2. 黒い家(1999)
《ネタバレ》 若槻のビビり具合には笑えるし恵は原作ではもっとしゃんとしている。どっちももぞもぞボソボソしゃべりすぎで、それが不気味というよりイライラする。そんな事ばかり気になって入り込めない!この物語は本来、リアリティのある話でもしかしたらあり得るかもしれないと怖くなるような話であると思う。が、映像の色彩の変化(明るくなったり、黄色みがかったり、暗くなったり)が現実味をなくしているし、登場人物も変な人ばかりで全然リアリティない!西村雅彦の怪演も、きっと現実味のある映像の中の登場人物であればもっと奇妙で恐ろしい存在だったかもしれないけど、あんなに非日常的な映像の中にいるとコメディ的人物にしか見えない。幸子は眼が良かったですね。何にも映さない空虚だけど暴力的な感じがでていて怖かった。原作とは違った鬼ですが、良かったです。大竹しのぶはすごい。 [DVD(邦画)] 3点(2008-12-20 14:16:41) |