1. 劇場版 響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ
《ネタバレ》 とてもよい作品。ただ、“すごい”という印象は持てなかった。テレビシリーズがそれだけよくできていた、ということだと思う。【ネタバレ注意】テレビアニメからそうだけど、中学時代のトラウマから抜け出せない人ばっかり、という印象はある。もちろん、そういう心情や性格が交錯していくようすはうまく描写されているし、終盤にいたるまで自然かつ緻密。京都アニメーションらしく画が綺麗でよく動くのもいい。ただ、演奏シーンはやたらCGと手描きを駆使している感じが強く、もっと落ち着いて演奏を聴かせてもよかったように思う。あと、テレビシリーズに比べて曲がイマイチだった気がする。モトムと親との関係がやけにアッサリしていたのと、麗奈&滝先生に至っては何の進展もなかったのが“フィナーレ”としては残念。そもそも麗奈成分が少なかった。あと、初っ端から秀一&久美子という展開で「こりゃ別れるな」と思わざるを得ないところ、まあ、それなりの展開ではあったが、勢いでキスしそうになった割に別れちゃうとか、これは後輩に迫られてデキちゃうパターンという気がする。テレビでも“根はいい子”という描写されていたデカリボン先輩が夏紀に感謝を述べたり、卒業した先輩たちが最後に登場してちゃんと様子を見せていたりと、細部まで“行き届いている”ところはさすがである。 [映画館(邦画)] 8点(2019-04-22 07:59:15) |
2. 劇場版 PSYCHO-PASS/サイコパス
《ネタバレ》 凡作。テレビアニメが微妙だったので期待はしていなかったが、テレビ放送があったので視聴。認識は変わらず。【ネタバレ注意】英語ネイティブでない声優に、むりやり英語ネイティブな人物っぽい英語をしゃべらせようとするのは勘弁してほしい。しらけてしまって、最初からストーリーへの感情移入しにくくなる。そうでなくても、設定の核となる「シビュラシステム」が私には合わないのだろう。こんなに容易に改竄されるシステムが絶対視されていること自体に問題があるし、そもそもそこまで犯罪係数を自動化できるなら(かつ、各種技術が発達した世界なら)、悪人と善人が撃ち合う必要すらないんじゃないだろうか。カッコいい雰囲気を見せているのかもしれないが、ただの勧善懲悪みたいなストーリーも薄っぺらい。 [地上波(邦画)] 4点(2019-01-23 16:13:28) |
3. 劇場版 はいからさんが通る 後編 〜花の東京大ロマン〜
《ネタバレ》 佳作。前編はよかったが、アニメ(画)もストーリーも少しレベルダウンした感じが否めない。【ネタバレ注意】原作未読の上、よく知らなかったけれど、映画の尺に収めようとするためかやや都合の良すぎる展開だった。おそらく抜粋しながらも忠実にアニメ化したのだろうからしかたないが、特に前半は個々のエピソードが説明的に進んでしまい、感情移入する余裕がなかった。そして、もちろん原作由来なのだろうけれど、たまたま通りがかったのが……というのは、さすがに偶然がすぎる。仮とはいえ名義上の妻が死んだ日に、思い人の式場に向かうという急展開にビックリ。このあたり、原作でどのように描写されているのか気になるので読んでみたいとは思う。 [映画館(邦画)] 6点(2018-10-22 07:16:14) |
4. 劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~
良作。テレビシリーズは見ていた気もするがほとんど覚えていない。CSの放送はあったけど、さすがに古い作品だけあって見続ける気力がわかなかった。劇場版についても、公開前にはキャラデザに文句を付けられていたくらいしか印象になかったが、実際に見てみたら良い作品だった。宮野真守&早見沙織という配役には安直さも感じたが、さすがベテランの域に入ったプロの声優。世界観を壊すことなどまったくなかった。あえて言うならプロットが古臭いという点はあるのだが、これも原作(未読)に忠実なためだろうと思えば受け入れられるレベル。 [映画館(邦画)] 7点(2018-10-19 22:05:22) |
5. 月光ノ仮面
《ネタバレ》 駄作。俺の100分を返せ。【ネタバレ注意】↓下記のコメントを読むと、なるほど、そういう解釈ができるのか、と思わなくもないけれど、だからすべてがすっきり解決するわけでもない。戦時中の傷でなぜ包帯巻いてるのかとか(でも取られたらまき直さなくていいらしい)、しゃべりもしないのに高座に上がらせるとか、粗忽長屋をつぶやくだけでデビューさせてしまうとか、夢落ちにしても酷いと思いつつ見ていたので、とにかく見続けるのが苦痛だった。映画館で見てたら怒り狂いそうだ。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2013-03-04 22:52:43) |
6. 劇場版TRICK トリック 霊能力者バトルロイヤル
《ネタバレ》 相変わらず駄作。【ネタバレ注意】もっとも肝心な美代子の瞬間移動トリックは、それくらいしかないんじゃないかというネタで、まさにその通りだった。シリーズ全体に言えることだが、娯楽映画のつくりなのに簡単に人を殺し過ぎると思う。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-09-04 17:18:58) |
7. 劇場版 空の境界 終章 空の境界
これを作った理由がわからない。少ない画で1回分の時間を稼ごうというのだろうか。なくても問題ない。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2011-08-21 22:27:48) |