを見て初めて、モスバーガーでケチャップ(マヨだっけ?)を貰えるんだということを学びました。最後に声を大にして言いたいことは、「長澤まさみ可愛すぎ」 6点(2004-05-07 14:43:08) |
3. 紅の豚
文句無しの快作。主人公の外見はギャグだが、渋い…渋すぎる。痺れました。そこかしこに、粋なジョークと洒落が散りばめられていて、とってもクール!(俺の語彙はなんて貧弱なんだろう!)。こういう、一人も悪役が出てこない、全員気持ちのいい奴ばっかり!って映画も大好きです。見終わった後の気分は文句なし10点。加藤登紀子の歌も哀愁が漂っていてパーフェクト!森山さんもうまいが、大塚明夫氏は相変わらずいい仕事をしている。 9点(2004-03-02 19:37:31) |
4. グーニーズ
《ネタバレ》 悪者といえど、コテンパンにされるのは可哀想に思ってしまう性格なので、これやホームアローンなどは100%ノリノリには見られないのが残念…。ただ、やっぱこういう冒険モノは子ども心には非常に嬉しいわけで、ワクワクしながら見た思い出がある。余談ですが、中学の友達のお父さんはグーニーズの大ファンで、週に一度は見ているらしい。 7点(2004-01-21 20:15:51) |
5. グリーンマイル
《ネタバレ》 スポンジ濡らしながら泣いてるバリー・ペッパーに、デビッド・モースが「立ち上がる前に涙を拭け」と言うところでかなりウルッときた記憶があります。ただ、意地悪看取に所長の奥さんの病気をうつして病院送りにしちゃうのは、ちょっとやりすぎでは(王道の展開だけど)!? 不思議な余韻があると思う。 7点(2003-11-13 20:00:20) |