1. 刑事マルティン・ベック
《ネタバレ》 あまり期待しすぎずに見たためか、なかなか面白い映画だった。 ■映画の雰囲気はまさに「ヨーロッパ」という感じのドキュメンタリータッチで淡々と、そして乾いた感じで描きだす手法。冒頭の殺人シーンやヘリのシーンはハリウッドではまずやらないであろう撮り方だなぁと思った。 ■前半が捜査、後半が一転して銃撃戦。ただしヒーロー的な展開ではなく、地味に作戦を試み失敗し、の繰り返しで、ラストもなかなかにあっけない。しかし実際の事件はああいうものであろう。(ただしヘリの作戦だけはいただけない。あれは犯人に殺してくれと言わんばかりの方法だろうに) ■展開が勧善懲悪では全然ないところもリアルさを感じさせる。 [DVD(字幕)] 6点(2011-11-07 00:01:33) |
2. ゲッタウェイ(1972)
《ネタバレ》 ショットガンはバンバンぶっ放すというバイオレンスな側面と、しかし精神的に強いのは女の方(まああの医者の妻はなかなかにクズではあるとは思うけど)。二つの夫婦の中が壊れ、そしてそれがどう修復できるか否かという方に主眼を写しつつ、しかしその描写はバイオレンスさがむんむんとしているという、ペキンパーぽくてそうではない感じ。でもまぁ見ていて楽しめたので普通にいいと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2011-01-17 00:59:07) |
3. 月世界旅行
《ネタバレ》 これが世界初の娯楽映画かー、と思いながら鑑賞。なんと1902年(!)に作られた、わずか11分のショートムービーだが、ロケット作って月に行って月人と戦って帰ってくるという、なかなかてんこ盛りの内容。雰囲気は劇に近い。 科学的にはめちゃくちゃ(科学者が普通の格好で月に降り立ってるし、草生えてるし、月笑ってるし、万有引力ガン無視だし笑)だけど、時代性と、ここまでやってくれればもうどうでもいいというかなんというか。まあ楽しませてもらいました。これが映画の原点なんだなー [DVD(字幕)] 9点(2010-08-18 01:04:37) |
4. 幻影師アイゼンハイム
《ネタバレ》 ■ラストが近付くにつれて予感はされたが、最後の落ちは思ったよりもうまくかかってしまった。 落ちを知ってから考えると、「こんなにうまくいくか!?」だが、ある意味「これもあり」な気もする。マジシャンってそういう綱渡りを成功させるものでもあるし。 ■映像と音楽の雰囲気は良かったので、わりと見ていて気分はよかった。 ■マジックのシーンがもろCGなのはどうかと思うけど。もう少し古典的なマジックに出来なかったのかなぁ。 ■この展開だとさすがに皇太子がかわいそう。まあもとからソフィーは嫌がってたようだというのがせめてもの救いか。 ■警部の心理がよくわからない。ここはもっと描くべきだと思う。相当キーパーソンなんだし。 ■別にこの映画はアイゼンハイムの行動を善として描いているのかはきわどい気がする。一歩引いて見ると結構この映画は面白いような。 [DVD(字幕)] 7点(2008-12-30 00:03:04)(良:1票) |
5. 刑事コロンボ/二枚のドガの絵<TVM>
《ネタバレ》 刑事コロンボこれが初です。 途中のストーリーもまあまあユーモラスで面白く、そしてラスト、おお~、でした。そんなにうまくいくかという疑問も残りますが、きれいにまとまりましたね。確かに触ってる!!!な感じ。 [DVD(吹替)] 9点(2006-12-29 22:09:34) |
6. 激突!<TVM>
《ネタバレ》 さすがに最後までこれだと長すぎる感じ。もっと短く出来たはず。 主人公以外に迷惑はかけないという暗黙の了解があるものと思っていたが、電話ボックスのシーンであっけなく破られてしまって、そこら辺で評価を下げた感じ。 [DVD(字幕)] 8点(2006-12-18 18:25:56) |