1. グランド・イリュージョン 見破られたトリック
《ネタバレ》 前作の良かった「華やかな舞台での大胆なマジック」があまり見られないのが残念なところ。何せ冒頭から逃亡の身となってしまう。 冒頭の潜入アクションは中々面白かったんだけど、別にオーシャンズシリーズでもミッションインポッシブルでもいいじゃないかという話になっちゃうしね。 しかも最初にやりたいマジックって何だったのだろうか?社長を催眠術という魔法で洗脳してしゃべらせたいことを喋らせるだけじゃないよね?だとしたら地味だなぁ。 今回は「再現可能なトリックにこだわった」という。ストロボの視覚効果で雨粒を自在に操るように見せるというのは実際にあるらしいのだが、劇中は本当にやってるんだろうか?「どうせCGでしょ?」と思われたらマジックである必要が無いが、映画でそれは厳しいよなぁ。画は良いんだけどね。 この映画らしさといえば、中盤のカードのパスリレー。だけどこれをわざわざやる理由もあんまりない。「なんでわざわざ調べられるやつにカードを送るんだよ、普通は調べられないやつに渡すだろ」というもっともなツッコミも見受けられましたね。そりゃまあそうなんだけどね、それを言っちゃぁおしまいだよw あと「再現可能なトリック」に「催眠効果など存在しない」催眠術がガンガン使われているのは・・・もうツッこんじゃ負けなんかな。予備催眠?ソンナモノナイヨ・・・ 相変わらず展開が爆速で進むので、なんで彼らがこんなことをいちいちやらなきゃならんのか?というのが理解できない時がたまにあり、その勢いでチップの偽物騒動の真相を見逃したー!・・・って思ったら、あそこ、劇中ではちゃんと説明はないのね。まあいいや。 ご都合主義ばかりで展開が爆速を繰り返されると、細かいところがどうでもよくなる半面、何が起こるのかというワクワク感も薄れてきて、「早くすごいことなんかやれよー」とヤジを飛ばしているような感じでぼーっと見てしまっていた。やりすぎるとよくないよね。 前作の設定を超絶後付けでひっくり返す今作のストーリーは、どうなのよ?って思いました。強引だなぁ。 まあ結局はなんだかよくわからんけど強引なテンポでなんだか難題そうなものがスマートに終わっていく様をボケーっと眺めているだけの映画でした。前作と同様なんだけどね、前作の方がまあ見ている側が「騙されている側」として見れるので、見ていて楽しかったね。今作はその逆の立場で見続けることになるから、このシリーズの良さというのがかなり薄れてしまった。 終盤のマジックもなんともしょぼいものが多くて・・・ あとどこかのレビューサイトでも見たけど、無駄なアクションシーンが多くてしかもそれぞれのレベルが低かったという。そこも残念。 続編決定らしいけど・・・中国マネーでまた作るのかね? [インターネット(吹替)] 3点(2018-11-27 17:14:12) |
2. グランド・イリュージョン
《ネタバレ》 出たよ、魔法の「催眠術」。アメリカでも催眠術なんぞが存在すると信じられてるんだろうか?これをメンタリストを名乗るやつがやるんだから、DaiGoも真っ青やね。 勢いだけで乗り切った感のある映画。3つのイリュージョンは第1ステージが面白かった分、他が拍子抜け。まあでも勢いだけで乗り切ったのはすごい。 魔法抜きにマジシャンがすごいクライムサスペンスを繰り広げてくれると期待してたので、ちょっと期待外れではあったけど、勢いだけで楽しめました。 [DVD(字幕)] 6点(2014-05-14 12:00:00) |
3. クラウド アトラス
不思議な映画。また見たいようなもういいような、わかったようなわからないような、楽しめたような楽しめてなかったような、不思議な映画。 各エピソードが並行して流れていくので途中は中だるみがあったけど、最後の各エピソードがクライマックスに突入していく流れはなかなか良かったかな。終わってみると不思議な余韻があるという意味では、やっぱりいい映画だったんだろうかね [DVD(字幕)] 6点(2014-04-18 10:52:55) |
