1. クローバーフィールド/HAKAISHA
こんな大惨事なら9.11よろしく世界に同時中継されて、もっと凄い映像が茶の間で見れたはず。こういう点で「手持ちカメラ映画」の醍醐味は薄い。ただ「臨場感」が目的のコレであるなら成功なのかも。確かに映画館で見たかった感じですね。残念なのはモンスター…何であんな眉が吊り上がって牙剥き出しで、これ見よがしな古典的悪役顔なのか。モンスターの造型は「エイリアン」や「物体X」辺りから一歩も前進してない感じ。ハリウッドは優秀なクリエーターがしのぎを削っているはずなのに…何故だろう。 [DVD(字幕)] 7点(2010-08-31 22:36:56) |
2. グッバイ、レーニン!
単なるコメディと思ってましたが、ほんわかと感動させてくれる良作。ああいうお母さんはちょっと嫌だけど。ヒロインが可愛すぎてビックリ。名前からしてトルコ系ロシア人でしょうか。恐るべし。あと映画マニアの友人の造型もいいなぁ…。「ひょうきんなドイツ人」という、ちょっと想像しがたい難役もあの顔立ちなら納得。キャスティングの妙ですね。 [DVD(字幕)] 8点(2010-05-30 06:42:55) |
3. クロッシング・ザ・ブリッジ~サウンド・オブ・イスタンブール~
劇中のお爺さん曰く「ヒップホップ?あんなの音楽じゃない。真の音楽とはエリック・クラプトンみたいなのを言うんだ・・・云々」のセリフに落胆しつつ、我慢して見続けると、中盤以降段々と伝統色、民族色が濃くなってきて良し。ただ個人的に好きなダラブッカがバッコンバッコン鳴る「いかにも」って感じのものが無くて残念。同系統の映画「モロノブラジル」でもブラジル音楽であるにも係わらずボサノヴァが出てこなかったし、ジンジャーベイカーの「イン・アフリカ」でも西アフリカ音楽であるにも係わらずグリオがでてこなかった・・・この手の映画というのは、決してその国の音楽全網羅ではなく、あくまで「製作者の立場(本作の場合プログレロッカー)から見て個人的に面白いと思う音楽を集めた」(つまり偏っている)という意識で観る必要があるかも。とはいえ、滅多に目にする事のできない多種多様な音楽が映像付で聴けて面白かったです。 [DVD(字幕)] 7点(2008-09-28 22:49:17) |
4. クジラの島の少女
どことなく「風の谷のナウシカ」。伝統文化が民族に活力を与えくれる事を如実に示す映画。 [DVD(字幕)] 8点(2006-12-06 00:31:26) |
5. 郡上一揆
日本史上最大の農民一揆といえば…痩せて干からびた農民、鋤や鍬を持ち暴発する群衆、引きずり回される城主、炎上する城…という一大スペクタクルを想像していましたが…全然違いました。暴力的なシーンといえば直訴反対派との小競り合いくらい。でもこれが実際だったんでしょうね。「虐げられた悲惨な江戸時代の農民」というイメージがいかに想像の産物であるかがわかります。考えてみれば、訴えた側だけでなく訴えられた側(役人)も吟味の上同等に処罰されると言うのは、同時代の他国の封建制と比べても驚異的に公平な制度なんですね。 ただ映画としてはやや地味すぎという感じは否めず残念。映像はとても美しい。知り合いの郡上出身のおばあさんが「風景といい人情といいあの辺の感じがよく描けている」と絶賛してました。 7点(2004-08-15 21:46:07)(良:1票) |
6. クリムゾン・リバー
《ネタバレ》 犯人の女性の演技力は凄かった。血統を重視しながらその辺の村人の血を入れるって発想が変。プロットが破綻してるのでは? あと細かい所だけど、雪崩の際に雪が「キュキュキュ」と鳴りながら迫ってくるのは他の遭難物には無いリアルさだと思った。 5点(2004-01-11 20:13:19)(良:1票) |
7. グラディエーター
世界遺産コロッセウムの在りし姿の再現が素晴らしい。 ラスト、幻想シーンから現実に戻るにあたって観衆はしんみりせずに熱狂の真っ只中であってほしかった気も。クロウがシブイ。 9点(2003-11-27 21:12:12) |