4. クロニクル
《ネタバレ》 POVのある意味集大成。POVの欠点である「手振れにより見づらい」「視点が固定なので多様な視点の映像が得られない」という点を「超能力によりカメラを浮遊させる」という点で一気に克服している。これは素晴らしい手法。 カメラは1台のカメラに固定してないので、YouTubeにアップされた短い動画のつなぎ合わせのようでもあり、視点を細かく変えられる理由づけにもなる。事件が起きたらとりあえず今は動画取りますもんね。まあそのため、クローバーフィールドで使った「ビデオテープの上書きにより、メインの動画が終わった余りの時間に前に撮影した動画が流れて、効果的な演出ができる」ということはできないのだが。 物語も主人公のみじめな普段とそこから能力を得て解放されていく過程、終盤の壊れていく様がきちっと描かれてるのでそれほど唐突感もない。もうちょい終盤の破壊が欲しかったが、中々の秀作だと思われる [DVD(字幕)] 7点(2014-04-15 11:59:32)(良:1票) |
5. グリーン・ホーネット
改造を施した車で大暴れというのは非常に個人的に好きなシチュエーション。 残念なのは主人公等が「特殊能力」を持っていること。 とはいっても、超能力じゃなくて、アドレナリンが最大限に高まった時に尋常じゃない集中力を発揮するという設定なんだが、まあまるでマトリックスかのように超スローになって、ほとんど超能力状態。 こういう特殊能力はいっさもたず、ひたすらその車とその時々の機転で切り抜けていくという内容だったらかなりよかったのだが・・・ しかし敵が強いのか弱いのかイマイチよくわからん。 敵も普通のギャングで、途中で「俺は生まれ変わった!今日から俺は~~だ!!」って言うけど、なーんも変わってないしなぁ・・・ キャメロンディアスが割りと生かされてなくて、もっとあの人はハッチャケさせるべきでしょう。この映画でもそれなりにやってたけど、もっとやってもいい。 歳が歳ではありますが・・・ [DVD(字幕)] 6点(2011-12-04 11:58:46) |
6. クロッシング(2009)
ダメ人間をやらせたらぴか一のイーサン・ホークは今回もいい味出してます。 [DVD(字幕)] 6点(2011-10-20 20:50:53) |
7. クローズZERO
《ネタバレ》 漫画が原作ということで、非常に熱い展開が多い。ご都合主義だろうが、古きよき熱い少年漫画が好きな人ならはまること間違いない。挿入歌だけがほんとに邪魔 [DVD(邦画)] 8点(2008-07-24 02:12:30)(良:1票) |
8. クローバーフィールド/HAKAISHA
《ネタバレ》 久々に衝撃的な映画だった。衝撃度だけで言えば、何の予備知識もなくマトリックスを劇場で見たときと同じくらい。 事前に酔いやすいと聞いていたので最後列の席で鑑賞。確かにちょっときたけど、酔いそれほどでもなかった。 映像、シチュエーション、一切情報を明かさない点、など、どれもがうまくマッチしていて、この手の映画では最高傑作といってもいいんじゃなかろうか。スタッフロールのBGMもいい。 ちょうどこの映画が米国で上映された頃、似たような夢を見ていた。ゴジラに襲われ、逃げ惑う一般人という内容の夢だったのだが、その時観た夢から、自分だったらこういう怪獣映画を作ると考えていたものが全て映像化されていた。ビルの上から怪獣を見下ろす光景も含めて。 そのことに、若干悔しくもあり、でも予想以上に早く見れたことに嬉しかった。 ただ、スタッフロール後のセリフについては全く気がつかなかった。字幕無いし・・・ [映画館(字幕)] 9点(2008-05-02 01:12:17) |